2017年04月02日

名字の言〉 2017年4月2日

アジアの広布伸展が目覚ましい。先月、タイやシンガポールなど南アジア4カ国の青年部代表がインドのデリーに集い、日本の派遣団と研修会や記念幹部会を行った▼どの会場でも、参加者が到着するや玄関前で多くのインドの友が迎え、「ワンワールド・ウィズ・センセイ!」などの元気な掛け声に包まれた。底抜けに明るい表情とみなぎる活力に圧倒された▼「コンニチハ!」。片言の日本語で婦人部の友が声を掛けてくれた。話を聞くと、歓迎メンバーは南アジアの同志を最高の歓喜で迎えようと、1カ月前から会合を開いて池田先生の指導を学び、対話拡大に励んだという。中には子どもの病が発症するなど悩みを抱える友もいた。彼女自身も自宅が火事になりかけたという。「でも、苦難があるから強くなれます。それを教えてくれた池田先生と学会に、この歓迎を通して感謝を表したいのです」。朗らかに語る笑顔がまぶしかった▼日蓮大聖人は、仏法の「最上第一の相伝」とは法華経の「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」にあると仰せである。互いの心の内に仏性を見る“敬いの心”に真の団結は生まれる▼まず自分自身が躍動し、その喜びの命で仏子を迎えたインドの友。その振る舞いに地涌の輝きを見た。(朋)
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2017年04月01日

名字の言〉 2017年4月1日

若芽が顔を出し、花々が咲き始める躍動の春。「世界広布新時代 青年拡大の年」の本年は、4月の中部各県、北海道、茨城などを皮切りに、青年部が全国各地で「創価青年大会」を開催する。若いメンバーが存分に力を発揮できるよう、皆で応援していきたい▼埼玉の男子地区副リーダーは、長く心の病に苦しみ、仕事もできず悩んでいた。しかしその中でも、心のどこかで「人の役に立てる自分になりたい」という、学会で学んだ精神は消えなかった▼本年に入り「折伏で自身の生命変革を」と一念発起。唱題に励み、男子部、そして地区の壮年・婦人部の大きな励ましを受けながら続けてきた仏法対話が実り、今月、知人が入会することになった。気が付けば、自分自身も元気になり、継続して仕事にも励めるようになっていた▼池田先生の指導に、「人に『生きる力』を与えるのは何か。それは、自分以外のだれかのために生きようという『人間の絆』ではないだろうか」とある▼日々の学会活動が、なぜ尊いのか。それは、たとえ自らが苦悩と戦う真っただ中であっても、他者を救っていこうという挑戦だからである。友のため、地域のために祈り、動いてこそ、自身の本当の力が発揮される――そう心を定め、今日も前進を。(道)
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2017年03月31日

名字の言〉 2017年3月31日

紫・白・桃色など、鮮やかな色で見る人を引きつける菖蒲の花。武道を尊ぶ志を表す“尚武”と同じ読みであることから、江戸時代、武士の間で広まり、特別な思いをもって観賞されたという。3日間ほどの開花のために1年間、手塩にかけて育てられる▼1973年(昭和48年)3月、東京・目黒の同志は、池田先生との記念撮影会の折、その花を“勝負”になぞらえ、会場に届けた。本来は初夏に咲く花。日本各地を訪ね、見つけ出した友の真心に、師は深い感謝を寄せ、人生勝利への強い心をたたえた▼花を調達し、生けた婦人部員に先日、話を聞いた。第1次宗門事件の嵐が吹き荒れた79年(昭和54年)3月、婦人は生涯不退の誓いを込め、再び学会本部に菖蒲の花を届け、正義の対話に奔走した▼以来、毎年3月に“勝負の花”を求めては、師弟共戦の歴史を刻んだ。その情熱によって、地域に揺るぎない人材のスクラムが築かれた。91歳を迎えた婦人は今春、40回目の“師弟の菖蒲”に込めた決意のまま、さっそうと友情の語らいを広げる▼菖蒲の特徴は一つの花茎から2度、花が咲くこと。がくの中のつぼみが育ち、一番花の開花に続いて、二番花が力強く開く。広布誓願の大輪もまた、弟子が師に続いて、不二の心で進む中に輝いていく。(開)
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2017年03月30日

名字の言〉 2017年3月30日

小欄での紹介も恒例となった「太陽会万葉集」。都内のある地域の太陽会(平日の昼間に活動できる壮年の集い)の友が年1回、自身の思いを歌に詠み、それを編さんしたものだ。今年の第11集には94人の作品が収められている▼「賜りし 白檀の香 命に滲む 断じて勝つと 師匠に誓う」とは、昨年、重い病気に襲われた79歳の友。闘病生活は今も続くが、心は負けない。「題目第一で前進します。歌に込めた決意は、どんな病も壊せません」▼今回の最高齢の98歳は「九十八 耐えてしのいだ 幾山河 目指す峠は 光り輝く」と。旧習深い離島の“信心の一粒種”で、弘教は150世帯に及ぶ。さらに、師弟の道を貫く89歳は「歳重ね 生命燃やして 師と共に」、青年の心で進む82歳は「未来児と 共に輝く 壮年部」と詠んだ▼「歌う」には「うったう、訴える」意味がある。作家の石牟礼道子さんは、漢字学の大家の見解を通し、「人間の力では及ばないものに訴える、究極的には訴えるしかない、歌うしかないという、そういう魂の呼びかけとして言葉が汲み上げられたんではないか」と(『蘇生した魂をのせて』河出書房新社)▼太陽会の万葉集から聞こえる「魂の呼びかけ」――多くの人に伝えたい「宝の言葉」である。(川)
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2017年03月29日

名字の言〉 2017年3月29日

落語家の林家木久扇さんが喉頭がんになった時のこと。しゃべる商売なのに声が出ない。弱気にならないように“体から出ていけ!”と毎日、がんを叱りつけた。それを聞いた医師からは「とてもいいことだ」と褒められたという(2016年9月9日付「河北新報」)▼不安や臆病といった後ろ向きの気持ち。それとは逆の、確信や負けじ魂――これらは共に心の中にある。“もはや、これまでか”という難局を乗り切る力は、外から借りるものではなく、自身の心の中から取り出すものである▼生花店を営み、フラワーアーティストとして活躍する宮城の壮年。14年前の入会当初、先輩から「“願いとしてかなわざるはなし”の信心だよ」と言われ、夢を書き出した。「花で世界に通用する実力を付け、広布のお役に立つ」▼だが事故で大けが、事業の挫折、子どもの大病……間断なく続く試練に周囲も心を痛めた。それでも彼は毎回の本部幹部会(中継行事)の壇上を飾る装花を見ては、自分を奮い立たせた▼不屈の年月を経た今月、彼の手による装花が「新生・東北総会」の舞台を彩り、SGIの友を迎えた。踏まれても踏まれても、なお立ち上がる負けじ魂の人から、幸福の種子は奪えない。厳しい冬を耐え、必ず、爛漫の春を勝ち飾る。(城)
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2017年03月28日

名字の言〉 2017年3月28日

地域の俳句会で「春の季語」を学んだことがある。梅や桜は言わずもがなとして、驚いたのは「凧」である▼正月に揚げるイメージから、冬の風物詩とばかり思っていた。そもそもは江戸時代に春の行事として流行したものらしい。凧のほかに風車、風船、石鹼玉も春の季語に入るそうだ。いずれも「風」と遊ぶ玩具である。暖かさを増した風に誘われ、子どもたちが外遊びに興じるのどかな光景に、昔の人々は春の訪れを重ねたのだろう▼季節の移ろう日本では、風の変化を鋭敏に読み取る感性が磨かれるのかもしれない。「風」の語が、自然現象にとどまらず、「世の動き」「形勢」等の意味で使われるのも興味深い▼同じ「風」でも捉え方は人それぞれ。少々の「向かい風」に怯む人もいれば、鳥や飛行機のように飛翔の好機とする人もいる。向かい風であれ、追い風であれ、生かせるかどうかは自分次第。どうせなら風を利用して勢いづけたい。仏典に登場する伝説上の虫「求羅」は大風に吹かれるほど、その身が倍増するという▼ブラジルの作家ベリッシモいわく「変化の突風が吹く時、防壁を立てる人もいれば、風車を創る人もいる」と。“攻め”の姿勢こそ、あらゆる風を楽しむための急所に違いない。信仰者とは「戦う人」の異名である。(之)
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2017年03月27日

名字の言〉 2017年3月27日

広島平和記念資料館の本年度入館者数が159万3280人を上回り、25年ぶりに過去最多を更新した。中でも外国人の割合は、20・8%と増加。海外旅行客の定着に加え、オバマ前米大統領が来館したことが要因になった。今、核兵器廃絶を願う世界の声が高まる▼広島市が推進する「被爆体験伝承者」1期生として、母の記憶を継ぐ被爆2世の婦人部員がいる。昨年、非政府組織(NGO)の企画に参加し、世界21カ国で原爆の惨状を語った▼104日にわたる長旅。宿泊先では、ある女性と2人部屋になった。「実は私、学会員なんです。勤行してもよろしいでしょうか」。意を決して聞くと「私も学会員よ」と。長崎で被爆した婦人部員だった▼英国・ロンドンでも講演。終了後、参加者の一人であるイギリス人女性が打ち明けてくれた。「私は日本の仏教を信仰しています。“SGI”といいます」。さらに、その場にいた通訳の女性も「私も学会員なんです」。感動的な創価家族の出会い。4人は手を取り合い、平和への前進を誓った▼きょう27日から、国連で「核兵器禁止条約」制定に向けた交渉会議が始まる。一人一人の心に、平和の種をまく。その世界の同志が織り成す点と点がつながり、“絶対悪”を根絶する連帯となる。(子)
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2017年03月25日

名字の言〉 2017年3月25日

事故の後遺症で、声は出せても言葉にならない少女が、“一日だけ話せたら、したいこと”をつづったエッセーを読んだ。タイトルは「わたしの願い」(日本新聞協会発刊「HAPPY新聞」)▼“お母さんに「ただいま!」って言う”“お父さんとお兄ちゃんに電話して、「早く帰ってきて」って言う”などの願いが並ぶ。そして、最後の一文に胸が締め付けられた。「家族みんなに『おやすみ』って言う/それで じゅうぶん」▼人が心から望むもの。それは、ささやかでも、かけがえのないことに違いない。岩手県釜石市の中学校で行われた「東北希望コンサート」(民音などが主催)でのこと。同市出身の歌手が生徒らと、釜石と熊本の震災復興を願って、「釜石、熊本に帰ったら〇〇したい」という内容の歌を作り、合唱した。その歌詞も、“よく遊んだ公園から夕日を見たい”“母校に行ってみたい”というものだった▼以前、「震災後、希望を持てた転換点は?」と取材した際、多くの友の答えが重なった。「聖教新聞で池田先生の指導を学べた時」「御本尊の前で勤行できた時」「座談会で皆に会えた時」……▼決して仰々しくはない小さなことにも、大きな幸せの因は宿る。それを知り、感謝できる人が、本物の幸福を手にする。(城)
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2017年03月24日

名字の言〉 2017年3月24日

奈良時代の歌人・山上憶良が詠んだ長歌がある。「瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ……」(『万葉集(二)』岩波文庫)。おいしい瓜や栗を食べると、子どものことが思い出されて仕方がない。“わが子にやれば、どれほど喜ぶだろう”と。子を愛する親の情に、今も昔もない。家族の絆は強く、固い▼今春、創価大学に進学する青年から体験を聞いた。昨年、受験に失敗。やけになって生活が荒れた。そんな彼に周囲も失望の様子。だが、母は「誰が見放したって私は信じるよ」と。寡黙な父も「息子と俺は運命共同体」と語った。祈り続ける両親の姿から、痛いほど愛情が伝わってきた。そして、彼は奮起した▼御書に「木をうえ候には大風吹き候へどもつよきすけをかひぬれば・たうれず」(1468ページ)と。何があろうと信じ、期待し続けてくれる存在があれば、人は強く生きられる▼進学や就職で巣立つ人、思いかなわず再挑戦する人……。“若木”たちの心が揺れ動く季節である。皆が自信を持って伸びゆけるよう、親や地域の友が“祈りの大地”となり、“励ましの光”を送りたい▼憶良は、先の長歌に反歌を添えた。「銀も金も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも」。この世界に、子らに優る宝などない、と。(誠)
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2017年03月23日

名字の言〉 2017年3月23日

全国のトップを切って、東京でサクラの開花が発表された(21日)。標本木の花が5、6輪以上咲いた時に宣言される。3月中の寒の戻りなどによって花芽の生育が多少遅れることもあるが、これから順次、“桜前線”が列島を駆け抜ける▼前年の夏に形成されるサクラの花芽。それ以降は新たに形成されることはなく、季節が移り変わる中で、休眠→休眠打破→生成と進む。これは四季の豊かな日本などで進化した種ならではのもの。江戸時代の『農業全書』にも「本朝の名木なれば、子を取り置きて必ずうゆべし」と特筆される▼日蓮大聖人は「さくらはをもしろき物・木の中よりさきいづ」(御書1492ページ)と。ゴツゴツとした木から、美しい花が咲き出ずる桜をたとえに、凡夫の心からも、最極の仏の生命を涌現できると仰せだ▼池田先生の桜への思いも深い。会長辞任直後の5月3日の模様が、小説『新・人間革命』につづられている。山本伸一は、万感の思いを込めて「大桜」と揮毫を。脇書には「わが友の功徳満開たれと祈りつつ」としたためた▼爛漫の桜は、広布と人生の勝利の象徴にふさわしい。東京の開花が全国で最も早かったのは2008年以来、9年ぶり。広布の本陣・東京から“友情の対話前線”を大きく広げよう。(由)
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2017年03月22日

名字の言〉 2017年3月22日

街や駅構内など、至る所で見かける“黄色い道しるべ”。この点字ブロック第1号が岡山市に敷設されてから、今月で50周年を迎えた▼考案者は同市の実業家で、発明家としても活動していた三宅精一氏。きっかけは路上で遭遇した、ある出来事だった。道路を横断する一人の視覚障がい者。そのすぐ横を、自動車が勢いよく走り去った。一歩間違えれば大惨事だ。視覚障がい者が街を安全に歩くためにはどうすればいいか――氏は真剣に考え始めた▼ヒントは、目が不自由な友人の“コケと土の境は、靴を通して分かる”との一言だったという。ここから、地面に突起物を配置し、足元から危険を知らせることを発案する。当事者の意見を丹念に聞き、形状・配列・寸法などを工夫。試行錯誤の末、完成にこぎ着けた。その後、全国で需要が拡大。点字ブロックは現在、世界の多くの国々でも活用される▼かつて戸田先生は「その人のためにどうしてあげたらいいか。その慈悲から、一つ一つ具体的な智慧が生まれる」と教えた。人生の万般に通じる視点であろう▼「目の前の一人を救いたい」との深い祈りから、無限の知恵が湧く。人生の岐路で道に迷い、悩む友がいるならば、その足元を励ましの光で照らし、共に一歩を踏み出したい。(値)
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2017年03月21日

名字の言〉 2017年3月21日

宮崎では朝の出勤時、コートを羽織らない日が増えてきた。日が暮れていたはずの帰り道も明るくなり、春の訪れを感じる▼「春」の語源には、草木の芽が「張る」、田畑を「墾る」、気候の「晴る」などがある(『広辞苑』)。冬の寒さがやわらぎ、万物が生き生きと躍動し始める季節。その変化を誰よりも敏感に感じるのが、大地に生きる農漁光部の友だろう▼「SOKAチャンネルVOD」で配信中の、第21回「農漁村ルネサンス体験主張大会」が好評だ(配信は31日まで)。先日、九州のある会館では、近隣の友や地域の来賓らを招いて、番組を視聴。千葉、兵庫、鳥取の友の体験主張に、「農業という仕事に、自信が持てるようになりました」「“私も頑張ろう”と勇気をもらいました」など、多くの共感の声が寄せられた▼農林水産業の担い手の減少が叫ばれて久しい。農林水産省の平成27年度「食料・農業・農村白書」によれば、日本の農地面積は、前年と比べて2万2000ヘクタール減少したという▼池田先生は、農業に従事する方々こそ「一番の文化人であり、農業を大事にする国が文化国家ではないだろうか」と述べている。農業を重んじる社会とは、生命を重んじる社会。命が芽吹き、命を育む春、「農の心」に学びたい。(誼)
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2017年03月20日

名字の言〉 2017年3月20日

取材の帰り道、激しい雨に降られた。次の予定が気になりつつも雨宿り。雨脚が弱まり、ふと空を見上げると、空には見事な虹が。慌ただしい日常にあって胸のすく思いがした▼虹は、太陽の光が雨粒の中で反射・屈折することでできる。雨が降っても、空が雲におおわれていれば、虹は出ない。虹が現れるには、太陽の光が差し込んでくることが必要なのだ▼進学・就職の季節。なかには志望とは異なる道に進む人がいるかもしれない。だが雨の中でも、ひとたび光が差し込めば、虹は生まれる。その光こそ、腐らず、焦らず、前進し続ける「負けじ魂」ではないだろうか▼壮年の夢は「世界に羽ばたくこと」だった。4畳半一間で家族6人が暮らす貧乏のどん底。家計を支えるため、大学も中退した。それでも夢を諦めなかった。発電設備関連の仕事に携わる中で、工夫を重ね、数々の特許を取得。その実績が高く評価され、昨年、ネパール工科大学の客員教授に迎えられた▼日蓮大聖人は、たび重なる困難を乗り越えた門下の四条金吾を「極めて負けじ魂の人」(御書986ページ、通解)とたたえた。自らが目指す山々への途上には、厳しい嵐の日もあろうが、やまない雨はない。「負けじ魂」を燃やして前進する人生に、燦然たる勝利の虹は輝く。(芯)
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2017年03月19日

名字の言〉 2017年3月19日

沿道の応援が力になった――マラソン大会でゴールした選手が、しばしば口にする。それを心の底から実感したことがある▼都市部の大会に出場した時のこと。途切れない沿道の声援。応援の“形”もさまざまで「残りたった30キロ」「ビールまであと○キロ」など、ユニークな応援ボードを掲げる人もいる▼終盤、肉体的にも精神的にも苦しい時、ふいに名前が呼ばれた。ウエアの刺しゅうを読み取ってくれたらしい。そして「腕の振り、いいぞ!」「いいペース! まだ記録伸びるよ」と。不思議と体が軽くなったような感覚。自分だけに向けられた一つ一つの言葉が、強く背中を押してくれた▼コーチングの基本的なスキル(技能)に「アクノリッジメント(承認)」がある。その有効な手段の一つが「褒める」。抽象的な言葉ではなく、相手の特長を捉え、力を引き出す言葉を具体的に伝えることが「褒める」という行為なのだ(鈴木義幸著『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』日本実業出版社)▼御書に「人から自分が、大変によく褒められる時は『どんなふうにでもなろう』という心が出てくるものである」(1359ページ、通解)と。相手を知ればこそ褒めることもできる。友情を深めつつ、たたえ励まし合う創価の輪を広げたい。(味)
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2017年03月18日

名字の言〉 2017年3月18日

“広宣流布の記念式典”が行われてから1年後の1959年3月16日。池田先生の日記には「十六日――。」とあり、具体的な出来事は記されていない。この日、先生は青年部の代表と共に、恩師・戸田先生の墓前にいた▼この1週間前、池田先生は恩師の指導や遺品の整理に当たった。夜には、恩師の一周忌に関する「大白蓮華」の原稿を執筆。17日には学会本部で再び恩師の指導の記録を整理するなど、各地の激励行の合間を縫って、恩師の精神を後世に伝えることに心を砕いた▼恩師の墓前で、池田先生は青年たちに提案した。“毎年、3月16日を青年部の伝統ある節目にしていこう”と。私たちが今、「3・16」の意義を知ることができるのも、式典を行った恩師の心を深く胸に刻み、その精神を宣揚し続けた先生の行動ありてこそである▼「3・16」は師匠から託された広布のバトンを、弟子が継承する日であり、世界広布へ向けて一切の責任を担い、立ち上がる日である。その精神は、歴史を学ぶだけでなく、師と同じ心で、行動を開始する生命の中に、生き生きと脈動していく▼「3・16」から「5・3」へ、誓い新たに出発したい。自身の限界を打ち破る挑戦で、堂々たる「後継の証し」を打ち立てていこう。(嶺)
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2017年03月17日

名字の言〉 2017年3月17日

野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、侍ジャパンの快進撃が目覚ましい。世界一奪還へ期待が膨らむ▼各チームとも活躍が光るのは、やはり大リーガー。今でこそ人種も多様だが、70年前は白人選手しかいなかった。黒人初の大リーガーは、ドジャースのジャッキー・ロビンソン。新人王・首位打者・盗塁王・MVPなどに輝き、背番号「42」は全球団の永久欠番だ▼数々の差別と罵詈罵倒にさらされた彼を、球団の会長らは支え続けた。会長は、差別する人に対して「不条理な悪口を口にすることで、むしろドジャースの三十人を結束させて、団結させてくれた」「最高の働きをしてくれた」と“感謝”していたことが、ロビンソンは忘れられなかった(宮川毅訳『ジャッキー・ロビンソン自伝』ベースボール・マガジン社)▼弘教の実践を貫いた草創の婦人部の先輩は、貧しい身なりを嘲笑され、行く先々で悪口を浴びた。だが「話を聞いてくださって、ありがとうございます」と頭を下げ、「宿命転換させてもらえるからありがたい」と感謝するのが常だった▼苦難に感謝する――決して容易に言えることではない。それは“一人立つ”腹を決めた勇者のみぞ知る、誇り高い境涯。その心ありて、「歴史」は開かれる。(鉄)
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2017年03月16日

名字の言〉 2017年3月16日

「あの人、どうしてあんなに元気なんだろう」。近所で話題の壮年部員は102歳。秘訣を伺うと「毎日、人に会うこと」と教えてくれた▼道端で、公園で、スーパーで。出会った人と気さくに話すと、実年齢との差に驚かれることがちょっとうれしい、と笑顔皺が▼先日、名古屋市内で行われた聖教文化講演会。日本認知症学会の認定専門医・指導医である脳神経外科医の奥村歩氏は「“リアルの質感”が大切」と語った。ITが発達した現代では、家から出なくても、大半のことはパソコンやスマートフォンで済んでしまう。しかし、それでは刺激が「視覚」に偏る。そんな生活を続ければ“脳がなまってしまう”と▼脳を健やかに保つには、「五感」をバランスよく刺激すること。例えば、読書で本を持ち、紙に触れる。メモを手書きで取る。でこぼこ道を歩く。森林で草や木の香りを楽しむ。この“実感”が脳の老化を防ぎ、認知症になりにくくするという。とりわけ、外に出て積極的に人に会うことを氏は推奨する▼友のもとへ歩いていく。顔を見ておしゃべりをする。幸福を祈りつつ手紙を書く――人と関わる学会活動もまた、脳を若々しく保つ行動にほかならない。出会いの春。身も心も生き生きと前進したい。(靖)
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2017年03月15日

名字の言〉 2017年3月15日

サッカー界の歴史に残る劇的な一戦だった。現在、開催中のUEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグ。世界一レベルの高い、伝統的な大会でのことである▼決勝トーナメント1回戦。スペインの名門、FCバルセロナは、窮地に追い込まれていた。初戦で0対4の大敗。2戦目では3点を先制するものの、後半17分に1点を返される。ルール上、勝ち進むには、あと3点が必要という厳しい状況▼だが選手たちは諦めていなかった。超一流のスターたちが必死の形相でボールを追う。試合終了間際、立て続けに3点を奪い、大逆転。スタジアムは歓声に揺れた▼実業家・松下幸之助氏の講演会でのこと。一人の中小企業の経営者が、どうすれば松下さんの言う経営ができるのかと質問した。氏は答える。“まず大事なのは、やろうと思うこと”。その時の聴衆の一人で、後に世界的企業に成長した会社の経営者は、「“できる、できない”ではなしに、まず、“こうでありたい。おれは経営をこうしよう”という強い願望を胸にもつことが大切だ」と感じたという(『エピソードで読む松下幸之助』PHP新書)▼勝てるかどうかではなく、まず勝つと決める。最後まで諦めない。大逆転のドラマは、わが一念から始まる。(速)
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2017年03月14日

名字の言〉 2017年3月14日

文学座の名優・杉村春子さんらが座るテーブルに、一人の紳士が歩み寄る。花瓶に挿された菊を取って贈ったその人は、中国の周恩来総理だった。「中日友好の花が、万代に咲き薫ることを願って」▼1972年の日中国交正常化の翌月、北京の人民大会堂で行われた祝賀会の一こまである。16年も前から幾たびも訪中し、演劇交流を重ねてくれた日本の文化人の労に謝したい――信義を重んじる“人民の総理”らしい心遣いだった▼杉村さんは生前、本紙てい談に2度登場している。最初は83年、中国話劇「茶館」を民音が招へいした時である。次は95年。民音の助力に感謝しつつ、長年にわたり演劇交流を続けてきた理由を語っていた。「たとえ一粒の小さな砂であっても、たくさん集まれば大地にもなる」と▼「草木は大地なくして生長する事あるべからず」(御書900ページ)。芸術の大花を愛でることができるのも、信頼の大地を耕し、友情の種を蒔いた先人たちの労苦があったればこそであろう▼国交正常化45周年を彩る、中国国家京劇院の民音公演が始まった。来月まで全国28会場を巡る。〽友誼の桜は永遠なりと……(山本伸一作詞「桜花縁」)。周総理と日本を結ぶゆかりの花・桜の美しい季節に、友好の花を咲かせる旅である。(之)
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2017年03月13日

名字の言〉 2017年3月13日

バスケットボール界の伝説的選手マイケル・ジョーダン。彼は常に、高い理想を持ちながらも、短期間の目標を設定し、着実に努力を重ねてきた▼大学3年の時のこと。周囲からの期待の大きさを感じた彼は、次第に“華麗なダンクシュート”ばかりを追求するように。だが逆に技術は伸び悩み、壁にぶつかった▼ある日、監督に指摘され、好調だった時は基本練習を繰り返していたことに気付く。「3年生のぼくは近道を探していただけ」と振り返る彼は、こう断言する。「目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない」(『挑戦せずにあきらめることはできない』楠木成文訳、ソニー・マガジンズ)▼目標が大きいと“一気に”“要領よく”進めたいと思うことがある。しかし、地道な努力なくして、大きな飛躍は望めない。御書には「衆流あつまりて大海となる」(288ページ)と。広大な海は、小さな川の集まりであり、その川もまた、一滴一滴の水が集まったものである▼池田先生は「大発展、大勝利といっても、日々の挑戦の積み重ねである。今を勝ち、きょうを勝つなかにしか、将来の栄光も、人生の勝利もない」と語る。不可能の壁は、少し頑張れば可能な、しかし弛みない努力の末に破られる。(速)
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2017年03月12日

名字の言〉 2017年3月12日

旋盤工が使う図面には、百分の一ミリ単位の数字が並んでいた。その精密さにひるむ見習工。先輩が声を掛けた。「百分の一ミリってのがどんなものか、教えてやろう」▼先輩は見習工の両手に髪の毛を1本ずつ持たせ、親指と人さし指でもませた。「どっちが太い?」。正しく答える見習工。その差、百分の一ミリ。「な。百分の一ミリなんて、そんなもんだ」と先輩。人間の指先がどんなに鋭いものかを教えられた、と熟練の旋盤工で作家の小関智弘さんは振り返る(『町工場・スーパーなものづくり』ちくま文庫)▼触覚だけでなく、人間の五感には想像以上の力がもともと備わっている。そう考えると、電話やメールですませず、直接会って触れ合うことの大切さを改めて思う▼就職活動に励む後輩を、日々激励する群馬の男子部員。ある日の別れ際、後輩が“頑張ります”と。その声と表情にかすかな“惰性”を感じた男子部員は、あえて踏み込む。「“勝ちます”と言い切っていこうよ」。そして一緒に唱題を。後輩は心新たに挑戦を重ね、希望通りの就職を果たした▼御書に「言は心を尽さず事事見参の時を期せん」(1012ページ)と。会わなければ気付けない表情や、聞こえない心の声がある。時を逃さず、悩める友に向き合いたい。(江)
posted by ハジャケン at 09:28| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月11日

名字の言〉 2017年3月11日

福島県葛尾村を走る道すがら、大きな看板を見た。それは2000年(平成12年)に「交通死亡事故ゼロ」1万3000日を達成した記念に設置されたものだった▼記録のためには村民だけでなく、村内に職場があったり、村を通過したりする人も無事でなければならない。村民と、村に関わる全ての人の努力によって結実する。しかも“飛び石”ではなく、“一日一日”の積み重ねで築かれた偉業だ▼それに倣えば、今日までは震災から「6年」というより「2192日」の道のりだった。不屈の心で試練と闘う友、その奮闘を支え、寄り添った全ての人――2192日に、一日として無駄な日はない▼先日、東京の友人に「今年の『3・11』から学会創立100周年の2030年11月18日まで、ちょうど5000日ですね」と教わった。居場所は離れていても、常に思いを寄せてくれる同志の存在は、「新生・東北」の構築を加速させる力となる▼池田先生は創立100周年を展望しつつ、「私たちは、自身の人生の一日また一日を、粘り強く、勝ち飾りながら、後継の青年たちへ、宝の未来っ子たちへ、しっかりと広宣流布のバトンをつないでいきたい」と呼び掛けた。力強く復興と広布の未来を開く使命を胸に、心新たに進みゆこう。(城)
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2017年03月10日

名字の言〉 2017年3月10日

「われは湖の子 さすらいの……」で始まる「琵琶湖周航の歌」は、旧制第三高等学校(現・京都大学)の寮歌。今年、誕生100周年を迎える▼作詞は水上部(ボート部)だった小口太郎。1917年6月28日、滋賀・高島市今津の宿で仲間に披露し、当時、学生の間で流行していた「ひつじぐさ」(吉田千秋作曲)の曲に合わせて歌ったのが誕生の瞬間といわれる▼71年9月5日、琵琶湖畔に滋賀研修道場(米原市)が開館。記念して開催された第1回「琵琶湖フェスティバル」で、高等部員46人がこの歌を合唱した。じっと聞き入っていた池田先生は、「ここで『琵琶湖周航の歌』を聞くと長生きする思いがする」と語り、「もう一度みんなで歌おう」と提案。参加者と一緒に何度も歌った▼10年後の81年11月23日、先生は再び同研修道場で“周航の歌”を聴いた。会長辞任後、初の訪問である。心を込めて歌った婦人部合唱団に、「天の曲 幸の声あり 琵琶湖かな」との句を贈った▼“周航の歌”は、日本一大きな湖を、自らの力でこいでまわった学生が、大正ロマンの気風の中で詩情豊かに歌い上げた“青春賛歌”。歌詞の最後は、創価の同志の心意気とも響き合う。「黄金の波に いざ漕がん 語れ我が友 熱き心」(糀)
posted by ハジャケン at 09:15| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

名字の言〉 2017年3月9日

“星空が美しく見える村”として全国的に知られる長野県南部の阿智村を訪れた。高原に立ち、満天の星を仰いでいると、まるで自分が宇宙空間に浮かんでいるような感覚を覚えた▼信州・木曽に生まれた島崎藤村は、星を題材にした情景を数多く描いている。「山の上の星は君に見せたいと思ふものの一つだ」という散文。星空を「望みをさそふ天の花」と例える詩。星との語らいが文豪を励まし、創作への活力を与えていたことがうかがえる▼「わたしと宇宙展」が各地で好評を博している。親友の未来部員に誘われ、同展を観賞した女子中学生が語っていた。「“私も、この広い宇宙の一部なんだ”と思えた瞬間、今、抱えている人間関係の悩みも、必ず乗り越えられると感じました」。自身の存在の貴さをかみしめた彼女は、不登校を乗り越え、進学への挑戦を開始している▼池田先生は、「星と対話する時、人は本来の自分自身に立ち戻ることができます。悩みや困難の多い日常のなかでこそ、星空を見上げ、宇宙大の生命の鼓動を全身に感じながら、明日への希望を湧き上がらせていきたい」と▼弥生3月。厳寒の冬から芽吹きの春への移ろいも、宇宙の運行の証しである。大宇宙のロマンに思いをはせつつ、心の扉を開く対話に走りたい。(市)
posted by ハジャケン at 09:43| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする