2017年08月02日

雄飛 四十一

小説「新・人間革命」〉 雄飛 四十一

 「忘れ得ぬ同志」は、七月二十九日から連載を開始した。
 そして、小説『人間革命』第十一巻が、八月十日から週三回の連載でスタートしたのである。第一章のタイトルは「転機」とした。
 ――一九五六年(昭和三十一年)九月、戸田城聖が一切の事業から身を引き、残された人生の時間を広宣流布に捧げる決意をするとともに、山本伸一に「山口開拓指導」の指揮を託すところから始まっている。
 口述の場所は、神奈川研修道場や静岡研修道場など、山本伸一の行く先々で行われた。その前後には、たいてい全国各地の代表や各部の代表、あるいは地元メンバーとの懇談などが何組も入っていた。また伸一は、わずかな時間を見つけては家庭訪問に回った。
 彼は、『人間革命』の担当記者に言った。
 「私は、戸田先生の弟子だ。だから、どんな状況に追い込まれようが、どんな立場になろうが、広宣流布の戦いをやめるわけにはいかないんだ。命ある限り戦い続けるよ。しっかり、見ておくんだよ」
 しかし、激闘による疲れもたまっていた。
 咳が続き、発熱する日もあった。
 ある日、口述の準備をして、担当記者を待つ間、濡れたタオルで額を冷やしながら、畳の上に横になった。ほどなく、「失礼します!」という声がし、記者が部屋に入って来た。
 伸一は、薄く目を開けると、仰向けになったまま言った。
 「悪いけど、少し寝かせてくれないか」
 記者は、心配そうな顔で横に座った。
 伸一は、時々、咳き込む。目も充血している。“こんな状態で、果たして口述をしていただけるのか……”と記者は思った。
 カチッ、カチッ、カチッと、時計が時を刻んでいく。十分ほどしたころ、伸一は、勢いよく、バンと畳を叩き、体を起こした。
 「さあ、始めよう! 歴史を残そう。みんな、連載を楽しみにしているよ。喜んでくれる顔が、目に浮かぶじゃないか。“同志のために”と思うと、力が出るんだよ」
posted by ハジャケン at 09:21| 山梨 ☁| 新・人間革命 30-3雄飛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年8月2日

「暑い」と「熱い」が似合う“夏の甲子園”で全国高校野球選手権大会が7日に始まる。出場校の一覧を見ると「〇年ぶり」や「初出場」に比べ、「〇年連続」という紹介は少ない。3年間で一新するチームが、常に強さを維持することの難しさを物語っているようだ▼そんな中、福島県の代表校の「11年連続出場」は快挙といえるだろう。だが同校も地方大会決勝戦では、9回裏のサヨナラ勝ちという激戦を制して、甲子園への切符を手にした▼その決勝戦でサヨナラ安打を放ったのは、学会3世の高等部員だった。彼の祖母もまた、人生における数々のピンチを信心根本の逆転劇で勝ち続けてきた▼大病を克服し、自身の姿を通して勝利の実証を示した。その後は同志を激励するため歩きに歩いた。その励ましに発心した一人の婦人が、このほど白ゆり長になった。多宝会の彼女の生き方に学ぶ支部では、麗しい信心の絆が一層強くなり、陸続と広布の人材を輩出している▼野球の世界でも、人は入れ替わっても勝ち続けることで、「伝統」という無形の宝がつくられる。いわんや広布の世界でも、常に新たな人材を育成し、盤石な後継の流れを築けば、常勝の火が消えることはない――多宝の友と孫の姿から、そんなことを教えられた。(城)
posted by ハジャケン at 09:19| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生え抜きの人間

平洲はよく生【は】え抜きの人間≠ニいうことを説く。
折角人間に生まれながら、多くは成長するにつれて
退化・歪【わい】曲・分裂して、
却って非人間的な方へ逸【そ】れてゆく。
しかし我々は成長すればするほど大木が一貫して伸びてゆくように、
生え抜きの人間≠ノならねばならぬ。
それが人間を造るということだ。
posted by ハジャケン at 09:17| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

兵衛志殿御書P1095

代のおさまれるには賢人見えず代の乱れたるにこそ聖人愚人は顕れ候へ―――
 兵衛志殿御書P1095
posted by ハジャケン at 09:15| 山梨 ☁| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 8月2日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月2日
母を忘れたならば動物となる、
と言った哲学者がいた。人生は、
母を思い出しながら奮起して立ちあがるのだ。


posted by ハジャケン at 09:14| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする