2017年08月30日

名字の言〉 2017年8月30日

病院で闘病中の子どもたちに道化師(クラウン)が笑いを届ける「ホスピタル・クラウン」という活動がある。これに長年携わってきた大棟耕介氏は“B級サービス”を勧める▼例えば、正月に病院を訪問したら、道化師が子どもたちにお年玉を渡す。ただ中身は日本のお金ではなく外国の小額の紙幣。手にした子どもが“空想の世界旅”を楽しめるようにとの工夫である。氏は身の丈を超えた1回のサプライズ、すなわち“A級サービス”より、継続可能な小さなサプライズの方が人の心を打つと強調する(『道化師流コミュニケーションとサービス』生産性出版)▼友人や近隣との付き合いにも通じる面がある。こちらの思いを伝えるのに、あまりに考えすぎると、時を逃してしまうことがある。力まず、背伸びをせず、折に触れて喜びや感謝を伝える。実はこの“B級”の方が、気持ちの伝わり方は“A級”なのかもしれない▼池田先生は語っている。「ちょっとした、細かいところが大事である。たとえば、会合での『指導』の内容であれ、人に語りかける『声』であれ、何であれ、ちょっとした心づかいによって、よりよいものに変わる」▼誰にでもできるが、誰もがやっているわけではない――そんな小さな思いやりと真心の行動を重ねたい。(靖)
posted by ハジャケン at 08:55| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする