2017年02月10日

名字の言〉 2017年2月10日

駅のホームで手伝いを必要とする人がいる。「何かお困りですか?」と声を掛けようか躊躇するうちに機を逸してしまった。こんな経験はないだろうか▼善行をなすときには勇気が必要だが、こうした場合は勇気のあるなしよりも、むしろ“習慣になっているかどうか”で行動が違ってくるだろう。ある文化人は、困っている人に自然に手を差し伸べることが「自分の人生の一部になる必要がある」と指摘する▼アメリカでは10代からホームレスへの炊き出しなどを重ねることで、ボランティア精神を身に付けるという地域がある。やり方はさまざまあるにしても、自分の小さな世界にとどまることなく、同じ「人間として」行動する日頃からの訓練や教育が重要といえる▼海外の企業から日本の企業のトップに就いた人が、「愕然としたことがある」と言っていた。一つは、日本社会に「社会貢献の文化が乏しい」こと、もう一つは「女性の登用など多様性が乏しい」こと。ただ前者は、東日本大震災を契機に「急速に根付いてきた」とも▼仏法は「同苦」の姿勢――自分の心の中に他者を置き、相手を理解する努力と行動を教える。震災から間もなく6年。被災地の「苦しむ心」を置き去りにせず、同苦し続ける自分でありたいと思う。(側)
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2017年02月09日

名字の言〉 2017年2月9日

1分の1と100分の100。算数では、どちらも同じ「1」だが、人間の世界では大いに違う▼実はギター作りの話。楽器製作者の椎野秀聰さんは、職人1人が全工程を手掛けることを「1分の1」。100人が各工程を担当することを「100分の100」と表現する▼職人1人が作るギターには、1人の経験や技術だけが込められる。一方で「100分の100」の魅力は、それぞれに特化した専門知識と技能を結集できることだという。各工程の担当者が力を注ぐほど、ギター「1本」が、違う「1本」になる。そして「分母の数が大きくなればなる程、面白みは増していく」と(『僕らが作ったギターの名器』文春新書)▼釈尊の十大弟子は、それぞれ第一とされる能力を生かして弘教に励んだ。池田先生は釈尊の時代と現代を比較し、「広宣流布の伸展も立体的、多元的になっており、『十人』程度の人材ではとうてい足りるはずもない。世界広布のためには、何万、何十万の人材が必要なのである」と述べた▼舞台を最前線の地区・ブロックに移しても同様であろう。広布の目標を掲げ、挑戦する過程に、“代表選手”でなく一人でも多くの友が加わってこそ、地域広布は躍進する。“分母の数”だけ生命の歓喜も大きくなる。(値)
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2017年02月08日

名字の言〉 2017年2月8日

力強く鍵盤をたたくと、脳から“やったるで効果”が出て、頭が良くなる――そんな理由で母にピアノを習わされた、とジャズシンガーの綾戸智恵さんが、かつて、ラジオ番組で自身の少女時代を語っていた▼綾戸さんのお母さんの説が、医学的に正しいかは分からない。ただ、ある楽曲のフレーズを聴くと、気持ちのスイッチが入ることがある。そう言われると、うなずく人も多いのではないか▼先日、音楽隊の「しなの合唱団」が宮城を訪れ、復興支援の「希望の絆」コンサートを県内各地で行った。仙台市での公演の最後は「母」の曲だった。〽母よ、と歌声が響くや、会場のあちこちで目頭を押さえる人の姿があった▼愛し育んでくれた母。わが地域の広布の母。震災以来、涙を封印し、気丈に家族を守ってきた母である自分自身……皆がそれぞれの“母”を思い浮かべていたのだろう。そして、合唱団が歌い終わった瞬間、聴衆は、りりしい顔で喝采を送っていた。皆の心の“やったるでスイッチ”が入ったのだろう▼池田先生は「『今』『ここで』『直ちに』人間の生命を励ますことができる。これが音楽の妙なる力」と。音楽の力は偉大だ。そして、その力を心いっぱいに受け止めて、立ち上がる人間も、また偉大になれる。(城)
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2017年02月07日

名字の言〉 2017年2月7日

御書を開き、「立正安国論」を学んだ壮年が「青年部時代の書き込みを見つけて、決意を新たにしました」と、うれしそうに語っていた。先月末の「教学部教授講座」での一こま▼学会は創価三代の会長のもと、御書を心肝に染め、「実践の教学」を貫いてきた。事実、学会員の多くは皆、“座右の御書”ともいうべき一節を心に刻み、人生を歩んでいる▼栃木の男子部員が発心したのは24歳の時。きっかけは、父親が脳梗塞で倒れたことだった。医師も悲観する意識不明の重体。そんな中、男子部の部長が彼を励ました。「今こそ題目だ。御書に『なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし』(1192ページ)とある。絶対に大丈夫だ!」▼確信の言葉に触れ、彼は初めて真剣に唱題に励んだ。治療は奏功し、1カ月後に父親の意識が回復。「家族の題目の声が聞こえた。一緒に唱題していたよ」と父は語った。以来、彼は「法華経の兵法」を根本に広布の最前線で奮闘。現在は総栃木男子部のリーダーとして人材を育てる▼池田先生は、「御書の通りに戦えば、絶対に間違いなく勝てる。御書こそ、究極の将軍学である」と語っている。日々、「御書根本」の実践に立ち戻り、新時代の「二月闘争」を進んでいきたい。(鷹)
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2017年02月06日

名字の言〉 2017年2月6日

すぐ目の前にいる同僚と、メールで“会話”する若者が増えているそうだ。パソコンやスマートフォンが普及する現代社会。以前なら直接、言葉を交わしていた場面でも、メールやラインでのやりとりが多くなっていないか▼こうした状況に警鐘を鳴らすのは、脳生理学者の有田秀穂氏。メールだけのコミュニケーションでは、人を信頼し、人のために何かしたいとの気持ちが減退するという(『「脳の疲れ」がとれる生活術』PHP文庫)。鍵になるのが「オキシトシン」という神経物質だ▼オキシトシンとは、別名「幸福ホルモン」。他者への信頼感を強め、ストレスが消えて幸福感が増す作用がある。さらに血圧の上昇を抑えて、心臓の機能を向上させ、長寿になるとの研究結果も▼オキシトシンの分泌を促すのは、スキンシップや一家だんらんなどの親しい語らいだという。人の幸福を願ったり、親切を心掛けたりすることもいい。他者に関わる行動自体が、心と体を健やかにする▼日蓮大聖人は「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)と。友のために動くと、同時にわが生命も躍動する。さらに仏法を語れば、歓喜と功徳は計り知れない。この自他共の幸福の道を、今日も生き生きと歩みたい。(剛)
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2017年02月05日

名字の言〉 2017年2月5日

冬晴れの午後、近くの公園を散策した。寒風の中、色鮮やかに咲き薫る梅や椿の美しさに目を奪われた▼花々は直接、何かをしてくれたわけではない。ただ“咲いているだけ”。しかし、自身の使命を全うするかのように色めく姿は、大切なことを教えてくれる▼心理学者のアドラーは、「普通であることの勇気を持て」と訴えた。子の存在そのものが親にとっての喜びであるように、特別なことをした時にだけ自分に価値があるのではなく、“ありのままの自分でこそ他者に貢献できる”と捉えれば、生きる勇気が生まれると(岸見一郎著『生きづらさからの脱却』筑摩選書)▼3年前に入会した三重県の男子部員。他人の目ばかりが気になり、自信が持てなかった。そんな彼の元に地区の同志や男子部の友が通い、「大丈夫。君らしくやればいいんだ」と励まし続けた。自分を信じ、待っていてくれる人がいる――彼の中に自信が芽生えた。その喜びを伝えようと対話に挑戦し、5人の友人に弘教を。明るく変わる彼の姿をそばで見ていた父親も、昨年末に入会。歓喜は幾重にも広がる▼御書に「はたらかさず・つくろわず・もとの儘」(759ページ)と。飾らない姿と言葉が、人の心を動かす。大誠実こそ、真実の友情を築く要諦である。(靖)
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2017年02月04日

名字の言〉 2017年2月4日

「御書の研さんがますます楽しみ」「要望に応えてもらい感謝」――本紙新年号から「寸鉄」欄に登場する御書にページ数が付記され、多くの喜びの声を頂戴した。「寸鉄」を書き写し、御書を開くという方ばかり。真摯な求道の心に、身の引き締まる思いがする▼定年を迎えた東京の壮年は日々、心に残った本紙の記事を切り抜き、ノートに貼る。余白には感想や意見がびっしり。座談会でノートを開きつつ、広宣流布の世界的な広がりを生き生きと語る。地道な努力に裏付けされた言葉には、確かな説得力があった▼お茶の水女子大学名誉教授の外山滋比古氏は、朝昼夕の2時間ほど新聞を読む。頭を働かせ、自らを高め続けることが目的だという。93歳の今もなお、執筆など精力的に活動する▼氏は中高年に向けて、新聞を活用した自学自習を勧める。毎日、自宅に居ながら新しい情報が届く新聞を生かせば、いくつになっても自分を新しくできる、と(『新聞大学』扶桑社)▼池田先生は「創価学会は、文字通り『学ぶ会』である。世界第一の生命尊厳の極理を学び、立正安国の平和・文化・教育の大哲学を行じゆくのだ」と語る。向学の心こそ学会の誉れの伝統。本紙もまた、読者の皆さまの学びの人生に資するため、紙面の一層の充実に努めたい。(差)
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2017年02月03日

名字の言〉 2017年2月3日

65年前の「二月闘争」。その最中、青年部による第1回の教学の研究発表会が開催された。この席上で、戸田先生は初めて「地球民族主義」との言葉を用いた▼東西陣営が激しく対立し、不信が渦巻いていた時代。恩師は一人一人の根本的な意識変革によってこそ、人間を分断するイデオロギーの壁が破られ、地球上から悲惨の二字を無くすことができると考えたのである▼戸田先生は「地球民族主義」について、発表会の場では一言も説明を加えなかった。思想の意義を示し、宣揚し続けたのは池田先生である。本年の「SGIの日」記念提言では「地球民族主義」について、「『誰も置き去りにしない』という、国連が現在、国際社会を挙げて成し遂げようと呼び掛けているビジョンとも響き合う思想」と位置付けている▼「地球民族主義」を実現するための具体的方途は「対話」である。地球には、一人として同じ人間はいない。それぞれが、かけがえのない固有の文化の中に生きている。だからこそ、“同じ地球に生きる人間”という共通項を手放さず、胸襟を開いて語り合うことだ▼自国優先主義が拡大する世界にあって、仏教の万人尊敬の教えに根差した対話の哲学が、今ほど求められる時はない。足元から挑戦を開始したい。(芯)
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2017年02月02日

名字の言〉 2017年2月2日

腹をすかせたキツネが、支柱から垂れ下がるブドウを見つけた。取ろうとしたが届かない。立ち去り際に独り言。「まだ熟れてない」――“できないことを何かのせいにしてごまかす人がいる”ことを表した寓話だ(『イソップ寓話集』中務哲郎訳、岩波文庫)▼環境や状況のせい、他人のせい、タイミングのせい……人は、“できない理由”を外に求め、自己正当化してしまいがち。しかし、そんな理由を並べているうちは、成長への軌道は開けない▼10年以上、自宅に引きこもっていた男子部員。先輩に励まされ、弘教に挑戦した。対話した友人が、次第に悩みを打ち明けてきた。自信がない。○○が憎い。○○に困っている――驚いた。まさに自分の変えたい部分。友人が自身の“鏡”の存在だと思った。弘教を実らせた彼は胸を張って語る。「対話は、弱い自分と向き合い、変わるためでもあるんですね」▼池田先生は小説『新・人間革命』につづっている。「仏法者というのは『自己挑戦』の人、『自己対決』の人です。我即宇宙ですから、自身を征する人は一切に勝つことができます」▼「人のせい」から「人のおかげ」へ。「逆境だから無理」から「逆境だからこそ成長できる」へ。勝利を開く鍵は、自身の一念の変革にある。(速)
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2017年02月01日

名字の言〉 2017年2月1日

英語の「spot」には「場所・現場」のほか、「見つける」等の意味がある。机上で終わらせず実際の場所に立てば、新しい発見があるものだ▼長崎のテーマパーク・ハウステンボスの澤田秀雄社長は、現場第一の人。7年前、18年間の赤字が続く同社の再建を託されるも、冬季の集客率の低さに悩まされた。打開策を探そうと、園内をくまなく歩いて回った▼日暮れが早く、花も咲きづらい。その中で思い付く。「暗いなら明るく、花が咲かないなら“光の花”を」と。多数のLEDで、世界最大級のイルミネーションを考案。日が短い分、華やかな演出を長く観賞してもらえると発想を変えた。その結果、冬季に多くの客を呼び込むことに成功。創業から初めて経営が黒字に転じた▼いかなる分野においても「現場」に発展の鍵がある。学会もまた、リーダーが現場に身を置き、考え、行動することを重視してきた。65年前の「二月闘争」では、池田先生は組織の最小単位の「組(現在のブロック)」に焦点を当て、自身は同志の家を歩きに歩いた▼打ち合わせや会合は大切だが、友の元へ足を運び、耳を傾ける労を惜しむまい。そこに人間革命のドラマがあり、変革への知恵があるからだ。寒風に胸張り、最前線へ飛び出そう。(剣)
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2017年01月31日

名字の言〉 2017年1月31日

携帯電話の待ち受け画面は、空のアイスクリームのカップを写した画像だった。不思議に思い、その理由を持ち主の婦人部員に聞いた▼小学生だった息子が遠足に行く日の朝、彼女は体調を崩して寝込んでいた。それでも弁当を作り、送り出した。お土産に、と息子は母の大好きなアイスクリームを買う。だが、持ち帰った時には溶けきっていた▼「おっちょこちょいな、わが子らしい」と述懐する婦人は泣き笑い。以来、そのカップを大事にとってあるという。婦人が宝のように大切にしているのは、息子の「優しい気持ち」だろう。今や立派な青年になった“息子”は、母の隣で照れ笑い。周囲も親思いの彼をたたえた▼ある仏法説話を思い出す。道端で、徳勝童子、無勝童子という2人の子どもが土遊びをしていると、釈尊が弟子を連れて通り掛かった。2人が、実際には食べられない土の餅を供養すると、釈尊はほほ笑み、受け取った。その功徳で徳勝童子は、後にアショカ大王として生まれた。純粋な真心は大功徳に結実する、との教えである▼御書に「凡夫は志ざしと申す文字を心へて仏になり候なり」(1596ページ)と。だれかのために尽くそうという「心」「志」が、福徳あふれる人生を開くと確信し、今日を前進したい。(城)
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2017年01月29日

名字の言〉 2017年1月29日

ディープ・ラーニング(深層学習)という技術によって、人工知能(AI)は著しい発展を遂げている▼自動運転の車や、会話のできるロボットなどが登場し、日常生活にも変化が起こりつつある。2045年にはAIの知能が人間を超える、との予測もあるが、AIと人間の関係を問う視点を持ち続けたい▼AIはモーツァルトになれますか――音楽学者の岡田暁生さんは最近よくそんな質問をされるという。“モーツァルト風の曲が作れるか”という意味なら「イエス」、“モーツァルト並みの曲が書けるか”なら「ノー」と答えるそうだ(「毎日新聞」16日付夕刊)▼どんな大作曲家の曲にも、独特のパターンがあるから、AIは、パターンなどデータの集積と組み合わせによって“モーツァルトらしい曲”に仕上げることはできる。だが、パターンそのものを生み出し、人々の心を打つ名曲を作ることは、偉大な作曲家、つまり人間にしかできない、と岡田さんは強調する▼AIという存在は、私たちの「人間の証し」について鋭く問い掛ける。物事の善しあしを判断し、新たな価値を創り出すことは、人間にのみなせる業。技術革新とともに、人間が価値創造の知恵を発揮していくならば、生活や社会は真に豊かなものとなるだろう。(朋)
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2017年01月28日

名字の言〉 2017年1月28日

「第72代横綱・稀勢の里」が誕生した。日本出身力士として19年ぶり。中学の卒業文集に「努力で天才に勝ちます」と書いてから15年、その志が実を結んだ▼初場所千秋楽の結びの一番。横綱・白鵬の猛攻に押し込まれながらも土俵際で踏ん張り、逆転勝利を収めた。「あんな残り方をしたのは人生でもないような、自分の力でないような感じだった」▼亡き先代師匠の鳴戸親方(第59代横綱・隆の里)は稀勢の里に、俵を背にする不利な体勢から何度も相撲を取らせた。そうした稽古を体が覚えていたという。師匠の教え通り、地道な精進を重ねてきたからこそ、ここ一番で想像以上の力を発揮できたのだろう▼生前、鳴戸親方は本紙のてい談で語っている。「土俵の丸い俵は、力士にとって勝負を決する“生命線”です。だから土俵の外は断崖絶壁だという思いで稽古し精進しないと強くなれません」。今、ここしかないという覚悟が人間を強く大きくする。万般に通じる教訓である▼御書に「法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去って彼に行くには非ざるなり」(781ページ)と。今いる場所こそ、私たちにとって勝負を決する最高の舞台。この人生勝利の指針を学びつつ、不屈の努力で逆境をはねのけ、歩み続けていこう。(差)
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2017年01月27日

名字の言〉 2017年1月27日

川の水面に咲く“花”を見たことがあるだろうか。厳寒の地では、空気中の水蒸気が凍りつき、川に張った氷の上に霜が広がる。それはまさに花々のように美しく、「フロストフラワー(霜の花)」と呼ばれる▼先日、氷点下28・7度を記録した北海道の陸別町で、この現象がよく見られる。ちょうど本紙が各家庭に届く早朝の時間帯だ。同町の配達員は2人。東京23区とほぼ同じ広大な天地を、寒風に胸張り、意気高く配達してくださっている▼配達時、マスクをしていなくても、息で眼鏡がすぐ曇る。車はエンジンがかかりにくいことがあり、常に大きなバッテリーを積んでいる。手袋の小さな穴に気付かず、指が凍傷になりかけたこともある。上着は5枚以上重ね着する▼「でも、いいこともあるんです」と婦人部の配達員が言っていた。「寒いと、空気がきれいに澄みますから。とっておきの星と月と空と、毎朝会話しながら歩くんです」▼「冬日の閉凍や固からずば、則ち春夏の草木を長ずるや茂からず」とは、第2代会長の戸田先生が好きだった名句(竹内照夫著『韓非子』明治書院)。冬に固く凍るほど鍛えられてこそ、春に草木は生い茂る。その美しさは、きょうも歩みを止めない、配達員の皆さまの心と同じである。(鉄)
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2017年01月26日

名字の言〉 2017年1月26日

ヒロシマ・ナガサキの惨劇から72年。いよいよ3月27日から国連で「核兵器禁止条約」制定に向けた交渉会議が始まる。過去に核使用を禁じる明確な国際法はない。「核なき世界」の選択へ、人類は歴史的な岐路に立つ。条約制定の機運を高めたのは、核被害を受けた世界中の“ヒバクシャ”の声だった▼「核兵器は絶対悪」との第2代会長・戸田先生の叫びを原点とする創価の平和運動もまた、人間に寄り添い、蘇生させ、一人一人の声を世界に届けることを主眼としてきた▼広島で被爆した82歳の婦人は、あの惨劇の記憶を心の奥にしまって生きた。「おばあちゃんと一緒に幸せになりたいの」――女子部員の孫が長年、仏法の話をした。凍えた心が解け、2年前のある日、「分かった。やってみるよ」と入会。今、喜々として座談会に参加し、生命尊厳の哲学を学ぶ▼池田先生は断言する。「『核兵器禁止条約』を実現させる上で、最大の原動力となるものこそ、目覚めた民衆の連帯なのだ」。核兵器廃絶へ、その王道は、民衆の心にある良心と勇気を呼び覚ます地道な対話以外にない▼きょう第42回「SGIの日」記念提言が発表された。分断の波にあらがい、調和の新世界を築くために、その平和哲学を学び、民衆の連帯を強めたい。(子)
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2017年01月25日

名字の言〉 2017年1月25日

鹿児島・宮崎の県境に位置する新燃岳の爆発的噴火から、27日で6年を迎える。気象庁による火口周辺警報は「噴火警戒レベル2(火口周辺規制)」とされ、監視カメラやGPS観測などによる警戒が続く▼当時、中学3年だった友は、「噴火で授業は中止。帰宅の途中、かぶっていたヘルメットにコツコツと降灰の当たった音が忘れられません」と振り返る。その後、避難勧告が発令され、避難所生活を余儀なくされた▼受験は目前に迫っていたが、“こんな状態では不合格でも仕方がない”と、一時は進学を諦めかけた。そんな彼を支えたのは、避難所に駆け付けた同志の言葉。「大変な時こそ、人間革命のチャンスだよ。君の心が負けなければ、絶対に合格できる」と▼奮起した彼は、避難所で勉強を再開。翌月、第1志望の高専に見事、合格した。電気情報工学を学びつつ、一昨年はフィリピンに留学し、英語とセブアノ語を習得。現在は中国語を学び、「世界に雄飛を」と誓う。今春、首都圏の企業に就職する予定だ▼池田先生は「自身の弱さや臆病、怠惰、逃避、あきらめの心――それらを制してこそ、あらゆる勝利の扉が開かれる」と。環境に負けず、自分に負けず、勇気を奮い起こして挑戦し抜く人が人生の勝利者と輝く。(誼)
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2017年01月24日

名字の言〉 2017年1月24日

戦時中の広島を舞台にした映画「この世界の片隅に」が、第90回「キネマ旬報ベスト・テン」で日本映画1位に輝いた(10日)。アニメ作品では28年ぶりの快挙。動員数は100万人を超え、上映拡大が続く▼「何でもつこうて、暮らし続けにゃならんのですけぇ」――主人公・すずの日常を描いた作品。監督の片渕須直氏は、当時の天気、店の品ぞろえから、空襲警報の発令時刻に至るまで徹底して調査した▼映画では旧・中島本町の庶民の暮らしぶりも丁寧に描かれている。この繁華街では原爆で458人が犠牲になり、現在は広島平和記念公園の一部になっていることはあまり知られていない▼「72年前、ここに私の家があってのう」。その公園で壮年部員が語ってくれた。当時9歳。原爆投下から8日後、疎開先から家に戻ると一面の焼け野原と化していた。母が愛用していた鉄瓶を見つけ、父の遺骨を入れた。「命ある限り、語り伝えたいんじゃ」▼公園内の原爆慰霊碑にある死没者名簿が昨年、30万人を超えた。たった1発の爆弾が生んだ、無数の悲劇。地球上には今なお1万5000発以上の核兵器がある。廃絶へ何ができるか。一人の声を聞き、一人の心を継ぐ――いちずに同苦を貫くなかに、その一歩があることを忘れまい。(子)
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2017年01月23日

名字の言〉 2017年1月23日

厳しい寒さが続くが、都内の公園では、梅のつぼみがほころび始めた。どの花にも先駆けて咲くことから、梅は「百花の魁」とも呼ばれる▼「明治六大教育家」の一人である新島襄は梅を愛したことでも知られる。彼が詠んだ漢詩に「真理は寒梅のごとし あえて風雪を侵して開く」と。風や雪に耐えて咲く梅のように、あえて逆境や苦難に挑み、乗り越えていく心を、彼は「敢為の精神」と呼んだ▼「敢為」は「敢えて為す」「敢で為す」と読む。私たちが日々、読誦する勤行にも「勇猛精進」とある。この「勇」こそ「敢で為す」と同じ意味に当たる。あえて苦労を求め、堂々と勝ち越えていく。そして再び、新たな挑戦を開始する――。この地道な鍛えの連続が“人間革命の道”だ▼戸田先生は「信心も、平坦な道ばかりを、ゆっくりと歩いていては、何も変わらない」と。今日の学会の発展は、創価の三代会長と草創の同志の忍耐と勇気によって切り開かれた。世界広布新時代の今、私たちは“新たな開拓者”との自覚に立ちたい▼「百花の魁」には、“すぐれた人物などが輩出する時期の先駆をなすこと”との意味もある。自身の最高峰を目指し、あえて挑戦を開始する。その勇気の一人から、百花繚乱の人材城の建設は始まる。(嶺)
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2017年01月21日

名字の言〉 2017年1月21日

「時代の飢餓感にボールをぶつける」。自身の創作活動を、そう表現したのは作詞家の阿久悠さんだった。作詞とは「時代のなかで変装している心を探す作業」と(『書き下ろし歌謡曲』岩波新書)▼「幸福」という言葉一つとっても、人々の考える意味は時代によって変わる、と阿久さんは言った。おなかが満たされていること、欲しいものが手に入ること、友人や家族と楽しく過ごすこと――。それを知るために、阿久さんは後半生の二十数年間、日記をつけることを習慣にしていた▼書きとどめたのは主に日々のニュース。世界情勢、経済の動向や、天気、スポーツの結果など。毎日の記録で「昨日と違う今日の確認」をしたという。ささいな出来事から時代の変化を洞察する。そうして人々が待ち望む言葉を世に送り続けた▼戸田先生は「歩き方、肩の怒らし方、また、声で、その人が分かるものだ。ドアの開け方ひとつで、その人の悩みが分かるものだ」と。池田先生は、この恩師の指導を通して、人々の生命状態を見抜くことが指導者の要件であることを強調した▼日頃から接し、“よく分かっている”と思う相手でも、その心は常に動いている。祈りを根本に感受性を磨きつつ、今、目の前の一人が求める「言葉」を届けたい。(値)
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2017年01月20日

名字の言〉 2017年1月20日

雪晴れの日曜の朝、ジャージー姿の高校生たちが、歩道橋の階段に残る雪を掃いていた。「今日は学校?」と話し掛けると、「野球部の朝練です!」と元気な返事と白い息。「グラウンドが使えないと練習できないね」と言うと、彼らは胸を張って答えた。「これも練習です」▼上達に技術の習得は大事。だが、それ以上に「人間教育」ともいうべき“心の修練”が大切だと彼らの言動に教えられた▼有名な進学校の私立灘校で50年間、国語の教師を務めた橋本武さんも、同様の考え方を持っていた。教科書ではなく、1冊の小説を中学の3年間かけて学ぶというユニークな授業には、深い信念があった。「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる」「何とか生徒の心に生涯残って、生きる糧となる授業がしたい」(『一生役立つ学ぶ力』日本実業出版社)▼例えばスナック菓子や嗜好品は、一時の空腹は満たせても、体をつくる本当の栄養にはならない。同じように、“人生の骨格や血肉”は、即席でなく、十分な時間をかけてつくりあげるものだ▼仏法も、真の功徳は「冥益」、真の人生の財産は「心の財」と教える。自身の無限の可能性を信じ抜き、鍛錬の日々を重ねる中で、絶対的幸福の軌道は着実に、堂々と築かれていく。(城)
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2017年01月19日

名字の言〉 2017年1月19日

アフリカで4000万本の植樹を推進した「グリーンベルト運動」。創始者のワンガリ・マータイ博士は、人間の底力を引き出す“触発の闘士”だった▼果敢に権力と戦い、草の根の対話に身を投じる博士の熱情に触れ、一人また一人、自然を守る“緑の勇者”に変わった。自らの運動を、彼女はこう振り返る。「民衆のために何かしてあげたい」という気持ちではなく、「民衆とともに汗すること」に徹したからこそ、人々の力を引き出せたと(福岡伸一訳『モッタイナイで地球は緑になる』木楽舎)▼製鉄の街・北九州市に「溶鉱炉のように熱い」と評判の情熱的な壮年がいる。30年間、学会活動から遠ざかっていたが、一人の先輩の励ましで昨年、発心した▼その先輩は大病と闘いつつ、激励に通ってくれた。雪の日も、かじかむ手を息で温めながら「あなたの顔を見るのが一番の特効薬っちゃ」と。真心が痛いほど伝わってきた。“よし頑張ろう”。壮年は奮起し、任用試験に合格。「新米らしく“青年の心”で驀進!」と、仏法対話に駆ける▼御聖訓「心こそ大切なれ」(御書1192ページ)を深く、深く拝したい。人生を懸け、より真剣に、より誠実に、より真心を込めて。この心で語らう触発が、勇気のうねりを起こす。(誠)
posted by ハジャケン at 10:33| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

名字の言〉 2017年1月18日

この冬一番といわれる強い寒波に襲われた日本列島。各地で大雪が続いた。今週末、さらなる降雪が予想される地域も多い。万全の対策を期したい▼本紙16日付「暮らしのアンテナ」の「積雪対策」にあるように、積雪時の事故は「屋根雪」に関する割合が高く、山形では7割以上という。屋根やはしごから転落したり、屋根の雪が一気に落ちたりすれば、大けがにつながる。雪下ろしの際にはヘルメットを着用し、2人以上で行うなど細心の注意を払いたい▼都心をはじめ雪に慣れない地域では、いっそうの注意が必要だ。歩道に雪が積もると、車道との段差や側溝が見えにくい。バス停やタクシーの乗降場所も、雪が踏み固められ、滑りやすくなる。雪道を歩くポイントは、地面に垂直に足を踏み出し、重心をやや前へ。靴の裏全体を路面に付け、歩幅を狭くすることだそうだ▼何より“自分は大丈夫”という油断が事故の温床になる。普段から危機意識を高めることが事故を防ぐ最善の方法だろう。「さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし」(御書1169ページ)との御聖訓を今一度、深く拝したい▼周囲への呼び掛けも遠慮してはならない。「くれぐれも気を付けて!」。この一言が、油断を破り、無事故を勝ち取る力になる。(灯)
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2017年01月17日

名字の言〉 2017年1月17日

高齢化が進む東京郊外の集合住宅。創価家族の集いに顔を出すと、背筋をピンと伸ばした和服姿の婦人が迎えてくれた▼大正12年(1923年)生まれの93歳。耳は少し遠くなったが、1人暮らしの生活に全く支障はない。健康の秘訣を聞くと、「御本尊の前に座る時以外は、友のために歩くのよ!」と笑顔で。半世紀以上、自宅を地域広布の会場に提供する“広宣流布の闘士”に心から最敬礼した▼別の会合には、昭和3年(28年)生まれの88歳の会友の婦人が参加していた。「地味な服を着ると心まで暗くなる」と、花柄の明るい服がまぶしい。昨年11月の教学部任用試験に合格。「心の持ち方一つで人生は決まります。同じ生きるなら、皆さんのように前向きに生きたいですね」▼2人に共通するのは、心が若いということ。82歳の生涯を閉じるまで活発に行動した文豪ゲーテの言葉を思い出した。「年をとるということ自体、新しい仕事をはじめることなのである。状況は一新し、行動することをすっかりやめてしまうか、あるいは、新しい役柄を意志と自覚をもって引き受けるか、どちらかである」(木原武一訳)▼さあ、新しい仕事を始めよう! 日々、生まれ変わった息吹で行動しよう! これが本因妙の仏法者の生き方である。(川)
posted by ハジャケン at 09:42| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年1月17日

高齢化が進む東京郊外の集合住宅。創価家族の集いに顔を出すと、背筋をピンと伸ばした和服姿の婦人が迎えてくれた▼大正12年(1923年)生まれの93歳。耳は少し遠くなったが、1人暮らしの生活に全く支障はない。健康の秘訣を聞くと、「御本尊の前に座る時以外は、友のために歩くのよ!」と笑顔で。半世紀以上、自宅を地域広布の会場に提供する“広宣流布の闘士”に心から最敬礼した▼別の会合には、昭和3年(28年)生まれの88歳の会友の婦人が参加していた。「地味な服を着ると心まで暗くなる」と、花柄の明るい服がまぶしい。昨年11月の教学部任用試験に合格。「心の持ち方一つで人生は決まります。同じ生きるなら、皆さんのように前向きに生きたいですね」▼2人に共通するのは、心が若いということ。82歳の生涯を閉じるまで活発に行動した文豪ゲーテの言葉を思い出した。「年をとるということ自体、新しい仕事をはじめることなのである。状況は一新し、行動することをすっかりやめてしまうか、あるいは、新しい役柄を意志と自覚をもって引き受けるか、どちらかである」(木原武一訳)▼さあ、新しい仕事を始めよう! 日々、生まれ変わった息吹で行動しよう! これが本因妙の仏法者の生き方である。(川)
posted by ハジャケン at 09:40| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする