2016年05月25日

名字の言〉 2016年5月25日

 東京のある区に、結成22年になる壮年部の合唱団がある。毎月、地域の高齢者施設や行事などに赴き、元気な歌声を届ける。先日は、慰問演奏を続けてきた施設から、感謝の寄せ書きが贈られたそうだ▼合唱団のレパートリーに、昭和の名作曲家・古関裕而氏の曲がある。その名を知らなくても、高校野球の夏の大会歌「栄冠は君に輝く」を知る人は多いだろう。軽やかなリズムで歌うと、聴く人の顔も明るくなっていくという▼古関氏は国民的な楽曲を世に送る一方、校歌も数多く手掛けた。ある時、氏のもとに、北海道の小学校の校長から校歌の作曲依頼が届いた。手紙には、小さな学校ゆえ予算が足りず、満足な御礼はできないが、思い切って連絡しました――と綴られていた。氏は熱意に応え、無償で曲を作った▼後日、氏の自宅に一斗缶に入った小豆が届いた。校歌の御礼にと、児童たちが家から一握りずつ持ち寄ったものだった。真心の詰まった御礼に、氏は胸を熱くした▼「人は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せなのだ」と言ったアメリカの哲学者がいた。歌は、時を超え、地域を超えて人を結び、幸福を生み出す力を持つ。学会にも、そうした名曲の数々がある。晴れ晴れと学会歌を歌いながら、幸の道を進んでいこう。(朋)
posted by ハジャケン at 10:34| 山梨 | 最近の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする