2017年08月08日

名字の言〉 2017年8月8日

冷たいものを飲み過ぎたり、出先でつい食べ過ぎたりと、食生活が乱れがちな時期。世間ではグルメ番組の影響などもあり“あの店がいい”“これがおいしい”といった話題にも事欠かない▼料理研究家の土井善晴さんは、最近は「食べる人」が主役になったと言う。食べるだけの人は、おなかがすくと機嫌が悪くなる。“デパ地下”に行けば、つい食べきれないほど買い込んでしまう。健康面を考えると、「食べる人」ではなく「作る人」こそ主役になる必要があると指摘する▼料理を「作る人」は、たとえ1人暮らしでも、台所に立てば肉ばかりでなく、自然と野菜も加えようとするもの。料理を作る行為には、栄養バランスまで正しく「調整する機能」が本来的に含まれている。日頃の食事で「作る」を基本にすることが、自身や家族の幸せにもつながる(「第三文明」9月号)▼御書に「飲食節ならざる故に病む」(1009ページ)とある通り、不摂生は病気の元。欲望の制御が最大の鍵だが、その有効な方法の一つが、「作る人」になることともいえる▼「食」という最も身近で、生命の源となる営みを、真剣に考え、主体性をもって取り組む人は、自然、人生の万般にわたって、そうした姿勢で臨めるだろう。「信心即生活」はわが足元、いな口元から始まる。(朋)
posted by ハジャケン at 10:13| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする