2017年09月08日

当代の人物

 ところが今日の大官名士を見ると、
 その私家の際はまずよろしい。
 酒も飲まぬ。
 喧嘩もしない。
 もちろん漁色も目立ってはやらない。
 ダンスホールを閉鎖しろとか、
 待合を止めろとか喧しく言う。
 大官連中も小さくなっている。
 行儀が良い。
 しかし国家の大事に臨むと、
 生きているのか死んだのかさっぱり分らぬ。
 ひたすら己を守るに汲々としている。
 ここが明治の人物と当代の人物と非常に違うところである。
 願わくば私家の際も人生国家の大事に当っても
 立派であって欲しいが、どうもそうはいかぬ。
 この辺に真の教育の悩みがあります。
posted by ハジャケン at 08:41| 山梨 ☔| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする