2011年01月05日

健康と生命と仏法を語る 第一回 「風邪は万病のもと」 3

健康と生命と仏法を語る 第一回 「風邪は万病のもと」 3

仏典にも治療・予防・看護法が
森田: 仏法と医学の関係が、いよいよ大切なテーマになってくると思います。

名誉会長: そうですね。釈尊の出家の出発点は「生老病死」――「生まれる苦しみ」「老いる苦しみ」「病む苦しみ」「死ぬ苦しみ」を、どう乗り越えるかにあった。その解決を目指すという点では、医学も目的は同じだと思います。
医学は「知識」を賢明に使って、病気と闘う。仏法は人間の「智慧」を開発して、医学の治療も最大限に生かしていく。自身の生命のリズムを整え、生命力を高めていくものです。

成見: 仏典には、当時、世界の最先端であったインド医学の真髄が取り入れられていますね。

椎場: 病気やその原因、具体的な治療法や予防法、そして看護法まで記されているのには、びっくりしました。

名誉会長: 仏法は、健康で、生き生きと人生を生きる智慧を教えたものです。生命の「健康法」であり、真の意味での「長寿の法」なのです。

posted by ハジャケン at 09:48| 山梨 ☀| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月27日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 8(完)

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 8
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆悩みがあるから豊かになれる!
【西山】 病気と闘えば、不屈の精神力も鍛えられる。多くの学会員の患者さんを見て、そう思います。
自分が重い病気を患っていても、同室の患者さんはもちろん、お見舞いの人までも、全魂を注いで激励されています。
【名誉会長】 神々しい姿です。日ごろから、人のため、社会のために生き抜いてきた人は、いざという時に強い。病気や死に直面しても、泰然自若と立ち向かう勇気と信念をもっている。
さらに、信仰の力で病と闘えば、一段と深い境涯が開かれていく。友に力強い励ましが贈れる ── それ自体が病に勝っている姿です。
オーストリアの精神医学者・フランクルは語っています。「われわれは苦悩において成熟し、苦悩において成長するのであり、苦悩はわれわれをより豊かに且(か)つ強力にしてくれる」(霜山徳爾訳『フランクル著作集2』みすず書房)
【成見】 ナチスの強制収容所を経験した人の言葉だけに重みがありますね。
【名誉会長】 仏法では「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」と説きます。人生に悩みは尽きない。悩みがあるからこそ御本尊に祈る。祈って努力し、成長すれば、心がより豊かに、強くなれる。悩みが智慧のエネルギー源となり、幸福を開いていくのです。
病苦も同じです。病気があるから、人間は人生の意味を洞察し、生命の尊厳性を学び、一段と充実した人生を開拓できる。
御書に「病によって悟りを求める心は起こる」(1480ページ、通解)と教えられている通り、「病苦即菩提」であり、「病魔即善知識」です。妙法の力で、苦しみを楽しみに、不安を希望に、心配を安心に、一切のマイナスを転じてプラスに変えられる。しかも、唱題による強い生命力と智慧で、現実に、病魔に打ち勝つことが可能となります。
【西山】 日ごろ、信心で病気から見事に蘇生した患者さんを目の当たりにして、そう強く確信しています。
【名誉会長】 ですから、病気になること自体は、少しも恥ずかしいことではない。人生の不幸でも、敗北でもない。仏法によって、人生勝利の証に転換することができるのです。
そして、自分だけでなく、一家・一族までも守っていくことができる。これが妙法の不可思議な力です。
ともあれ、老いの苦悩や不安を、どう乗り越えていくのか。病気や死によっても揺るがない「常楽我浄」の幸福境涯を、いかに確立するか ── 正しき生死観、生命観、そして人生観を、ますます21世紀は希求していると言ってよいでしょう。
【上東】 心ある医学者は、深い精神性、哲学性を真剣に探求し始めています。
【名誉会長】 そうした時代の要請にこたえ、確固たる解答を提示するためにも、今後は、若いドクター、医学生も交え、新しい視点、新しい発想で語り合いたい。新しい人材を育て、若々しい生命力を輝かせながら、はつらつと「健康の世紀」を切り開いていきましょう!(完)
posted by ハジャケン at 22:02| ☁| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 7

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 7
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆ロマン・ロラン「病気は魂を解放する! 」
【名誉会長】 日蓮大聖人は「病気の原因を知らない人が病気を治療すれば、いよいよ病気は倍増するであろう」(御書921ページ、通解)と述べられている。医師の責任は重大ですね。
同時に、患者である私たちも注意しなければならない。風邪であっても、"なぜ、ひいたのか""どこに根本の原因があったのか"と、自身の生活を省みることが必要ではないでしょうか。
【上東】 風邪は寝不足や心身の疲労のサインとも考えられます。
また、生活習慣病の方から話を聞くと、皆さん、その病気になるには、それなりの原因があるんです。
【成見】 食生活の乱れ、運動不足、ストレス、その背景に、自身の心をコントロールできない弱さが見られるケースもあります。
【名誉会長】 そうした自律心の欠如は、生活の他の分野にも必ず影響を及ぼしている。ですから、病気になったことを安易にとらえてはいけない。イギリスのことわざに「病気は、われわれの本性(ほんしょう)を教えてくれる」とあります。病を契機(けいき)に生命と人生を見つめ直し、自分の境涯を大きく広げていくべきなのです。
【西山】 病気を患って、病弱な人や高齢者の不自由さを身をもって体験すると、より多くの人の心が分かるようになると思いますが。
【名誉会長】 その通りです。心が澄んで優しくなれる。
フランスの文豪ロマン・ロランはつづっています。「病気は往々(おうおう)ためになるものである。病気は身体をこわしながら、魂を解放する、魂を浄(きよ)める」(豊島与志雄訳『ジャン・クリストフ』岩波書店)と。 それだけでなく、病に立ち向かう人生は、生きる喜びを深く味わえる。
【上東】 先生の青春時代は病との闘争だったと、伺っています。
【名誉会長】 そうです。私は幼いころから病弱でした。青春時代は結核に苦しんだ。医師からは'「30歳まで生きられるかどうか」と言われたこともある。
そのため、いや応なく死と向かい合わせに生きた。
しかし、戸田先生と出会い、広宣流布という大目的に生き抜いたがゆえに、一瞬一瞬を最高に充実させ、完全に燃焼させて生きることができました。
posted by ハジャケン at 09:42| ☁| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月10日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 6

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 6
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆「たかが風邪」と甘く見ない
【名誉会長】 話は戻りますが、「風邪は万病のもと」と、よく言いますね。
【上東】 2000年近く前の中国最古の医書には、「風は百病の長である。それが変化していくと、たちまちに他の病気となる」とあります(「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」)。おそらく、そこから「風邪は万病のもと」という言葉が生まれたのでしょう。
【成見】 しかし、その医書にある「風」とは「風邪(ふうじゃ)」の意味でしょう。中国医学では、病気を引き起こす気候などの外的要因を「邪(じゃ)」と呼び、それには6種類あるとしています。その一つが「風邪(ふうじゃ)」です。
「風邪」は、風のように素早く伝わるもので、他の邪を伴いやすく、いろんな病気を出現させやすいという特徴があります。
【名誉会長】 なるほど、明快ですね。
【上東】 風邪が引き金となって、肺炎や心筋炎、腎炎などを引き起こすこともあります。特に風邪をこじらせ、体力が衰えている時などは要注意です。
【西山】 また、心配なのは、発熱や咳など、風邪と似たような症状のために、"これは風邪だな"と安易に思い込み、重大な病気を見逃してしまうことです。
【成見】 肺結核や肺がん、胸膜炎、膠原病(こうげんびょう)、急性腎盂炎(じんうえん)、インフルエンザの初期など、発熱や咳などを伴う病気は限りなくあります。
【名誉会長】 「たかが風邪」と甘く見てはいけませんね。
【上東】 診断する医師の側も、よく見極める必要があります。
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2008年11月29日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 5

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 5
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆薬も張り合う提婆(だいば)の嫉妬心
【名誉会長】 釈尊も風邪をひいたようですよ(笑い)。薬を飲んだという記録がある(「賢愚経(けんぐきょう)」)。
ある時、釈尊が風邪をひいた。すると、侍医であり、当時、高名な医師であった耆婆(ぎば)が蘇(そ=牛や羊の乳を精製したもの)を32種類の薬と調合して、釈尊に日に480グラム服用させます。
【西山】 耆婆と言えば、仏敵の提婆達多(だいばだった)と戦ったことで有名ですね。
【名誉会長】 そうです。
提婆にたぶらかされて狂った権力者・阿闍世王(あじゃせおう)を諌めたことでも知られています。
その提婆の耳に、釈尊が薬を飲んだという話が入る。すると提婆は風邪もひいていないのに、対抗心から釈尊と同じように薬を飲んでみせようと、耆婆に「私にも調合せよ」と命じた。
提婆は日ごろからおごりたかぶり、内心では釈尊に嫉妬を抱いていたのです。 耆婆は同じように調合しましたが、「日に60グラムだけ飲むように」と注意する。しかし、提婆は「釈尊が480グラムなら私も480グラム飲まねばならない」と言い張った。 耆婆は警告します。
「釈尊の体は、あなたと同じではない。もしあなたが480グラムも服用すれば、必ず副作用が出るでしょう」。しかし、提婆は譲らない。「そんな心配はない。私と釈尊の体に何の違いがあるのか。飲んでみせよう」。とうとう日に480グラムの薬を飲んでしまった。ところが提婆は、体の節々に痛みが走り、かえって体調を崩します。あまりの痛みに、声を出して苦しみ、のたうち回ったという。
【成見】 この仏典の話は、薬の服用量の是非というよりも、むしろ提婆のごう慢な嫉妬の心がもたらす害悪を厳しく戒めたものですね。
【名誉会長】 そうです。苦しみもがく提婆を哀れんだ釈尊が、彼の頭をなでたところ、痛みは瞬時に消え、苦悩をいやすことができたといいます。 確かに、この逸話からも、釈尊に対する提婆達多の嫉妬が異常であったことが分かる。戸田先生も、提婆の本性は「男の嫉妬心」であると厳しく言われていた。
それが証拠に、提婆は釈尊に助けられたことを感謝するどころか、「さらに医道を学び、見返してみせる」と語ったといいます。
【西山】 提婆のような恩知らずの焼きもち焼きは、現代にもいますね(笑い)。
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2008年11月22日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 4

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 4
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆慈悲とは行動 抜苦与楽(ばっくよらく)を!
【名誉会長】 上東さんはドクター部の健康相談室を担当されていますね。
【上東】 12年前、ドクター部の創価青年医学者会議が結成された折、「医師として、何か具体的にできないか」と、先輩と相談して浮かんだのが「健康椙談室」でした。 今、医療の現場では「医師と患者さんのコミュニケーションが、とても重要視されています。ですが、実際には課題も多い。患者さんの悩みを少しでも和らげ、地域・社会のお役に立てればと思ったのです。
【名誉会長】 慈悲とは、仏法で「抜苦与楽」(ばっくよらく=苦を抜き、楽を与える)と説きます。生老病死に苦しむ人の声に敏感に反応し、親身になって聞いてあげる。赫々(かっかく)たる励ましの光線を送ってあげる ── これが慈悲の医学であり、ドクター部の使命ではないでしょうか。
【上東】 患者さんたちの安心と希望の灯台になれるよう、努力してまいります。
【西山】 ところで、仏は「少病少悩(しょうびょうしょうのう)」と言われますが、風邪にもかかったりするのでしょうか(笑い)。
posted by ハジャケン at 10:06| ☁| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 3

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 3
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆女性の視点は健康に不可欠
【名誉会長】 話は変わりますが、西山さんは、おじいさまとお父さまが、医師をされていたと伺っています。おじいさまは、戦時中、広島で開業医として、被爆者の治療にも当たられたそうですね。
【西山】 はい。私が5歳の時でした。あまりに悲惨な光景を孫に見せたくないと思ったのでしょう。診察室に来てはならないと厳命されました。 家族の目を忍んで、そっとのぞいてみると、皆、被爆のショックのために声も上げられない。うつろな目をして座り込んだままです。見てはいけないものを見てしまった気がして、急に怖くなったのを覚えています。 私が生命を守る医師という職業を選んだのも、この時の光景が脳裏に焼き付いていたからかもしれません。
【名誉会長】 西山さんは、本年、初代の女性ドクター部長に就任されました。女性の存在が、ますます重要な時代になっている。特に「健康の世紀」は、女性の視点が不可欠です。いっそうの活躍をお願いします。 成見さんは、生老病死を意識された経験はありますか。
【成見】 中学生のころ、骨の炎症を疑われ、腕を手術したことがあります。その時、死を初めて強く意識しました。
その後、創価高校に進学し、創立者の池田先生から教えていただいた「十年一剣を磨く」 ── その指針を胸に、一人を大切にする医師として社会に貢献したいと勉学に励みました。
医師になってからは、患者さんだけでなく、ご家族の「生老病死」の苦悩とも、かかわっていく責任があると実感していま死
【名誉会長】 創価学園出身の医師も、現役の医学生を含めて、310人となりました。学園生が社会のあらゆる分野で、見事に勝利の実証を示してくれている。創立者として、これほどうれしく、誇り高いことはありません。
posted by ハジャケン at 11:17| ☁| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 2

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 2
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦

◆◆ 宇宙も生老病死が法則
◆万物は生と死を永遠に繰り返す
【成見】 生老病死の法則は、人間だけではありませんね。
【名誉会長】 その通りです。草木も、動物も、宇宙の万物すべてが生老病死、成住壊空(じょうじゅうえくう=生成し、存続し、壊れ、空に戻る過程)のリズムに貫かれています。
少々難しくなりますが、「生老病死」は、決して一人の人間の課題にとどまらない、宇宙の本然的な課題なのです。その意味で、「健康の世紀」「生命の世紀」は「地球の世紀」「宇宙の世紀」と言えるかもしれない。
さらに仏法では"天も地も、太陽も月も、惑星も、人間も、生まれては死に、また生まれては死んでいく。永遠に、生死のいずれかの形をとる"と説かれています(御書1336ページ)。
人間の生老病死、宇宙の生老病死、そして過去・現在・未来の三世から見た生老病死 ── 仏法で説く生老病死は多次元にわたっているのです。
【上東】 かつて池田先生が対談された、世界的な天文学者であるフレッド・ホイル博士も「宇宙が生まれ、成長し、死んでいく ── 宇宙の生死については、一回限りという考え方と、生死のサイクルを繰り返すという考え方があります」と語っていました。
posted by ハジャケン at 23:10| ☁| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 1

「生老病死」を語る 第1回 風邪から学ぶ 1
◆◆◆ 生死こそ時代の焦点
◆◆◆ 〔無常の人生を価値の人生へ〕仏法は変革に挑戦


【池田名誉会長】 「21世紀を生命の世紀に! 」 ── これは、ライナス・ポーリング博士との語らいのテーマでした。
博士は、ただ一人、単独でノーベル化学賞と平和賞を受賞された、不世出の科学者です。
博士は指摘されました。「生命の世紀とは、人間生命そのものに今まで以上
の焦点が当たり、人間の幸福と健康が大事にされる時代だと思います」と。
この博士の予見通りになりました。
【成見・創価青年医学者会議室長】 臓器移植、体外受精、遺伝子治療、クローン技術など、ますます「生命」に挑戦する科学技術の倫理性が重大な問題となっています。また、健康・長寿への注目は、いっそう高くなってきました。
【西山・女性ドクター部長】 先日の読売新聞の調査でも、読みたい本の分野のトップは、「健康・医療・福祉・年金」でした。高齢社会の必然的な流れですね。
【上東・東京ドクター部書記長】 今年の政府の発表によると、わが国の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は20%。10年後には、さらに伸び、4人に1人がお年寄りの「超高齢社会」になると予想されています。
【名誉会長】 こうした長寿社会が実現したのは、食生活や保健衛生の改善に加え、医学の進歩などによるところが大きい。
【成見】 ただ、安楽死や尊厳死などの問題もあります。寿命が延びれば延びるほど、いかに健康で充実した人生の総仕上げを飾れるかが問われてくることも事実です。
いずれにしても、人類は根源的な問いを突き付けられています。死とは何か、そして、充実の生とは何なのか、と。
【名誉会長】 「生老病死」 ── それは万人が避けて通れない悩みです。人生にとって最重要の課題であり、人類にとって永遠の命題です。
これまで私は、さまざまな角度から「生命」や「健康」「医学と仏法」について論じてきましたが、「生老病死」は時代の焦点です。一段と重要なテーマになってきています。
その意味から、もう一重(いちじゅう)、深い次元で、「健康の世紀」「生命の世紀」を担うドクター部の皆さんと論じておきたいのです。
【西山・成見・上東】 よろしくお願いします。
【西山】 日ごろ、患者さんの生老病死に深く接している私たちも、仏法の眼から見るとどうなのか、先生に伺いたいことがたくさんあります。
【名誉会長】 遠慮せず、何でも率直に聞いてください。机を前にして構えて話すのではなく、ゆったりと、イチョウ並木を歩きながら懇談するような雰囲気でやりましょう。
posted by ハジャケン at 13:56| ☁| 生老病死を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする