2017年08月06日

名字の言〉 2017年8月6日

午前8時15分、一発の原子爆弾がさく裂した。3000度以上の熱線に肌は焼かれ、爆風で飛ばされたガラスの破片が体に刺さる。今も続く放射線障害。被爆者の“心の傷”は癒えない▼15歳で被爆した日本画の巨匠・平山郁夫氏。後年も、8月6日が近づくとうなされたという。被爆から34年後、「平和記念式典」で心に浮かんだ情景を描いた。171センチ×364センチを赤い炎で埋め尽くした「広島生変図」。一枚の原爆絵は「広島は生きているんだぞと主張している」(『平和への祈り』毎日新聞社)と▼爆心地から1・4キロで被爆した婦人部員。原爆症で頭髪は抜けた。「被爆した者を嫁としては迎えられない」と結婚も破談に。体から何度もガラス片が出る。娘3人が「がん」を発病した時は泣いてわびた▼きょう6日朝、慰霊碑で行われる記念式典で、その婦人が被爆者の代表として献花する。30年前に一度だけ訪問したが、あの“地獄”を思い出し、以来、行けなかった。しかし本年、「娘たちや孫のため、世界平和のために」と、“満身創痍”の体を奮い起こす▼小説『新・人間革命』の執筆開始は8月6日。被爆者が、世界中の人々が願う一節を心に刻む。「平和ほど、尊きものはない。/平和ほど、幸福なものはない」(子)
posted by ハジャケン at 09:11| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする