2017年08月05日

名字の言〉 2017年8月5日

新会員の青年に入会して感じたことを聞いた。「題目の歓喜や同志の温かさはもちろんですが、私が驚いたのは“人前で話す機会が多いこと”です」▼休日は誰とも話さず過ごすことも少なくなかったという彼。会合に行けば、“何でもいいから”と生活や仕事の様子、目標や将来の夢などを話すよう促された。仏法対話にも、冷や汗をかきながら挑戦した。「本当に苦手でしたが、“今度は何を話そうか”と考えるようになりました。決意を発表すると、気持ちが前向きになりますね」▼哲学者の萱野稔人氏は「知性の本質は、言葉をアウトプット(出力)することにある」と語る。高校までの勉強は正確なインプット(入力)の能力が試されるが、大学や社会で求められる知性とは、アウトプットする能力。言葉を使って表現することで、自分の考えが明確になったり、物事を十分に理解していないことが分かったりする、と(木村俊介著『「調べる」論』NHK出版)▼自分の考えを言葉にするには、時に勇気が必要かもしれない。だが、そこに“新しい自分”との出会いや視野の広がりもある▼黙っていたら何も始まらない。自身の挑戦を口に出す。友を心から励まし、たたえる。祈り、そして、はつらつと語る中で、知性も智慧も磨かれる。(靖)
posted by ハジャケン at 09:36| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする