2017年03月08日

名字の言〉 2017年3月8日

桜の開花予想が発表された。どの週末が見頃か、卒業式や入学式に間に合うだろうか――あれこれ思いを巡らすのも楽しい▼例年に比べて開花が早いか遅いかは「休眠打破」の進み具合によるという。桜の花芽は、「寒気」にさらされることで休眠状態から目覚め、その後の気温上昇に伴って開花に向かう。冬知らずの常夏の地では、日本の桜も十分に咲かないそうだ▼「寒」の字には「寒い」の他に、「苦しい」「寂しい」「貧しい」という意味もある。できれば「寒」は避けたいのが人情。だが学会員を取材していて思う。人生の「寒」に遭って信心に目覚め、同志の温かさに気付き、「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)の一節をかみしめたと言う人の何と多いことか▼東日本大震災から6年を前にして、新生・東北総会(本部幹部会)に参加した岩手の友が語った。「この地に生きなければ感じなかった苦しみがあり、半面、この地に生を受けなければ得られなかった喜びがあります。東北に生を受けたことが最高の誇りです」▼「冬の嵐の真っ只中でこそ、『心の財』は無量無辺に積まれていく」と、池田先生は総会にメッセージを寄せた。今年の東北は平年より早く桜が咲くとの予想だ。「寒気」は「歓喜」の春のためにある。(之)
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2017年03月07日

名字の言〉 2017年3月7日

本年度の米アカデミー賞で最多6部門を受賞した映画「ラ・ラ・ランド」。女優を夢見る女性と、ジャズピアニストとして苦闘する男性が織りなすミュージカルだ。監督・脚本は32歳のデイミアン・チャゼル氏。以前は自分が望む映画を作る資金もなかったため、短編を制作。それが好評を博し、長編版の完成にこぎつけるなど苦労した▼彼はインタビューで「あなたの経験から、他の人に何を学んでほしいか」と聞かれ、こう答えている。「大きな夢を持つことです。僕は、この映画を“ただの夢”ではなく“皆が(無理だと)ばかにするような夢”への賛辞にしたかったんです」▼青年には無限の可能性がある。それを引き出す原動力が「夢」であろう。何より、夢に向かっての苦闘と挑戦そのものが人生の無上の財産となる▼かつて池田先生は関西創価学園生の質問に答えて「私の夢は、戸田先生の夢を実現することです」と。また「『幸福』『正義』『人のため』『平和』――この延長線上につくり上げたもの、描いたものが、本当の夢なんです」と語った▼自他共の幸福の実現という広宣流布こそ、我らの最大の夢。その大目的に生き、祈り、努力を続ける中で、自らの人生の夢も実現していく。その確信を胸に日々、挑戦を重ねたい。(駿)
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2017年03月06日

名字の言〉 2017年3月6日

今年は仙台藩主・伊達政宗の生誕450年。幼少期に失明した右目に眼帯をつけ、馬を駆った“独眼竜”の姿を思い浮かべる人も多いだろう▼眼帯が史実かどうかはさておき、政宗公が「人間」を鋭く見抜く“眼”を持っていたことは確かである。家格にとらわれず、実力と人柄を重視して登用した。62万石の雄藩を生んだ根幹も「人材」だった▼“学会は人材をもって城となす”。かつて戸田先生が、若き日の池田先生と共に青葉城址を訪れた折、語った指針である。「皆が人材」と信じ抜く。「皆を人材に」と情熱を燃やす。192カ国・地域に広がる創価の大連帯は、師と共に、師と同じ心で立ち上がった無数の同志の奮闘の証しにほかならない▼東日本大震災から間もなく6年。みちのくに、仰ぎ見る人材城が聳え立つ。風雪に耐え、励まし励まされながら、かつてない弘教と青年の拡大で迎えた本部幹部会。来日した海外の友が語っていた。「東北の皆さんの姿に、仏の振る舞いを見る思いがします」▼「いま 世界の人々が/東北を見つめている」。池田先生が長編詩でこう詠んだのは、1988年の今日だった。「東北には/真の『平和』がある/真の『人間』がいる/真の厚き『友情』がある」。今再び、この言葉をかみしめる。(之)
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2017年03月04日

名字の言〉 2017年3月4日

今、北海道の日本海沿岸が各地で白く濁っている。ニシンの群れが産卵で押し寄せる「群来」という現象だ。なかでも江差町では大正2年以来、104年ぶりとのこと▼「春告魚」の異名を持つように、かつて春はニシン漁で栄え、全国へ向かう北前船は大にぎわいだったが、近年は激減し、群来も見られなかった。関係者は資源回復を目指し、稚魚の放流を地道に続けてきた▼豊漁か不漁かは運次第、という面もあろう。だが「それだけではない」と、50年近く漁師として生きてきた壮年部員が語っていた。「人一倍の努力と研究、そして真剣な祈り。豊漁は、自分がつかみとるものです」と▼104年前といえば、第2代会長の戸田先生は13歳。北海道・厚田の尋常小学校高等科に通っていた。首席で卒業後、進学を断念して始めた仕事は、海産物の買い付けや問屋への引き渡しなどだった。ニシン漁が不振になった後年、どうすれば苦境を打開できるか、村民と真剣に討議し、心尽くしの援助もしている▼今年は「農漁光部の日」40周年。私たちの生命の営みは、大地や大海と向き合い、心血を注ぐ人々の尊き奮闘によって支えられている。かつて池田先生は詠んだ。「不思議なる/地球の恵みの/尊さよ/豊作豊漁/今日も祈らむ」(鉄)
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2017年03月03日

名字の言〉 2017年3月3日

黒澤明監督のもと、数々の作品に携わった脚本家の橋本忍氏。映画『七人の侍』の脚本の決定稿を書き始めた日、黒澤監督が氏の元へ。分厚い大学ノートを取り出し、黙ってページをめくり続けた▼覗き込むと、そこには「歩き方」「わらじの履き方」「声を掛けられた時の振り返り方」など、あらゆる場面における登場人物の立ち居振る舞いが、細部に至るまで書き込まれていた▼氏によればシナリオを書く際、誰もが大まかなストーリーが整うと、人物設定で手を抜いてしまいがちという。しかし、シナリオの出来栄えを最後に決めるのは「人物の彫り」。「人間は恐ろしいほど数多い共通点を持ちながら、一人一人に特色があって違うのだ。だからドラマが成立する」(『複眼の映像』文春文庫)と▼広宣流布という壮大な民衆のドラマも、個々の人間の“活写”なくして語れまい。池田先生は「ともすれば、大きいところや目立つところに、人の意識は向かうものだ。だが、仏法が焦点とするのは、あくまでも一人の『人間革命』である」と▼変革は全体ではなく、常に「一人」から始まる。一人の友が人間革命に立ち上がる。それを励まし支え合う中で、歓喜は万波と広がる。「全員が主役」と輝く勝利のドラマをつづろう。(値)
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2017年03月02日

名字の言〉 2017年3月2日

東日本大震災から6年になるのを前に、各地の行政機関や公共施設などで災害時の避難訓練が行われている▼先日、宮崎県の学会の会館で近隣住民らが参加して避難訓練が行われた。この会館は、南海トラフ巨大地震で浸水が想定される地域にあり、「津波避難ビル」に指定されている。参加者は会館内の避難経路などを確認した後、SOKAチャンネルVODで「災害対応訓練番組」を視聴。住民からは「学会の会館に初めて来ましたが、広くてしっかりした施設を頼もしく感じました」などの声が寄せられた▼昨年の熊本地震でも、会館に多くの避難者を受け入れた。阿蘇白菊会館の受け入れに対しては、地元の自治会から先月、熊本創価学会に感謝状が贈られている。「貴学会の地域密着の志と行動を讃え」と記されていた▼池田先生は、災害時には“避難所”として機能する会館の役割について述べた後、「地域を守り、繁栄させ、人びとを幸福にしていくための会館です。学会の会館は、地域の発展に寄与する灯台です」とつづっている▼会館は、信心錬磨の道場、平和・文化・教育運動の発信拠点であるとともに、“地域の安心の灯台”である。この誉れの使命を胸に、近隣への配慮を忘れず、真心で宝城を守り輝かせていこう。(誼)
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2017年03月01日

名字の言〉 2017年3月1日

「雛祭る 都はづれや 桃の月」(与謝蕪村)。3日は「桃の節句」。千葉県勝浦市では約3万体のひな人形が飾られるなど、各地で多彩な行事が行われている▼「ひな人形を見ると、思い出す」と池田先生は述懐したことがある。1945年(昭和20年)3月の東京大空襲の後、大田区内の先生の家は空襲による類焼を防ぐため、取り壊しに。だが同年5月のある日、転居したばかりの疎開先で再び空襲に遭う▼疎開先の家は全焼。何とか運び出した荷物が、ひな人形だった。それでも母は「このおひなさまが飾れるような家に、きっと住めるようになるよ!」。この気丈な明るさが「わが家の希望の光となった」と▼ひな祭りは、元は貴族階級の文化。庶民に広がったのは江戸時代といわれる。ただ、わが子の健やかな成長を祈る親の心に古今東西、違いはあるまい▼少子化、グローバル社会に対応する学校教育改革、貧困・格差と、子どもの現状への社会的関心は高まっている。だがそこには、子どもを“経済成長や社会保障の担い手”と捉える前に、子どもたち自身の幸福を中心に考える視点が根本になければならない。子らを慈しみ、励ます文化をつくる。それが明るく、平和な社会を築く力になる。きょうから未来部希望月間。(芯)
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2017年02月28日

名字の言〉 2017年2月28日

龍宮城では洗濯物をどこに干していたのでしょう――ある女の子が疑問を口にすると、教室に笑い声が。分厚い眼鏡を掛けた教師が「うん、いい質問だ」と、豊かな発想を褒めた。そして「先生は、龍宮城では汚れ物が出なかったのかもしれないと思うな」と続けた。戸田先生の私塾「時習学館」での一こまだ▼ゲーテ研究の大家・山下肇氏は時習学館で学んだ一人。「戸田先生は私たちがどんな質問をしても、けっしてバカにせず、真剣に答えてくれました」と、かつての授業を振り返っている(『時習学館と戸田城聖』潮出版社)▼現在、創価班・牙城会大学校の集いが、各地で活発に行われている。発心したばかりのメンバーも多く、率直な質問や素朴な疑問が次々と。その求道の心をたたえつつ、大学校スタッフが真正面から答える。その誠実な姿に心打たれると、多くの大学校生が語っていた▼大学校では、年間目標の一つに「小説『人間革命』全12巻の読了」を掲げている。第1巻には、時習学館の様子を通し、「どんな子どもでも、優等生にしてみせるというのが、彼の教育実践の確信であった」と▼「人材を見極める」よりも、まず「全員が人材と決める」――これが人材育成の基本精神。相手を慈しみ、信じ抜く心である。(速)
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2017年02月27日

名字の言〉 2017年2月27日

道路際のフェンスが、ふと目に留まった。数日前に設置されたばかりなのに、もう植え込みの植物がつるを絡ませ、伸びようとしている▼たくましい生命力を感じるとともに、「葛は大きな松の木にかかって千尋に伸びることができる」(御書26ページ、通解)との御聖訓を思う。葛のつるは1日に30センチも伸びることがある。多くの植物は自らを支えるために力を使うが、葛は伸びる方に“集中”できるからだという▼青年が多く育つ地区の座談会に出席すると一つの共通点に気付く。会場の後方に必ず、いすに座って静かに皆を見守る草創の大先輩たちがいるのだ。著しい発展を遂げる各国SGIでも同じだった▼ドイツには炭鉱労働者や看護師として働きつつ広布を開いた先輩。スペインには学会を襲った障魔に動じず信心を貫いた壮年や婦人――。風雪に揺るがぬ大木があってこそ、葛はどこまでも伸びる。大仏法を体現してきた池田先生、また共に広布に尽くす草創の先輩方ありて、世界広布も青年拡大もある▼「植えた木であっても、強い支柱で支えれば、大風が吹いても倒れない」(同1468ページ、通解)との御金言がある。新時代を伸びゆく青年世代と見守り支える先輩世代。それぞれの使命を自覚する時、どちらの胸にも新たな力が躍動する。(洋)
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2017年02月26日

名字の言〉 2017年2月26日

災害時に備える意味もあって、試しに職場から自宅まで、都内を歩いたことがある。全行程は15キロ。3時間半くらいだろうと予想し、地図を片手に意気揚々と出発した▼だが、実際はそう簡単にはいかない。道に迷っては引き返すという繰り返し。諦めて幹線道路を歩くと、車の排気ガスで鼻や喉が痛くなる。だらだらとした坂の連続で、やがて足も限界に▼一方で、新しい発見もあった。不意に開ける素晴らしい眺望。電車でしか行ったことのない駅同士が、実はそれほど離れていないこと。「点」でしかなかった場所がつながってくる。頭の中の地図が、立体的に立ち上がる。所要時間は予定よりかかったものの、収穫は大きかった▼万事、やってみなければ分からないことは多い。もちろん、事前にさまざま考えることも大切だ。しかし、それで全てが分かるわけではない。実際に体を動かせば、心も大きく動きだし、新しい出会いや気付きが生まれる▼初代会長の牧口先生は青年に言った。「勇猛精進し給え! 仏法は実行だよ。精進だよ。老齢にはなったが、私も実践しています」。学会にはこの「行動第一」の伝統が生き生きと脈打っている。さあ自他共の勝利の春へ、わが心の扉を大きく開き、友好対話に打って出よう。(起)
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2017年02月25日

名字の言〉 2017年2月25日

球春到来。プロ野球のオープン戦がきょうから始まる。各チームとも、レギュラー陣の活躍とともに、新戦力の台頭に期待が集まる▼プロ球団に選ばれた選手たちだ。入団当初の実力差は紙一重。では、何によって差が生じるのか。監督時代、名将といわれた解説者の野村克也氏によると、その決め手は「感性」という。感じる力が優れている選手は、相手の動き、試合の流れなど、わずかな変化でも気付き、対応する。修正能力にたけ、同じ失敗を繰り返さない。だから伸びる▼この「感性」をはかるのに、実は、氏が最も重視したのは「親を大事にしているかどうか」だった。恩人への感謝。それこそが「感じる心の根っこ」であると(『師弟』講談社、共著)▼御書に「知恩をもて最とし報恩をもて前とす」(491ページ)と。感謝の人は強い。“今の自分があるのは誰のおかげか”。人生の師、肉親、同志……。祈り、励まし、支えてくれた存在を強く思えば、不安や孤独は消える。勇気が湧き上がる。絶対に負けない▼モバイルSTBで、東北楽天の新人・池田隆英投手の一家の番組を視聴し、胸が熱くなった。映し出された投手愛用のグラブに、「親孝行」の文字の刺しゅうが。この「感謝の心」で戦う青年の未来が楽しみだ。(誠)
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2017年02月24日

名字の言〉 2017年2月24日

「新しい人材が各地で躍り出ています」――米国を訪れた際、青年部のリーダーが語っていた。同国青年部では、池田先生の教学著作を学ぶ運動「イケダ・ウィズダム・アカデミー」を展開。仏法への確信が力となり、弘教が大きく進んでいる。昨年は全米で約9000人が入会。そのうち5000人が青年部員という▼教学を学んだ友が口々に語るのは、「自分の生きる意味、使命が明確になった」との喜びだ。そして「仏法の眼から生活を見つめ、価値を創造していく智慧(ウィズダム)を学んだ」と▼今、米国など先進国はさまざまな課題に直面している。貧富の差、社会の分断や排外主義の拡大。少子高齢化による未来への不安……。もちろん、制度や法律の整備など対策を講じていくことは必要だ。その上で大切なのは、根本となる「哲学」「智慧」を、私たち一人一人が培うことであろう▼社会の機構や政治・経済が木の幹や枝であるとすれば、民衆はその根といえる。人間の生き方、生命を変革する広宣流布は、社会の「根っこ」を変えゆく最も根本の運動といえよう◆日々の訪問激励や仏法対話。毎月の座談会。いずれも地道な活動だ。しかし、それは地域を変え、世界を変えゆく最重要の活動であるとの誇りで進みたい。(駿)
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2017年02月23日

名字の言〉 2017年2月23日

沖縄では今、ヒカンザクラが満開。本土より一足早く春の盛りがやってきた▼2月といえば、池田先生と沖縄の同志が多くの出会いを刻んだ月でもある。友はこの月を「桜満開月間」と銘打ち、各地で対話の花を咲かせている▼恩納村にある沖縄研修道場は今月27日、開所40周年を迎える。開所当時は核ミサイル・メースBの発射台跡とプレハブの建物が2棟あるだけ。開所前、視察に訪れた関係者が「学会はこんな荒れ地をどうするつもりだ」と首をかしげるほどだった▼沖縄の友は手弁当で整備作業に当たった。1983年、池田先生が初訪問。解体が検討されていたミサイル発射台跡について、こう提案した。「基地の跡は永遠に残そう。『人類は、かつて戦争という愚かなことをしたんだ』という、ひとつの証しとして」。翌年、冷戦の象徴は「世界平和の碑」に生まれ変わった。以降、研修道場にはノーベル平和賞受賞者のロートブラット博士をはじめ、世界各国から100組以上の識者等が来訪。“平和の発信基地”となっている▼人間の一念次第で、どんな忌まわしい荒れ地も、平和を誓う天地へと変えられる。仏法の「三変土田」の法理に通じる。それぞれの地域、職場、家庭に幸福の花を咲かせる使命をかみしめ、躍動の3月へ。(結)
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2017年02月22日

名字の言〉 2017年2月22日

先日、89歳で亡くなったオランダの絵本作家ディック・ブルーナさん。うさぎの「ミッフィー」シリーズをはじめ、多くの作品を残した▼ブルーナさんが描いた絵本の登場人物は、いつも正面を向いている。体が横を向いても顔は真正面のまま。その理由を「うれしいときにも悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子どもたちと正直に対峙していたいという気持ちのあらわれ」と語った。全ての子どもに「平等に幸福が訪れますように」と創作を続けたという(『ミッフィーからの贈り物』講談社文庫)▼10代の時、ナチス・ドイツがオランダに侵攻した。疎開先で過ごしていた冬の日、幾人かのユダヤ人が冷たい湖を泳いで逃げる場面を見かけ、憤りと悲しみが込み上げた。少年時代の体験から「戦争はあってはならない」と。子どもの幸せを真っすぐに見つめるまなざしの奥には、平和を願う信念があったのだろう▼池田先生は「『生命』を基準にした時、誰もが一対一で向き合うことができる」と語る。皆がかけがえのない命を持っている。幸せになる権利がある。その大前提があってこそ相手を敬うことができる▼喜びも悲しみも真正面から受け止めて、目の前の一人を励ます。この創価の対話運動もまた、目的は万人の幸福にある。(値)
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2017年02月21日

名字の言〉 2017年2月21日

JR仙台駅構内の大型テレビで、東北の職人を紹介する映像を見た。その中で、こけし工人3代目の壮年部員が登場した。画面の彼は、ある日、来店した少女が、こけしを買ってくれた話をした後、しみじみと言う。「伝統って、こういうことだよな」▼“受け継ぐだけでは守れない。新しいことに挑戦してこそ、本物の伝統”と彼は信念を語る。民芸の知識のない小さな子どもが、「かわいい」と素朴な気持ちで、こけしを手に取る――ここに伝統工芸の未来があると確信している▼広布拡大も同じ原理だろう。新入会者に話を聞くと、共通する声がある。「悩みに直面し、本気で自身の生き方を考えた時、“この人のようになりたい”と思える学会員が身近にいた」▼無論、教義の浅深は重要である。その上で、学会員一人一人の「人間的魅力」以上に、信心の正しさを表しているものはない。思えば、池田先生も入信を決意した決め手は恩師・戸田先生の人間性であった▼「伝統」「継承」……連綿と続くことを表現する言葉には、糸偏の文字が多いように思う。池田先生は「師匠は針で、弟子は糸です。例えば、裁縫を行う時、針は先頭を進み、後に続く糸が残って使命を果たしていく」と。継ぐ人の姿勢で伝統の真価は決まる。(城)
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2017年02月20日

名字の言〉 2017年2月20日

映画「海賊とよばれた男」が好評だ。主人公のモデルは、出光興産の創業者・出光佐三氏。「人間尊重」という経営哲学も注目を集めている▼石油を扱うことが禁じられた戦後、氏が最初に本格的に手掛けた仕事は、畑違いのラジオの修理。「世間からはいわゆる『ラジオ屋』として見られる」と、本業ができないもどかしさを吐露している。だが同時に「これだけでも良い修業」と前向きに捉えた。そして、生活必需品の修繕は「新日本建設に偉大なる貢献をなす」と心に決めた(『人間尊重五十年』春秋社)▼北海道伊達市に、経営する料理店を不景気で手放した上、がんで胃を全摘したブロック長がいる。苦難のどん底で、彼は母を思った。夫を亡くした後、ミシン売りや布団綿の打ち直し、リヤカーでの廃品回収をし、女手一つで育ててくれた▼「どんなにつらかろうが、逃げちゃだめだぁ」「今いる場所が使命の天地だがらなぁ」。昔、母に言われた言葉を胸に、彼は奮起した。立て直した店は繁盛し、調理師会や飲食店組合の役員も務めた。その功績に厚生労働大臣賞も贈られた▼見えや気取りを捨てた人は、思いもしない力が出る。どんな仕事も、場所も、「これこそわが使命」と決めることから、偉業への道は開かれ始める。(鉄)
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2017年02月19日

名字の言〉 2017年2月19日

漫画「サザエさん」の父・磯野波平は何歳か?――正解は54歳。意外に若い。ただ連載が開始された1946年(昭和21年)ごろの男性平均寿命が50・06歳だったことを考えると、波平も“高齢者”として描かれたことが分かる▼現在、高齢者の定義は65歳以上。だが本年1月、75歳以上に見直すよう日本老年学会が提言した(65〜74歳は準高齢者)。体力・生活機能などを科学的に検証した結果、以前より「若返り」が認められたという▼94歳になる広島の婦人部員は、家庭の貧困、夫との死別、大動脈瘤の大病などを乗り越え、広布に生きてきた。1人暮らしになってからも、多くの友に弘教。1月7日には同じ県営住宅に住む83歳の壮年を入会に導いた。“池田先生に勝利の報告がしたい”と誓願勤行会に行くため、新幹線に乗った。到着した東京・信濃町で、青空を見上げて思ったという。「私は世界一の幸せ者だ」▼体は確実に老いるが、心まで老いる必要はない。「高齢者」といっても、社会が決めた物差しの一つにすぎない。「さあ師と共に!」との決意に立てば、心は若々しい青年に変わる▼「年を重ねる」とは、見方を変えれば「熟成」ということでもある。信仰で磨かれた人間性の輝きは、地域を照らす希望の灯台となる。(子)
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2017年02月18日

名字の言〉 2017年2月18日

きょうは二十四節気の一つである「雨水」。空から降るものが雨に変わり、雪や氷が解け始める時季とされる▼今年、大雪に見舞われた友が語っていた。「雪の解け始める頃に一番、日差しのありがたさを感じます」。どんなにかたく冷たい雪も、太陽の光が解かし、躍動の春をもたらす▼群馬の山間地で育った婦人部員。小学6年の時、骨肉腫を発症した。入院先では一緒に遊んでいた同じ病気の友達が、突然亡くなる日常。自身も骨を切る手術や抗がん剤治療で脱毛・発熱・吐き気に苦しんだ。生きる希望を奪われそうだった▼ある日、池田先生から真心の伝言が届いた。自分のことを祈り、見守ってくれる師匠がいる――凍えていた心が温かくなった。院内学級の担任の励ましも心の支えになった。治療に前向きに取り組み、無事退院。その後、創価大学へ進み教師を志す。「院内学級の先生が創大出身でした。池田先生の“あなたが自分で自分を見捨てても、私は見捨てない”という言葉を胸に子どもたちを励ましていたと聞き、私もそんな教師になりたいと思いました」。現在、発達障がい児の教育に情熱を注ぐ▼厳しい嵐の時も雲上には太陽が輝き、やがて大地に慈愛の光を注ぐ。そんな太陽のような人のいる人生は幸福である。(江)
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2017年02月17日

名字の言〉 2017年2月17日

作家・吉川英治氏の信条は「生涯一書生」。世間が「大家」ともてはやそうと、謙虚さを失わなかった。さらに氏は言う。「一生一書生である者には、『疲れ』とか『倦む』とかいったことはない。およそ、そうした類の言葉には絶縁である」(『吉川英治全集52』講談社)▼完結した生涯最後の作品は『私本太平記』。この新聞小説の連載開始の前年まで、週刊誌上で7年にわたり『新・平家物語』の筆を執り続けている。大衆の心に響くものを求め、最後まで書き続けた生涯だった▼池田先生の小説『新・人間革命』の連載が、あす「6000回」を迎える。この連載回数は「日本一」の記録を更新し続けている。同志への激励や世界の識者との対話など、激務の合間を縫って重ねた執筆は、400字詰めの原稿用紙で、実に1万枚以上。まさに“大山”を仰ぎ見るような偉業である▼起稿は1993年8月6日、先生が65歳の時。70歳の時には「新聞の連載小説は過酷な作業である。しかし、わが使命なれば力がこもる」とつづった。89歳の今も「日本一」のペンの闘争は続いている▼私たちも「生涯一弟子」として、朗らかに「正しい人生」を求めて歩みたい。師匠が魂魄をとどめる創価の民衆の大叙事詩を学びつつ。(芯)
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2017年02月16日

名字の言〉 2017年2月16日

私たち記者はたいてい質問する側だが、海外取材などでは同志から“質問攻め”になることも多い。「池田先生との出会いは?」「信心の体験は?」とともに、よく聞かれるのが「あなたは“フォーチュン・ベビー(福子)”?」▼学会員の家庭に生まれる子どもを「福子」とか「学会2世」「3世」と呼ぶことがある。日本には「6世」もいるが、新会員の多い国や地域では珍しく、親の信心に包まれて育った人の話を聞いてみたいのだという▼アメリカのある「2世」は、弘教に挑戦する中で、両親が誰の勧めで入会したのか知りたくなった。その人の元を訪れ、誰に紹介されたのかを聞く。さらにたどると、3人目は池田先生の「大阪の戦い」で入会したことが分かった。誰かの勇気のおかげで今の自分があると感じ、感謝の念が湧いたと言っていた▼海外の友からは、外国人に信心を勧められたという話もよく聞く。国や人種を超える信心の絆。それを図にすれば、地球を舞台にした壮大な“広布の系図”が浮かび上がるに違いない▼御書に「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり」(1360ページ)と。真心の対話は未来へ世界へ、必ずつながる。三代会長の大闘争に連なる誇りを胸に今日も前進!(献)
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2017年02月15日

名字の言〉 2017年2月15日

2月のある朝、新幹線の「こまち号」で、車窓に雪原が続く秋田県を横断した。暦の上では春になったとはいえ、まるで時が止まり、音も雪中に吸い込まれたような、静寂な冬の情景だった▼時折、はるかに民家が見え、そこへ続く一本道に人の通った跡が、かすかに残る。足跡なら徒歩、1本の線ならオートバイか自転車で、2本なら車といったところだろう。横殴りの吹雪にあらがいながら進む人の心の強さとけなげさを思い、胸が熱くなった▼65年前の、若き池田先生の「二月闘争」で結実した弘教201世帯のうちの一人だという壮年に、話を聞いたことがある。彼は出稼ぎで東京にいた昭和27年2月に入会。その後、故郷の東北に戻った▼厳しい自然環境のもとでの農業は、一家が食べるだけで精いっぱい。常に家計は苦しかった。それでも胸中は広布のロマンに燃えていた。大雪の中、はぐれないように荒縄で体を結び、同志と数珠つなぎで学会活動に歩いたこともあったという。現代の状況からは想像もつかない話ばかりだった▼壮年の広布の“足跡”は、今や後継の同志の活躍、地域広布の発展と花開いた。厳寒の鍛えなくして、爛漫の春は訪れない。“現実”の大地で、“忍耐”を滋養にした時、花は必ず咲く。(城)
posted by ハジャケン at 09:26| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

名字の言〉 2017年2月14日

きょう14日で熊本地震の発災から10カ月。4月に熊本で行われる新時代全国男子部幹部会へ、九州男子部が一丸となって対話拡大に奔走している▼福岡の男子部員は、一般廃棄物の収集運搬業務に就いて6年。昨春までは「きつい」「汚い」「危険」の“3K”が嫌で、転職しようか迷い続けていた。そんな時、男子部のメンバーに勧められ、唱題の挑戦を開始。使命の職場を模索していた時、熊本地震が発生した▼彼はボランティアで熊本を訪れ、災害廃棄物を運搬した。すると至る所で「ありがとう」と被災者から声を掛けられる。その中で彼の心は変わり始めた。自分がやっている仕事は「感謝される」「感動できる」「かっこいい」の“3K”じゃないか。よし、今いる場所で戦おう――。学会活動にも積極的に取り組み、今月、創価班大学校に入る予定だ▼御書に「いま南無妙法蓮華経と唱える日蓮とその門下の住所は、それが山であり、谷であり、広野であっても、全て寂光土である」(781ページ、通解)と。信心の炎が胸に燃えていれば、どんな場所も幸福への最高の環境となる▼熊本を訪れた際、つぼみの膨らんだ桜を目にした。大地にしっかりと根を張り、開花への歩みを止めない姿が、人生をつかもうと進む若き友に重なった。(剣)
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2017年02月12日

名字の言〉 2017年2月12日

「♨」は何のマーク?と聞かれたら、ほとんどの日本人は「温泉」と答える。だが、外国人に聞くと「温かい食べ物」などと返ってくるそうだ▼街中にあるトイレや非常口、車いすなどの案内用のマークを「ピクトグラム」という。日本では前回の東京五輪で生まれたものだが、経産省は2020年の五輪に向け、一部のピクトグラムを外国人にも分かりやすいものに変更するなど、検討を進めている▼一方、同じ東京五輪を目指して進む国家的プロジェクトが自動翻訳技術だ。AI(人工知能)の進化によって実用化は間近で、2020年には、これによる翻訳アプリが“おもてなし”の主役になるかもしれない▼テクノロジーや創意工夫によって、「物のグローバル化」から「人のグローバル化」への条件は急速に整いつつある。だがそれが即、平和につながるわけではない。逆に自国優先主義、排外主義の動きが世界各地で勢いを増しつつある情勢だ▼創価教育の父・牧口常三郎先生は、既に20世紀の初頭、「郷民」「国民」「世界民」の三つの自覚を併せ持つ必要性を訴えた。そうした意識変革を促す、広い意味での「教育」が、最も確実な国際理解への価値創造である。創価の平和・文化・教育運動の意義をかみしめたい。(灯)
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2017年02月11日

名字の言〉 2017年2月11日

創価学会の青年平和会議議長会が広島で行われ、原爆資料館を訪れた(5日)。その敷地内では今も発掘調査が続く。溶けた牛乳瓶、被爆した瓦など、72年間眠っていた生活用品が掘り出される。「市民の日常を一発の原子爆弾が奪ったんです」。案内した壮年の声に、一行は耳を傾けた▼戦争の悲劇の歴史を持つドイツ。同国では、ナチス関連の遺産を保存し、積極的に公開している。学校教育でもユダヤ人迫害の歴史を伝えることに多くの時間をかけている▼メルフェルデン・ヴァルドルフ市にも、ナチスが建設した強制収容所があった。そこから400メートルの至近に立つフランクフルト池田平和文化会館では、遺品「コップの破片」を展示。地元の中高生が歴史を学ぶ場としても活用されている▼ガス室、飢餓、発疹チフス――収容所では、日常に「死」があふれた。精神医学者フランクルは『夜と霧』で、自身の苛酷な体験を世界に伝えた。「わたしたちはためらわずに言うことができる。いい人は帰ってこなかった、と」(池田香代子訳、みすず書房)▼記憶をつなぐ努力があってこそ、平和は築かれる。我らは第2代会長・戸田先生の遺した核兵器廃絶の叫び、地球民族主義を広げる誓いを新たにしたい。きょう恩師生誕の日。(子)
posted by ハジャケン at 08:59| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする