2017年08月05日

雄飛 四十四

小説「新・人間革命」〉 雄飛 四十四

 山本伸一は、最初の訪問地であるハワイのホノルルで、ハワイ会館の諸行事に臨み、日本からのハワイ親善交流使節団や南米親善交流使節団のメンバーを激励した。
 十月二日には、ハワイ会館で行われた「世界平和の日」記念勤行会に出席した。
 「世界平和の日」は、二十年前の一九六〇年(昭和三十五年)のこの日、伸一が、初の海外訪問に旅立ったことから、学会として設定した記念日である。
 その平和旅の第一歩を印したのが、ハワイであった。それは、ここが、太平洋戦争の開戦の地であったからである。戦争の惨禍の歴史を刻んだ地から、世界平和の大潮流を起こしていこうと、深く心に決めていたのだ。
 初訪問の折、ハワイでの座談会に集ったのは、三、四十人にすぎなかった。参加者の多くは人生の悲哀に打ちのめされていた。米軍の兵士と結婚してハワイに渡ったものの、経済苦や夫の暴力に怯え、「日本へ帰りたい」と身の不運を嘆く婦人もいた。
 伸一は、真剣に信心に励むならば、幸福になれないわけがないと断言し、一人ひとりが宿命を転換して、自他共の幸福を築いていくために、地涌の使命を担い、ここに集っていることを、力の限り訴えた。
 眼前の苦悩する一人を励まし、勇気づけ、蘇生させることこそが、生命尊厳の社会を実現する確かな第一歩であり、平和建設の原点となる。
 彼は、参加者の心に確信の太陽が燃え輝くのを感じた。メンバーは、希望の青空を仰ぎ、広宣流布の使命に目覚め立っていった。
 この初の海外訪問では、北・南米を回り、アメリカ総支部、ブラジル、ロサンゼルスの二支部、ハワイなど十七地区が誕生したのだ。
 以来二十年、地涌の菩薩の陣列は、世界約九十カ国・地域へと広がった。伸一は、「世界平和の日」記念勤行会で、さらに、二十年後の西暦二〇〇〇年をめざして、民衆の堅固な平和のスクラムをもって、人類を、世界を結ぼうと誓願し、深い祈りを捧げた。
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名字の言〉 2017年8月5日

新会員の青年に入会して感じたことを聞いた。「題目の歓喜や同志の温かさはもちろんですが、私が驚いたのは“人前で話す機会が多いこと”です」▼休日は誰とも話さず過ごすことも少なくなかったという彼。会合に行けば、“何でもいいから”と生活や仕事の様子、目標や将来の夢などを話すよう促された。仏法対話にも、冷や汗をかきながら挑戦した。「本当に苦手でしたが、“今度は何を話そうか”と考えるようになりました。決意を発表すると、気持ちが前向きになりますね」▼哲学者の萱野稔人氏は「知性の本質は、言葉をアウトプット(出力)することにある」と語る。高校までの勉強は正確なインプット(入力)の能力が試されるが、大学や社会で求められる知性とは、アウトプットする能力。言葉を使って表現することで、自分の考えが明確になったり、物事を十分に理解していないことが分かったりする、と(木村俊介著『「調べる」論』NHK出版)▼自分の考えを言葉にするには、時に勇気が必要かもしれない。だが、そこに“新しい自分”との出会いや視野の広がりもある▼黙っていたら何も始まらない。自身の挑戦を口に出す。友を心から励まし、たたえる。祈り、そして、はつらつと語る中で、知性も智慧も磨かれる。(靖)
posted by ハジャケン at 09:36| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『小学』を学ぶ

 私の好きな大家の一人に章楓山という人がおりますが、
明代の碩学で、王陽明とほど同時代に生きた人でありますが、
ある時新進の進士が訪ねて来て、
「私も進士の試験に及第しましたが、
これから一つどういうふうに勉強すればよろしいのでしょうか、
ご教示願いたい」と頼んだ。
 章楓山はこれに答えて
「何といっても『小学』をやることですね」といった。
いわれた進士は内心甚だ面白くない。
進士の試験に及第した自分に『小学』をやれとは、
人を馬鹿にするにもほどがあるというわけであります。
 そうして家に帰り、
何となく『小学』を手にとって読んでみたところが、
 誠にひしひしと身に迫るものがある。
 そこで懸命に『小学』を勉強して、再び章楓山を訪れた。
 するとろくろく挨拶も終わらぬうちに章楓山がいった、
 「だいぶ『小学』を勉強しましたね」。
 びっくりして「どうしてわかりますか」と訊ねたところ、
 「いや、言語・応対の間に自からあらわれておりますよ」
 と答えたということであります。いい話です。
posted by ハジャケン at 09:33| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

四条金吾殿御返事P1151

賢人は八風と申して八のかぜにをかされぬを賢人と申すなり、利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・謗(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)なり、
をを心(むね)は利あるに・よろこばず・をとろうるになげかず等の事なり、
此の八風にをかされぬひとをば必ず天はまほらせ給うなりしかるを・ひりに主をうらみなんどし候へば・いかに申せども天まほり給う事なし―――

 四条金吾殿御返事P1151
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女性に贈ることば365日 8月5日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月5日

自分が変わった時、
環境も劇的に変わる。
それが「人間革命」の法則である。
断じて負けない!
絶対に勝ってみせる!
そう一念を定めたとき、
あらゆる困難は、
人間革命のためのバネとなり、
わが生命を荘厳する宝となる。
posted by ハジャケン at 09:31| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする