2017年09月01日

暁鐘 二

小説「新・人間革命」〉 暁鐘 二 
  
 山本伸一は、フランクフルトでの識者との語らいのなかで、デルボラフ博士とは対談集を発刊していくことで合意した。
 以後、二人は六年がかりで対話を進め、対談集の原稿がまとまった時、博士は、その原稿を、「嬉しくて、いとおしくてたまらない」と言って、枕元に置いていたという。
 一九八九年(平成元年)四月、対談集『二十一世紀への人間と哲学――新しい人間像を求めて』が発刊された。しかし、博士は、その出版を待たず、八七年(昭和六十二年)七月に死去する。享年七十五歳であった。
 伸一は、その後も各界の識者と対話を重ね、対談集の出版に力を注いでいった。実は、そこには秘められた決意があった。
 ――あらゆる学問も、政治も、経済も、教育も、芸術も、その志向するところは、人間の幸福であり、社会の平和と繁栄である。
 日蓮大聖人は、天台大師の「一切世間の治生産業は皆実相と相違背せず」(御書一二九五ページ)の文を引かれ、世を治め、人間の生活を支える営みは、仏法と違背せず、すべて合致していくことを訴えられている。
 その厳たる事実を、識者との語らいを通して、明らかにしておきたかったのである。
 さらに、環境問題や教育、核、戦争、差別、貧困等々、人類のかかえる諸問題の根本的な解決のためには、人間自身の変革が求められる。そこに、最高峰の生命哲理たる日蓮仏法を弘め、時代精神としていく必然性があることを示しておきたかった。また、意見交換を通して、その識見と知恵から学びつつ、問題解決に向けての視座と実践の方途を、探求していきたかったのである。
 “対談を通して、諸問題解決の具体的な道筋を示せることは、極めて限られているかもしれない。しかし、自分が端緒を開くことによって、多くの青年たちが後に続いて、人類の未来に光を投じてくれるであろう”というのが、彼の願望であり、期待であった。
 思想と哲学とを残すことは、未来を照らす灯台の明かりをともすことだ。
posted by ハジャケン at 08:41| 山梨 ☀| 新・人間革命 30-4暁鐘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年9月1日

宮崎の牛や豚など、家畜29万頭以上が犠牲になった「口蹄疫」の終息宣言から7年。今月、宮城で行われる全国和牛能力共進会では、宮崎牛に“大会3連覇”の期待がかかる。全頭殺処分があった高鍋町の農業高校からも出品される▼5年に1度の“和牛のオリンピック”と称される同大会。5年前の前回大会では、性別や肥育期間など9区分のうち、宮崎牛が5区分でトップの優等首席を獲得。また「種牛の部」で最高賞の内閣総理大臣賞に輝き、史上初の連覇を飾った▼55頭いた県有の種雄牛が、口蹄疫の影響で5頭に激減した中での快挙である。その陰にどれほどの苦労があったことか。その上で関係者が勝利の原動力として挙げたのは、口蹄疫という逆境をバネに「宮崎牛を日本一にするという目標に向かっていく一体感」だった(宮崎日日新聞社著『宮崎牛物語』農山漁村文化協会)▼同じ目的へ向かって皆が心一つに挑めば、想像を絶する力が生まれる――万般に通じる勝利の鉄則だ。池田先生は「力を合わせれば、一人の力が五にも十にも百にもなる。足し算ではなく、何倍、何十倍という掛け算になる」と語っている▼自分が“ゼロ”では、何を掛けても“答え”は変わらない。新たな広布の拡大へ、まず私自身から挑戦を開始したい。(誼)
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閑日月

 本当の事をする人ほど、物に拘【こだ】わってはならぬ。
 どこかに閑日月、所謂餘裕というものがなければならない。
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曾谷入道等許御書P1039

今両人微力を励まし予が願に力を副え仏の金言を試みよ経文の如く之を行ぜんに徴無くんば釈尊正直の経文・
多宝照明の誠言・十方分身の諸仏の舌相・有言無実と為らんか―――
 曾谷入道等許御書P1039
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女性に贈ることば365日 9月1日

女性に贈ることば365日
 池田大作
9月1日
人びとよりも早く、
朝の大気を吸いながら、
幸福と平和を願い行動しゆく人の姿は、
尊く荘厳である。


posted by ハジャケン at 08:35| 山梨 ☀| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする