2017年08月04日

雄飛 四十三

小説「新・人間革命」〉 雄飛 四十三

 宗門は、混乱の度を深めていった。
 宗門側は、山本伸一の法華講総講頭の辞任、学会の会長辞任をもって、学会攻撃はしないと言明していた。しかし、「正信会」の学会員への仕打ちは、ひどさを増しており、学会は宗門に約束を守るように要請してきた。
 宗門としても、前法主・日達の意向通りに、なんとか僧俗和合させようとしてきたが、彼らは、それを無視して、八月二十四日には日本武道館で全国檀徒大会を開催した。
 大会では、伸一の「法華講名誉総講頭の辞任」等を叫び、さらに、「学会は宗教法人として独立法人の形態を改めて、宗門の傘下に包括されるべきである」などと気勢をあげたのである。
 ここには山脇友政の姿は見られなかったが、原山高夫が参加して学会を批判し、日顕に対しても、「糾弾していかなくてはならない」などと話している。
 山脇の謀略に踊った「正信会」の僧たちの暴走は止まらなくなっていた。日顕との対決姿勢を明らかにし、質問状や、法主は「権限を濫用」しているなどとする「建言」を送付した。
 宗門を根本から揺るがしかねない事態であった。九月二十四日、宗門は責任役員会を開き、「正信会」の僧が「宗内の秩序を乱した」として、教師資格をもつ僧の約三分の一にあたる二百一人の懲戒処分を決定した。
 処分の対象となった僧たちは、抗議集会を開き、「人権無視の暴挙」などと騒ぎ立てた。
 宗門は、彼らを、順次、擯斥処分にしていった。この流れを見て、慌てて態度を変え、法主・宗務院に従う僧たちもいた。
 擯斥され、寺を明け渡すことになった住職らは、法廷で宗門と争っていくことになる。
  
 九月三十日午後十時、山本伸一は、成田の新東京国際空港(後の成田国際空港)を発って、一路、ホノルルをめざした。アメリカ広布二十周年を記念する諸行事に出席し、世界広宣流布の新しい幕を開くためである。
 世界広布の前進には、一刻の猶予もない。
posted by ハジャケン at 09:41| 山梨 ☁| 新・人間革命 30-3雄飛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年8月4日

東京・葛飾区の柴又が舞台の映画「男はつらいよ」。主人公「寅さん」の妹さくら役を演じた倍賞千恵子さんが、撮影中の出来事を振り返っている(『倍賞千恵子の現場』PHP新書)▼手前に寅さんとさくらのアップを捉え、背景に通行人が通り過ぎる場面。芝居が始まった途端、山田洋次監督がダメ出しを。そして、通行人役のもとに駆け寄り、問い掛けた。「あなたは今、どこから来たの? どこに帰る人なの?」▼子どもが待っているから帰宅を急ぐ。夕焼けに見とれつつ、ゆっくり歩く――。おのずと歩き方一つにも違いが出るはず、と。全ての役に、みずみずしい命を吹き込もうとした監督の姿勢が、国民に長く愛される人情喜劇を生んだのであろう▼御書に「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」(1467ページ)と。日蓮大聖人は、地域広布を進める使命と自覚を教えられている。広布のドラマに“脇役”は存在しないのだ▼リーダーは、一人一人に焦点を合わせ、前進への活力を送りたい。「何のために信心を始めましたか?」「今後の目標を一緒に決めましょう!」。“出発地”と“目的地”が定まれば、今、取るべき行動もまた明確になる。主体者としての一人の「一歩」によって、地域の新たな広布の扉は開く。(値)
posted by ハジャケン at 09:39| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

抱独・見独・慎独

地位だの名誉だの物質だの利害だのといった
打算的なものによらずに自己の絶対的なものを持つ、
これを「抱独【ほうどく】」と言う。
そしてそれを認識するのが「見独」であります。
自己の存在の絶対性に徹して、初めて真に他を知ることが出来る、
他との関係が成り立つ。
根本に於て独がなければ、
われわれの存在は極めて曖昧で不安定であります。
 だから君子はそれをよく認識し、徹見して、大切にするのである。
「慎独」は中庸に伴う大事な要素であって、
これあるによって、本当の進歩向上ができる、
所謂中があり得るわけであります。
posted by ハジャケン at 09:36| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頼基陳状P1156

智者と申すは国のあやうきを・いさめ人の邪見を申しとどむるこそ智者にては候なれ―――
 頼基陳状P1156
posted by ハジャケン at 09:35| 山梨 ☁| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 8月4日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月4日
この世で尊く、
信じられるもの―――
それは友情である。
人間としての究極の証しは友情である。

智者と申すは国のあやうきを・いさめ人の邪見を申しとどむるこそ智者にては候なれ―――
 頼基陳状P1156
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posted by ハジャケン at 09:34| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする