2017年11月16日

名字の言〉 2017年11月16日

手掛けた作品は4000曲余。昭和を代表する作曲家の古賀政男氏は、幼少期から音楽の才に恵まれていた。琴であれ、三味線であれ、その音色に夢中になれば、ほどなく独力で弾きこなせるようになったという▼その原動力について氏は、「少年時代の私には“驚く”という能力があった」と振り返った(『歌はわが友わが心』潮出版社)。珍しい楽器に出合えば、驚きと好奇心で心がいっぱいになった。どんどん手に取り、音を出さずにはいられない。そうした姿勢が、やがて作曲という創造活動へと大きく開花したのだろう▼「驚く」「感動する」という心の動きが、新しい「行動」へとつながっていく。信仰の世界にも相通ずるものを感じる▼御書には「不軽菩薩は初随喜の人」(507ページ)と。初随喜とは、法華経を聞き、歓喜の心を起こすという、信心修行の中でも初信の位を示す。不軽菩薩は、初めて正しい法を知った感動のまま、真っすぐに仏法を語り抜いた。いかなる迫害にもひるまない、確信に満ちた姿は、信仰者の模範と仰がれる▼仏法と出合い、目の前が開けたときの「驚き」。他者に尽くす同志の姿に、充実の人生を知った「感動」。それぞれの“信心の原点”を、胸に輝かせ、さあ、生き生きと友との対話に歩こう。(値)
posted by ハジャケン at 09:05| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

名字の言〉 2017年11月15日

「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」――小説『新・人間革命』の冒頭の一節である▼スペインのリーバス・バシアマドリード市、モンゴルのチョイバルサン市、ニュージーランドのロトルア市などには、先の言葉を刻んだ記念碑が立つ。『新・人間革命』は、今や13言語で翻訳・出版され、海外でも広く読まれている▼小説『人間革命』は、山本伸一が第3代会長に就任する場面で幕を閉じる。その続編である『新・人間革命』は「旭日」の章でスタートした。そこには、赫々と昇り、世界を照らす太陽のごとく、恩師・戸田先生から託された広布の構想を、弟子が実現する意義が込められている▼『新・人間革命』第1巻の「あとがき」には、こうつづられている。「師の偉大な『構想』も、弟子が『実現』していかなければ、すべては幻となってしまう。師の示した『原理』は『応用』『展開』されてこそ価値をもつ」。その言葉通りの行動を、池田先生は貫いてきた▼『新・人間革命』第30巻「勝ち鬨」の章が、来月からスタートすることが発表された。一人一人の人生の「勝ち鬨」へ、日々、師の言葉を心に刻みつつ、新たな挑戦を開始しよう。(芯)
posted by ハジャケン at 10:29| 山梨 ☔| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月14日

名字の言〉 2017年11月14日

囲碁棋士の井山裕太さんが先月、囲碁・将棋界を通じて初となる、2度目の「七冠独占」を達成した。昨年4月、最初の七冠を達成するも、197日で名人位を失う。そこから、他の六冠を防衛し続けての快挙である▼昨年11月の名人戦の最終第七局では、劣勢を挽回するため、常識では“悪手”とされる手を打った。結果的には敗れたものの、リスクを恐れず果敢に攻める“井山流”が印象に残った▼プロにも、ミスや敗北はある。その時に、どう考えるか。井山さんは、たとえ自らのミスで形勢が悪くなっても、常に「目の前にある局面で最善を尽くす」ことを心掛ける。それでも負けた場合は、「次の勝負に勝つために何をすべきか」に全力を傾けるという(『勝ちきる頭脳』幻冬舎)▼失敗を、人生の暗転への入り口にしてしまうか、人生の糧にできるか。それは、「今」に真剣に向き合うかどうかで決まる。過去を悔やんでばかりでも、過去に目をつむり、無反省に明日を考える態度でもいけない▼常に「今」を全力で生きる人には、成功であれ失敗であれ、「過去」は貴重な経験として生かされ、成長という「未来」が約束される。仏法で説く「本因妙」の生き方である。「今」「ここから」、次の勝利へ勇んで出発しよう。(誼)
posted by ハジャケン at 09:55| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

名字の言〉 2017年11月12日

約700年続いた武家政治が終焉し、近代の幕を開く出来事が150年前にあった。1867年(慶応3年)10月の大政奉還だ▼この直後につづられた坂本龍馬の直筆書状が、今年発見された。福井藩に対し、財政の能力に長けた人物・三岡八郎を新政府に参加させるよう懇願する内容。「三岡の上京が一日遅れれば、新国家の家計(財政)の成立が一日遅れてしまう」。日付は龍馬暗殺の5日前で、まさに、有能な人材を集めるために奔走しながらの最期だった▼明年のNHK大河ドラマで描かれる、同じく維新の英雄である西郷隆盛も、人材登用について哲学をもっていた。「凡人の長所を取り入れ、これをそれぞれの役割に用いて、その優れたところ、才能や特技を十分発揮させることが重要である」(桑畑正樹訳『西郷南洲遺訓』致知出版社)▼優れた人物を見つけ出し、糾合する。どんな人にも必ずある長所を生かし、存分に活躍させる。どちらも人材論の急所だ。いずれにせよ、「新国家」を担う志士たちが渇望したのは「人材」の一点だった▼「人材育成の第一歩は 相手を信じ抜くことだ」(5日付「わが友に贈る」)。祈りを込めた関わりは、時間がかかっても、必ず実を結ぶ。新しい力の躍動によって、新しい歴史は開かれていく。(鉄)
posted by ハジャケン at 09:42| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

名字の言〉 2017年11月11日

イタリアの水都ベネチアを訪れた文豪ゲーテ。迷路のように道が入り組んだ地域でも、すぐには地図を頼らず、人に道を尋ねることもしなかった▼まず、方位だけを頼りに、街路を歩き回る。すると、自然と抜け出す道を見つけ出せたという。また、街並みを子細に観察すると、場所によって人々の暮らしぶりが違うことにも気付いた。「眼に映るところによって確めてゆく私のやり方は、こうした場合最上のものである」と文豪はつづった(相良守峯訳『イタリア紀行』上 岩波文庫)▼仏法では、仏道修行の際に「歩く」ことを「経行」と説く。釈尊はインド各地を弘教に歩いた。日蓮大聖人もまた、各地を歩きに歩き、法を弘め、門下の激励に徹し抜かれた。御書には「日蓮が日本国を経行して(=歩いて)南無妙法蓮華経を弘通している」(816ページ、通解)と仰せである▼自分の足で友のもとへ歩いていき、一人の声に耳を傾け、励ましを送る――私たちの日々の学会活動は、仏法実践の正しい在り方なのだ▼直接、会ってこそ分かる相手の悩みがある。目と目を合わせてこそ伝わる真心がある。大切なことは同志のもとへ、まず「足を運ぶ」ことだろう。地道な訪問激励の積み重ねこそ、地域広布伸展への最上の道である。(値)
posted by ハジャケン at 10:57| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年11月11日

イタリアの水都ベネチアを訪れた文豪ゲーテ。迷路のように道が入り組んだ地域でも、すぐには地図を頼らず、人に道を尋ねることもしなかった▼まず、方位だけを頼りに、街路を歩き回る。すると、自然と抜け出す道を見つけ出せたという。また、街並みを子細に観察すると、場所によって人々の暮らしぶりが違うことにも気付いた。「眼に映るところによって確めてゆく私のやり方は、こうした場合最上のものである」と文豪はつづった(相良守峯訳『イタリア紀行』上 岩波文庫)▼仏法では、仏道修行の際に「歩く」ことを「経行」と説く。釈尊はインド各地を弘教に歩いた。日蓮大聖人もまた、各地を歩きに歩き、法を弘め、門下の激励に徹し抜かれた。御書には「日蓮が日本国を経行して(=歩いて)南無妙法蓮華経を弘通している」(816ページ、通解)と仰せである▼自分の足で友のもとへ歩いていき、一人の声に耳を傾け、励ましを送る――私たちの日々の学会活動は、仏法実践の正しい在り方なのだ▼直接、会ってこそ分かる相手の悩みがある。目と目を合わせてこそ伝わる真心がある。大切なことは同志のもとへ、まず「足を運ぶ」ことだろう。地道な訪問激励の積み重ねこそ、地域広布伸展への最上の道である。(値)
posted by ハジャケン at 10:56| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

名字の言〉 2017年11月10日

谷川俊太郎氏の詩「あわてなさんな」は、こう始まる。「花をあげようと父親は云う/種子が欲しいんだと息子は呟く……」(『魂のいちばんおいしいところ』所収)▼子は花より種子をもらった方が、自らの手で芽吹かせ、花を咲かせる喜びを知る。子の可能性を信じ、じっくり成長を待つ大切さを示唆している▼先月、8回目の挑戦で福岡市の教員採用試験に合格した青年がいる。挫折しかけた時、彼を支えたのは、亡き母との思い出だった。野球少年だった頃、母もグラブをはめ、キャッチボールをしてくれた。ぎこちなかったが、うれしかった。毎朝、姿が見えなくなるまで、思い切り手を振って送ってくれた。照れくさかったが元気になった▼母が残したご祈念帳を開くと、こんな言葉が。「息子の健康」「息子の勝利」「息子に、世界一のお嫁さんが来るように」……。青年は涙して奮起し、小学校の教員になる夢をつかんだ。「今度は僕が、児童たちに愛情を注ぐ番です。母には絶対にかないませんけど」▼後継の人材を育てるには、目先の結果を追わないこと。その子が、いつか困難に直面した時、自分の力で立ち向かうことができる“勇気の種子”を心に蒔こう。大人が精いっぱいの真心で祈り、励ます。それに勝る種子はない。(誠)
posted by ハジャケン at 09:46| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

名字の言〉 2017年11月9日

第49回全日本大学駅伝で、神奈川大が20年ぶり3度目の優勝を飾った(5日)。創価大の選手も全日本大学選抜として1区に出場。トップ争いを演じる力走で存在感を示した▼神奈川大は全区間で好位置をキープ。最後は17秒差を逆転し、下馬評を覆した。勝利の流れをつくった1区の3年生ランナーは“今年、卒業した先輩方を思いながら走った”と語った▼彼は、昨年の予選会で無念の途中棄権。果敢な走りで上位につけていたが、最終盤に過呼吸で倒れ、チームはまさかの予選落ちに。「自分のせいで……。皆に申し訳ない」。いたたまれない思いで病院から寮に戻った彼は驚いた。部員全員が玄関に出て、温かく迎えてくれたのだ。結果はどうあれ、皆、彼が“攻め抜いた”ことを知っていた▼以来、チームの雰囲気は一変。“攻め抜く”という姿勢が、一人一人の走りにみなぎった。目先の勝ち負けに一喜一憂するのではなく、敢然と攻め続ける先に勝利の栄冠が待っている――激戦を制した優勝チームは、万般に通じる教訓を教えてくれた▼本年も残すところ2カ月を切った。年頭に掲げた目標や課題を、改めて思い起こしたい。自ら決めた広布と人生の目標へ、どこまでも挑み続ける中に、次の偉大な勝利の因がつくられる。(差)
posted by ハジャケン at 12:58| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年11月9日

第49回全日本大学駅伝で、神奈川大が20年ぶり3度目の優勝を飾った(5日)。創価大の選手も全日本大学選抜として1区に出場。トップ争いを演じる力走で存在感を示した▼神奈川大は全区間で好位置をキープ。最後は17秒差を逆転し、下馬評を覆した。勝利の流れをつくった1区の3年生ランナーは“今年、卒業した先輩方を思いながら走った”と語った▼彼は、昨年の予選会で無念の途中棄権。果敢な走りで上位につけていたが、最終盤に過呼吸で倒れ、チームはまさかの予選落ちに。「自分のせいで……。皆に申し訳ない」。いたたまれない思いで病院から寮に戻った彼は驚いた。部員全員が玄関に出て、温かく迎えてくれたのだ。結果はどうあれ、皆、彼が“攻め抜いた”ことを知っていた▼以来、チームの雰囲気は一変。“攻め抜く”という姿勢が、一人一人の走りにみなぎった。目先の勝ち負けに一喜一憂するのではなく、敢然と攻め続ける先に勝利の栄冠が待っている――激戦を制した優勝チームは、万般に通じる教訓を教えてくれた▼本年も残すところ2カ月を切った。年頭に掲げた目標や課題を、改めて思い起こしたい。自ら決めた広布と人生の目標へ、どこまでも挑み続ける中に、次の偉大な勝利の因がつくられる。(差)
posted by ハジャケン at 12:57| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

名字の言〉 2017年11月8日

「すぐに諦めずに『それでもなお』との信念で、前に進んできました」――元東レ経営研究所社長の佐々木常夫さんは、本紙「幸齢社会」の紙面で、こう語っていた▼自閉症の長男、肝臓病とうつ病を患った妻を抱えての多難な生活。佐々木さんは午前5時半に起床して3人の子どもの朝食と弁当を作り、8時に出勤。全力で業務をこなし、午後5時には退社する日々を送った▼度重なる転勤や破綻会社の再建等で多忙を極めながらも、佐々木さんは同期トップで東レの取締役に就任。その原動力こそ、逆境にあって「それでもなお」と挑む信念だった▼日蓮大聖人は、苦難に直面し、奮闘する門下に慈愛の励ましを送られた。「ただ一えんにおもい切れ・よからんは不思議わるからんは一定とをもへ」(御書1190ページ)との仰せは、「熱原の法難」の渦中に、難を乗り越える「覚悟の信心」を促された一節である。また、別の御書では「石はやけばはいとなる金は・やけば真金となる」(1083ページ)とも仰せである▼信心をしていても、苦難や試練に直面することはある。むしろ、苦難にどう立ち向かうかという姿勢にこそ、信仰者の本領が表れる。逆境は信心を深め、飛躍する好機――この確信と、不屈の闘志を胸に勝利の人生を開きたい。(鷹)
posted by ハジャケン at 08:42| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

名字の言〉 2017年11月7日

学会の草創期、第2代会長の戸田城聖先生が、全会員を対象に行っていた「一般講義」。毎週金曜に開催されることから、“金曜講義”の名称で親しまれた。同志は、ここで信心の歓喜と確信を得て、週末の学会活動に励んだ▼今、毎週金曜に刻む広布のリズムの一つは、本紙地方版だろう。「地域密着」を強みとする方面・県版の制作に欠かせない存在が、通信員の友である。労をいとわず、日夜、健筆を振るう尊い努力に心から感謝したい▼現在、各地で通信員大会が開催されている。ある大会で婦人の通信員が活動報告をした。彼女は今年、故郷から遠く離れた地に嫁いだ。ある日、実家の父が大病に倒れたと“同志”から聞く。忙しい日々の娘に心配を掛けまい、と親心で知らせなかったのだ▼そんな時、本社から写真撮影の取材依頼が来た。撮影場所は、かつて池田先生が訪れ、同志を激励した師弟有縁の地。後日、彼女の力作が紙面を飾る。一進一退の病状に弱気だった父は、その紙面を見て一変、“必ず元気になり、再び先生と広布に走る”と奮起。その後、医師も驚くほどの回復で退院したという▼「通信」は「信を通わせる」とも読める。通信員の記事と写真は、信心の偉大さと生き抜く力を全読者に届けている。(城)
posted by ハジャケン at 08:37| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

名字の言〉 2017年11月6日

ある企業のリーダー研修会で、講師が呼び掛けた。「ドイツ語で『かえるの合唱』を歌いましょう」▼きょとんとする参加者に、「大丈夫。やればできる!」と何度も促す。しばしの沈黙。そして講師がほほ笑んだ。「いくら励まされても、できないものはできないですよね。ドイツ語の歌詞を教えてもらったり、一緒に歌ってもらったりしないと」。すなわち、経験の浅い部下に何か新しいことに挑戦させようとしても、ただ励ますだけでは、多くは「自分には無理」と思ってしまう。具体的に教え、共に動くことにリーダーの役割がある――と▼学会活動にも通じる面があろう。初めての仏法対話に尻込みした経験は誰しもある。そんな時、「私はこう語ってきたわ」と、自分の体験を語ってくれたり、「僕の対話の場に同席してごらん」と、自らの姿で手本を示してくれたりした信心の先輩がいたはずだ▼御書に仰せである。「人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて進みやすくするように教えるのである」(1574ページ、通解)▼「励ます」とは相手を説得することではない。声に耳を傾け、一緒に悩み、「これなら私にもできる!」と勇気を持たせることだ。「共に」の精神に励ましの鍵がある。(之)
posted by ハジャケン at 08:34| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

名字の言〉 2017年11月5日

どうしたら“親友”を見つけられますか?――ある学生からの質問に、漫画家の赤塚不二夫さんが答えた。「まずはっきり人生の目標を決めることだ」▼どんな目標でもいい。達成に向けて真剣に挑戦する中で、自分と同じ志をもつ人と自然に出会う。その仲間こそが、かけがえのない存在になると、赤塚さんは熱く述べた(『人生これでいいのだ‼』集英社文庫)▼赤塚さんは巨匠・手恷。虫氏を慕い、多くの“漫画家の卵”が集まったアパート「トキワ荘」に住んでいた。切磋琢磨したのは、石ノ森章太郎氏、藤子・F・不二雄氏、藤子不二雄Ⓐ氏ら。トキワ荘を巣立った後も彼らの友情は変わることなく、互いに触発し合いながら、数々の名作を世に送り出していった▼支え合い、共に成長する友の存在が、どれほど大切か。一人の友との出会いで、人生が大きく変わることもある。信仰の道、広布の道もまた例外ではない。釈尊は、妙法弘通に励もうと「決意した人」が善人・善友であり、善友を持つことが「仏道修行の全て」であると強調している▼“善き友”を得たいなら、相手にとって“善き友”となれるよう、まず自分を磨くことだ。広宣流布という大目標へ心を定め、周囲に希望を届ける人へと成長していきたい。(値)
posted by ハジャケン at 09:00| 山梨 ☔| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

名字の言〉 2017年11月4日

東洋哲学研究所が企画・制作した“法華経展”。先月、シンガポールのアート・ハウスで開催され、来場者が5万人を超えるなど反響を呼んだ▼注目を集めたのは諸言語で記された法華経の写本。インドで生まれた法華経は、アジア各地へ伝播する中で多彩な言語に訳された。私たちが勤行で読誦する漢訳の法華経は鳩摩羅什(4〜5世紀)の訳。それ以外にも古ウイグル語、チベット語、西夏語等に訳され、あつく信仰されてきた▼仏典の翻訳は至難の作業だ。言語への習熟はもとより、経典の心に肉薄する努力、異文化への理解が必要となる。香港中文大学の饒宗頤博士は、経典写本は「数え切れぬ人々の智慧と信仰、そして希望の結集」と述べている▼学会はこれまで識者の協力を得て、法華経を英語、イタリア語、タイ語などで発刊。日蓮大聖人の御書も10以上の言語で刊行してきた。言葉や文化の差異を超え、大聖人の精神をどう正しく、分かりやすく伝えていくか――各国の友と語り合うたび痛感するのは、広宣流布とは一面で「翻訳の戦い」であるということだ▼間もなく70カ国・地域の代表が日本に集ってのSGI秋季研修会が始まる。世界広布のうねりは高まる。我らもまた使命の天地で、情熱と智慧の仏法対話に挑みたい。(駿)
posted by ハジャケン at 10:13| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

名字の言〉 2017年11月3日

創価大学が関東地区大学野球選手権大会で準優勝し、3年ぶりに「秋の全国大会」に進む。強豪ひしめく関東大会は“全国大会を勝ち抜くより難しい”とも。激戦を越えて、大学日本一に挑むナインの健闘を祈りたい▼創大は今秋、24年連続でリーグ優勝した。所属する東京新大学野球連盟は、各校の実力が伯仲し、優勝争いは年々激化。“勝って当然”という重圧の中、メンバーは厳しい練習を重ね、自力優勝の消滅という逆境をはね返して栄冠をつかんだ▼当たり前の勝利は一つもない。先輩が築いた「心で勝つ」伝統を、後輩が守ってきた24年間である。熱戦が続くプロ野球の日本シリーズでも、ソフトバンクの石川柊太投手やDeNAの倉本寿彦選手が活躍するなど、卒業生も光る▼「飛び抜けた選手はいません。それでも“俺が勝たせる”という一人一人の気迫は、これまでで一番」と岸雅司監督。部員数は90人。人数が増えるほど一人の出す力は減るという法則(リンゲルマン効果)もあるが、選手、ベンチ、スタンドそれぞれが、勝利への強い責任感を持つからこそ、チームの力が最大限に発揮されるのだろう▼全国大会は10日から。目標は日本一、目的は人材育成――創立者・池田先生が示した「人間野球」の“真の勝利”に期待しよう。(仁)
posted by ハジャケン at 09:11| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

名字の言〉 2017年11月2日

地元の男子部員と話した時、最近のテレビの話題に。「お笑い芸人の出川哲朗さんを見ると、どんな嫌なことがあっても吹き飛びますね」と言っていた▼「ヤバイよ、ヤバイよ」の決まり文句で、ザリガニのはさみで鼻を挟ませたり、言葉の通じない国で買い物をしたりするなど、体当たりで笑いを届ける出川さん。今やバラエティー番組には欠かせない存在だ▼かつては“嫌われタレント”と見られていたこともあったが、最近は“子どもが尊敬する人物”に名前が挙がる。そんな彼を支えたモットーは「一生懸命、頑張っていれば、誰かが見ていてくれる」(本紙5月6日付)。その言葉通り、どんなに大変な仕事も真正面から取り組んできたという▼どこかで、必ず誰かが見ていてくれる――ささいなことのようだが、人知れず奮闘する人を、これほど鼓舞する確信はない。そこには、周囲の世界への信頼があり、未来への希望を失わないたくましさがある▼人生、自分の思うようにならないこともあるだろう。しかし、焦る必要はない。池田先生は「人が見ようと見まいと、花は花である。泥のなかにあろうと、金は金である」と。本物は、どこにあっても光るものだ。わが使命の舞台で、きょうも自分自身のベストを尽くしたい。(朋)
posted by ハジャケン at 09:01| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月01日

名字の言〉 2017年11月1日

東北の山あいを訪れた、ある日の夜明け前のこと。目的地まであと少しという所で、深い霧が立ち込め、車が前に進めなくなってしまった。しばらく待つと太陽が昇り、霧が晴れた。その瞬間、息をのんだ▼そこには、美しく紅葉した山々が視界いっぱいに広がっていた。それまで霧と暗闇に包まれて見えなかった景色が、旭日に照らされ、見る見る雄大な姿を現していく様子は、感動の劇であった▼病に悩み、ふさぎ込む婦人部員がいた。近所に住む同志が激励を重ねるが、心は閉じたまま。やがて玄関の扉も開かなくなった。それでも友は足を運び、「お題目を送ります。一緒に試練を乗り越えましょう」と励ましの手紙をポストに届け続けた。数カ月後、彼女から友に電話が来た。「ご自宅に伺っていいですか?」▼友は快諾し、自宅の玄関前で、今か今かと彼女を待った。2人の家は徒歩で数分しか離れていない。だが彼女は、そのわずかな距離を埋めるのに長い間、迷い、ためらった。そしてついに、勇気の一歩を踏み出した。歩いてくる彼女を、友は涙と笑顔で迎えた。彼女の目も潤んでいた▼無明の深い闇を打ち破るための信心である。一人一人の胸中に、希望の太陽を昇らせよう。その光で、わが地域は輝き始める。(城)
posted by ハジャケン at 09:53| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

名字の言〉 2017年10月31日

ドイツの作家ミヒャエル・エンデの作品『モモ』に、道路掃除人のベッポというおじいさんが登場する。ある日、彼がモモに、自分の仕事の話を始めた▼いわく、非常に長い道の掃除を受け持つときがある。“とてもやりきれない”と思いつつ、せかせかと始める。時々、顔を上げるが、ちっとも進んでいない。心配でたまらなくなり、ものすごい勢いで働くが、やがて疲れ果ててしまう――ここで彼が一言。「こういうやり方は、いかんのだ」▼しばらく黙った後、彼は口を開く。「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな? つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ」「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな」(岩波書店、大島かおり訳)▼先のことを思い煩って焦るより、足元を見つめ、「今」を大切に生きることで心は豊かになると、エンデは訴えているのだろう。日々の忙しさの中で、足元の幸福を見失いがちな現代人への警鐘にも思える▼広宣流布という理想を抱きつつ、きょう一日の実践に心を込めたい。朗々たる唱題から朝を出発する。「目の前の一人」にしっかり向き合い、納得の対話を重ねる。その中で、自他共の幸福の喜びは深くなる。(起)
posted by ハジャケン at 10:13| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月30日

名字の言〉 2017年10月30日

「彼女が懸命に生きる姿に、心を打たれたんです」――本紙の長年の愛読者が、購読を始めたきっかけを語ってくれた▼彼女とは、札幌在住の全盲の婦人部員。鍼灸マッサージ師として34年、愛読者が経営する鍼・マッサージ院で働いてきた。優秀勤労障害者として厚生労働大臣表彰も受賞。先日、盲学校の女性卒業生として初めて、視覚支援学校の伝統の研修講座で講師を務めた▼全盲になったのは20歳の頃。光を感じなくなった目から、幾度も悲嘆の涙を流した。その彼女が今では、職場で範を示し、社会でも指導的立場に。「悲しみや苦しみが大きいほど、それを突き抜けてきた人はより強い。彼女が教えてくれたことです」と愛読者は言う▼「人生は、だれにとってもやさしいものではない」と述べたのは、本年、生誕150年の物理学者キュリー夫人。「でもたいせつなのは、忍耐力と、なにより自信を持つこと。人はみな、なんらかの天分に恵まれているもの。そしてその天分は、どんなことがあっても花開かせるべき」と(エーヴ・キュリー著『キュリー夫人伝』河野万里子訳、白水社)▼順風満帆の時ではなく、むしろ最大の苦境の時こそ、不屈の信仰が本領を発揮する時。一人の勇者の生き方は、闇を照らす光のように万人の希望となる。(鉄)
posted by ハジャケン at 08:41| 山梨 ☔| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

名字の言〉 2017年10月29日

かつて映画が無声だった頃、日本の映画館には映像に合わせて場面の状況などを名調子で語る「活動弁士」がいた。その第一人者の一人が、徳川夢声氏である▼後にラジオ番組「宮本武蔵」の朗読でも人気を博し、“話芸の達人”として名をはせた氏が「話の目的」を三つに分けて紹介している。すなわち@意志を伝えるA感情を伝えるB知識を伝える、である(『話術』白揚社)▼日々、私たちが実践している仏法対話や同志への激励の場面にも参考になろう。相手に伝えるべきは――「この信仰で共に成長していきたい」という「意志」。「学会活動は本当に楽しい!」との、実体験からにじみ出る「感情」。そして、仏法哲理という幸福を開くための「知識」だ▼さらに氏は「良き話をするには、良き心をもっていなければなりません」(前掲書)とも。対話に必要なのは、かしこまった言葉でも、飾り立てた言葉でもない。誠意を込めた、血の通った言葉であってこそ、意志も感情も知識も、相手に真っすぐ届く▼日蓮大聖人は「声仏事を為す」(御書708ページ)と仰せである。幸福の連帯は、何よりも声の力で広がる。信仰で磨いた心を、わが「声」に込め、晴れやかな創立の月へ向け、生き生きと語らいの輪を広げていきたい。(値)
posted by ハジャケン at 09:46| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

名字の言〉 2017年10月28日

駐日コロンビア共和国大使館を訪れた際、大使館前で銅像を見た。「南米解放の父」シモン・ボリバルの像である▼300年にわたる植民地支配からの独立を求めた戦いは1812年、祖国のベネズエラで始まった。ボリバルは司令官に任命されたものの、仲間の裏切りに遭い、亡命を余儀なくされる。だが、来るべき勝利を目指し、亡命地で祖国解放のための構想を練った▼翌年、スペイン軍に勝利し、祖国に新たな共和制国家が誕生した。しかし、その翌年には戦いに敗れ、再び亡命。共和制国家も崩壊する。このように、ボリバルの闘争には何度も失敗があった。そのたびに決然と立ち上がり、新たな勝利を収めた。最初の戦いから12年後、ついに彼は南米5カ国に自由をもたらした▼古今東西の歴史が示すように、偉大な事業の道程にも、必ず思うにまかせぬ、苦難と嵐の時がある。目先の出来事に翻弄されることなく、「不屈の心」で挑戦を続けた人にのみ、勝利の未来が開かれることを歴史は教えている▼御聖訓に「いまだこりず候」(御書1056ページ)と。世界広布という遥かなる長征を続ける私たちの道程もまた、何度でも立ち上がる挑戦の連続だ。この「負けじ魂」で前進したい。信心とは「不屈」の異名である。(芯)
posted by ハジャケン at 10:37| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

名字の言〉 2017年10月27日

インターネット上に質問を投稿すると、それを閲覧した人たちから、程なく回答が寄せられる。便利な時代と感心する半面、自分で調べたわけではない“借り物”の知識をため込んでも本物の知性は磨かれないのではと心配になる▼記者という仕事柄、一つの事実を確かめるために、何冊もの書籍と格闘することが多い。有益な情報を得るための努力は、頭とともに心を鍛えてくれるように思う。加えて、本との関わりは、知識を得る以上に、価値ある生き方を教えてくれる▼先日も、本の存在の大きさを痛感する出来事があった。宮城県の気仙沼湾に浮かぶ「大島」の中学校に、学会から優良図書300冊と書架が贈られた。贈呈式に臨んだ生徒が喜びを語った。「島には書店がありません。大切に読み、人の役に立つ人間に成長します」▼大島は東日本大震災の際、東西の浜から押し寄せた津波に挟み撃ちにされ、島内では火災も起きた。そんな極限の恐怖を経験した子どもたちが今、島の復興や地域社会に役立ちたいと、本を成長の糧に学んでいる。彼、彼女らにとって、「本」は未来を切り開く“宝剣”となるに違いない▼人生を変えるほどの大きな力が、本にはある。珠玉の一書に出あう喜びを大切にしたい。きょうから読書週間。(城)
posted by ハジャケン at 10:03| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

名字の言〉 2017年10月26日

東京富士美術館企画の「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』広島展」。来場者が7万人を超え、盛況のうちに閉幕した(22日)▼広島展の見どころの一つが、幼いキリストを抱き上げる女性を描いた「聖アンナと聖母子」(米・ハマー美術館所蔵)。池田先生は地元紙への寄稿で作品に触れ、「生命を慈しみ、育む女性愛があふれています。広島の平和の母たち、女性たちは、原爆の悲劇に立ち向かいながら、生命の賛歌をうたい上げてきました」と述べた▼当時6歳だった広島の婦人部員。直接の被爆は免れたものの、被爆者を介抱して二次被爆した。戦禍に泣き、宿命を嘆きながら、被爆の事実を隠して生きた▼しかし信心と出あい、婦人の心が変わった。自分から進んで、若い世代に被爆体験や平和への思いを語るようになった。10年前から毎年、自宅の庭で開く「そうめん流し」の集いは、近隣の友人や海外の青年など100人余りが参加する恒例行事に。婦人は「私の宿命は、かけがえのない使命になりました」と▼宿命に泣く女性の歴史を何としても転換したい――これが創価三代の会長の悲願である。全ての母が幸福と喜びに包まれ、生命の賛歌をうたい上げる人間世紀へ。その先頭を走る創価の母に最敬礼したい。(子)
posted by ハジャケン at 09:12| 山梨 ☔| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

名字の言〉 2017年10月25日

将棋棋士の大山康晴氏は十五世名人になった翌年、屈辱的な敗北を喫し、無冠に陥落した。良い時は群がるマスコミも、潮目が変わると手のひらを返す。そんな大山氏を、父が励ました。「自分の将棋を指すように心掛けなさい」(『名棋士81傑 ちょっといい話』講談社)▼そこからの巻き返しはすさまじかった。2年のうちに、王将、九段、名人の三冠を奪取し、以後、名人戦13連覇などを果たした。さらに、がんの闘病も勝ち越えるなど、生き方そのものが“不死鳥”さながらであった▼氏は、あの父の言葉を、どう受け止めたのだろう。“肩書や立場ではなく、「将棋」という使命の舞台で、自分の信念を貫け”という指針として、胸に刻んだように思えてならない▼人生、順風もあれば嵐もある。忘れてならないのは、いかに周囲の状況が変わろうと“自分は自分”であるということだ。何があろうと前を向いて、一つ一つ、誠実に努力を重ねる。いつか嵐がやんだとき、目覚ましい成長を遂げた自分を発見するだろう▼大山氏は色紙に揮毫する際、「忍」とよく書いた。不遇の時代にこそ、本物の負けじ魂が磨かれる。仏の別名もまた「能忍」。能く忍ぶ人こそ、わが使命を見失うことなく、自他共の幸福という大事を結実させる。(城)
posted by ハジャケン at 09:15| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする