2017年08月20日

名字の言〉 2017年8月20日

「この時期に、聖教新聞を配達しているとね」と、ある無冠の友が教えてくれた。「あの家この家で、目を覚ましたばかりの花が“おはよう”って迎えてくれるんです」▼聞けば「朝顔」だという。名前からして、「朝になると咲く花」と思いがちだが、実は、「夜明け前」に花を開かせることが多い。開花時刻を決めるのは「前日の日没時刻」。品種によって異なるものの、日が暮れてから8〜10時間後に開花する性質を持つ。朝の光や気温の高さによってではない。夜の闇や気温の低下こそが、開花を促す要因ともいえよう▼「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)との御文を思い出す。夜もまた、必ず朝となる。桜が冬の寒さを越えて春に花を結ぶように、朝顔は夜に力を蓄え、花を咲かせるのだ▼夜明け前に咲くその花と、無冠の友の姿が、二重写しに見えてならない。街が眠りから覚める前に、さっそうと歩み始める。雨の日も風の日も、たとえ自身が苦悩の闇と戦う日々であろうとも。“あの友この友に、幸と希望の朝を届けたい”と願い、胸に勇気の花を咲かせながら▼朝顔は英語で「モーニング・グローリー(朝の栄光)」という名だ。皆で最敬礼しよう。わが地域を駆ける、栄光のトップランナーに感謝を込めて――。(之)
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真のデモクラシー

 現代人には「舜何人【しゅんなにびと】ぞや我何人【われなにびと】ぞや」
 の観念が横溢【おういつ】して居る。
 けれども古人の謂【い】う意味と現代人の考える所とはまるで正反対である。
 現代人は舜何人ぞや? 舜も亦人ではないか。
 我々と同じ人間ではないか。
 彼もやはり娥皇【がおう】・女英【じょえい】という二人の女を持って、
 性欲も虚栄も野心もあった男だ。
 英雄崇拝とか哲人礼讃等は、
 要するに封建時代の奴隷的服従思想の遺伝であると嘲笑する。
 然【しか】し、かくて人間を平等視して自ら寛くする【、、、、、、】
 ことはあさましい理知の戯【たわむ】れに過ぎない。
 真【まこと】のデモクラシーやはり一切の人に良知を認め、
 人格を容【ゆる】して、一切の人を聖境【せいきょう】に
 高めんとする思想でなければならぬ。
 デモクラシーを単に外面生活に限るならば格別、
 之を以て内面生活を抹殺し去ろうとするのは
 許すべからざる人性【じんせい】の冒涜【ぼうとく】である。
 人間の向上を遮蔽【しゃへい】するものである。
 然しながら至深至奥【ししんしおう】な本性【ほんせい】の要求は
 是【かく】の如き時代思想に満足することは出来ないで、
 自己を高め救うべき何ものかを復【また】求めずには居られない。
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教機時国抄P439

時を知らずして法を弘めば益無き上還って悪道に堕するなり―――
 教機時国抄P439
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女性に贈ることば365日 8月20日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月20日
子どもというのは、
たとえ母親の忙しい状況をわかっていても、
自分のほうを向いて、
ちゃんと見てほしいものなのです。
それは幼い子どもだけではありません。
大きくなればな大きくなったで、
節目節目で受け止めてほしいと感じるものなのです。


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2017年08月19日

雄飛 五十六

小説「新・人間革命」〉 雄飛 五十六

 「メキシコの詩心に思うこと」――それが、グアダラハラ大学での山本伸一の記念講演のタイトルであった。
 彼は、“太陽と情熱の国”メキシコの人びとの独特な心の豊かさにふれつつ、そこにある詩心や笑顔は、心と心の回路の開放を意味しており、平和の建設、文化の交流においても、この心の回路の開放こそが肝心であることを論じた。また、メキシコの人びとがラテンアメリカ地域の非核化に、強いイニシアチブをとって努力を続けていることに深い敬意を表したのである。
 伸一は、グアダラハラから、アメリカのロサンゼルスに戻り、さらにハワイを訪問。ここでも、懇談会や御書研鑽会で入魂の指導を重ね、三月十二日に帰国した。
 彼は、渾身の力を尽くして、日本の、世界の同志への激励行を続けてきたのである。広布は、次第に上げ潮へと転じ始めていた。
 そして、5・3「創価学会の日」を祝賀する記念行事が、晴れやかに創価大学で開催された。伸一は、五月二日から五日まで、連日、記念勤行会、記念祝賀会等に出席した。
 創価の師弟の陣列は、薫風のなか、さっそうと二十一世紀への行進を開始したのだ。
  
 “さあ、世界の平和のために、走り続けよう!”――伸一は、五月九日、休む間もなく、ソ連、欧州、北米訪問へと旅立っていった。
 最初の訪問国であるソ連は、世界から非難の集中砲火を浴びていた時であった。一九七九年(昭和五十四年)十二月、ソ連軍がアフガニスタンに侵攻したことから、八〇年(同五十五年)夏のモスクワ五輪を、六十を超える国々がボイコットし、ソ連は国際的に厳しい状況に追い込まれていたのである。
 しかし、伸一は、すべてを政治的な問題に集約させ、対話の窓口を閉ざしてはならないと考えていた。そんな時だからこそ、文化・教育を全面的に掲げ、民衆の相互理解を促進する民間交流に、最大の力を注ぐべきであるというのが、彼の信念であった。
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名字の言〉 2017年8月19日

南米で経営者として活躍する壮年リーダーが言った。「実は私、カンクチョウだったんです」。カンクチョウ?――思わず聞き返すと、仏教説話の一つ「雪山の寒苦鳥」のことだった▼インドの雪山にすむ寒苦鳥は、夜の寒さに震え、“明日こそ巣を作ろう”と決意する。しかし太陽が出て暖かくなると、決意を忘れて遊んでしまい、再び寒い夜を迎える。結局、巣を作れないまま一生を終える――国や文化が違っても、物事を先延ばしにしがちな人間の性は共通なのだと納得した▼なぜ人はやるべきことを先延ばしにしてしまうのか。脳神経外科医の築山節氏によれば、脳の司令塔である前頭葉の働きが低下すると、“楽をしたい”という脳の原始的な欲求を抑えられなくなるという▼前頭葉の働きを高める方法の一つとして、氏は特に「家事」の有効性を強調する。例えば料理や片付けは「選択・判断・系列化」の連続であり、それを自主的に行うことで前頭葉の働きが活発になり、主体的な行動につながるそうだ(『脳が冴える15の習慣』NHK出版)▼御書に「心の師とはなるとも心を師とせざれ」(1025ページ)と。成長と幸福の方向へ、自身を動かしていくのが信心の力。「今ここから!」と決め、動きだせば、人生は変わり始める。(献)
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亡国の姿

 私の時々思い出す古人の警語の一に、
 王者は日に敬【つつ】しみ、
 覇者は時に敬しみ、
 僅かに存するのみなる国は危くして而る後之を戚【うれ】え、
 亡国は亡に至って而る後亡を知り、
 死に至って而る後死を知る。(荀子・彊国)
 ということがある。
 痛切・骨に響くものがあるではないか。
 王者は一日一日を大切にする。
 日日是れ好日たり得るは、
 日々是れ敬日に力めるからである。
 覇者になると、王者と違って力の政治であるから、
 時々油断がならない。時に敬しむ所以である。
 どうやらこうやら存在しているにすぎない様な
 自主自立性の乏しい間抜けた国は、
 危くなってから、やっと心配し始める。
 だめな国はどうにもならなくなって、やっとそれがわかる。
死ぬところまで落ちこんで、やっと死ぬのかと狼狽するのである。
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下山御消息P344

仏法には賢なる様なる人なれども時に依り機に依り国に依り先後の弘通に依る事を弁へざれば身心を苦めて修行すれども験なき事なり―――
 下山御消息P344
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女性に贈ることば365日 8月19日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月19日
何があろうとも、その場で、自分なりに、
悔いなく、精一杯生きることだ。
そして、自らの力で、
自らの運命を切り開いていくことだ。


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2017年08月18日

名字の言〉 2017年8月18日

少子高齢化、人口減少が急速に進む日本社会。時代の変化をどう読み、先手を打つか――さまざまな団体や企業が、生き残りを懸けて必死の努力を重ねている▼今、多くの自治体が直面する課題が公民館など公共施設の維持。かつて盛んに造られた「ハコモノ」は維持費等がかかり、財政を圧迫する。しかし、神奈川県の秦野市は逆転の発想で、この「お荷物」を「宝の山」へと変えた(「潮」9月号)▼例えば市役所の敷地内にコンビニを開設。賃料が入るとともに、市役所の利用者の利便性向上にもつながった。また、保健福祉センターの空き会議室を民間に貸与。市民のための「パソコン教室」などが開設され、その使用料は施設の維持管理費に充てられる。こうした改革で、財政状況を大きく改善できたという▼資源や財源は有限だが、人間の知恵は無限だ。どんな悪条件でも、必ず活路は開ける。大事なのは「時代の先を見る目」と「逆境を好機へ変える知恵」だ▼御書には「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(254ページ)と。信心根本に努力と工夫を重ねて現実社会で勝利する。それが仏法者の生き方。変化の時代だからこそ、「知恵の太陽」をわが胸中に昇らせ、新たな価値を創造していこう。(駿)
posted by ハジャケン at 09:52| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

非武装国家の幻想

 日本を取り巻く国々はみな実質的に
 武力国家侵略主義的国家でありまして、
 こんな割の悪い国は世界の何処にもありません。
 例えばヨーロッパ諸国にしても大体ソ連だけを考えておればよい。
 アメリカなどは何処【どこ】を向いても、
 遠い先々のことはいざ知らず現実に
 アメリカの存在を脅すような国家は見当らない。
 日本だけがただ独り眼の前に大変な国々が
 鼻面【はなづら】を並べておる。
 曰くソ連、曰く北鮮、曰く中国。
 そういう国々の中に在っていくら非武装国家を謳い中立を叫んでも、
 観念的・感傷的議論に過ぎぬ。
 それこそナンセンスというものであります。
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報恩抄P329

極楽(ごくらく)百年の修行は穢土(えど)の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか、是れひとへに日蓮が智のかしこきには・あらず時のしからしむる耳(のみ)、
春は花さき秋は菓(このみ)なる夏は・あたたかに冬は・つめたし時のしからしむるに有らずや―――
 報恩抄P329
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女性に贈ることば365日 8月18日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月18日
先哲の言葉に「蔵の財より身の財が優れ、
身の財より心の財がさらに優れている」
とあります。
老いた親にとって何よりうれしいことは、
子どもの注いでくれる愛情であり、
心の財です。


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2017年08月17日

雄飛 五十四

小説「新・人間革命」〉 雄飛 五十四

 二月二十六日、山本伸一は、パナマからメキシコへ向かった。メキシコの正式な訪問は、十六年ぶり二度目である。
 パナマでも、メキシコでも、空港では国営テレビや新聞社の記者会見が待っていた。それは、学会の平和・教育・文化の運動が、世界各地で高く評価されてきたことを裏づけるものであった。
 メキシコ市では、会館を初訪問したほか、メキシコ市郊外にある古代都市テオティワカンの遺跡の視察や、日本・メキシコ親善文化祭などに出席した。
 三月二日には、大統領官邸を表敬訪問し、ホセ・ロペス・ポルチーヨ大統領と会見した。さらに、図書贈呈のためメキシコ国立自治大学を訪れ、総長らとも会談した。
 大学を後にした伸一は、途中、車を降り、同行していた妻の峯子と市街を歩いた。
 広々とした目抜き通りに出ると、陽光を浴びて独立記念塔が、空高くそびえ立っていた。柱の上に設置された、金色に輝く像は、背中の翼を大きく広げ、右手に勝利の象徴である月桂冠を、左手には勝ち取った自由を表す、ちぎれた鎖を持っている。
 伸一が、「ここだったね」と峯子に言うと、彼女も「そうでしたね」と答える。
 実は、このメキシコの光景を、恩師・戸田城聖は、克明に話していたのである。
 それは、彼が世を去る十日ほど前のことであった。伸一が、既に病床に伏していた戸田に呼ばれ、枕元へいくと、にこやかな表情を浮かべて語りかけた。
 「昨日は、メキシコへ行った夢を見たよ。……待っていた、みんな待っていたよ。日蓮大聖人の仏法を求めてな。行きたいな、世界へ。広宣流布の旅に……」
 体は衰弱していても、心は一歩も退くことなく、世界を駆け巡っていたのだ。それが、“広布の闘将”の魂であり、心意気である。
 そして、戸田は、夢のなかで見たという、メキシコ市の中心にそびえ立つ独立記念塔と街の景観を語っていったのである。
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名字の言〉 2017年8月17日

近所で親子が自転車の練習をしていた。後ろで自転車を支えつつ駆けだす親。子の顔がゆがむたび、すかさず声を掛け、励ましている。どちらも汗だくで、真剣そのもの。ほほ笑ましい光景に、子どもの頃の記憶がよみがえった▼自転車の練習は失敗の連続だった。恐怖感が募り、何度も諦めかけた。そんな自分に、父親は粘り強く付き合ってくれた。終始、繰り返していたのは「大丈夫。絶対できるよ」との言葉。あの励ましと、初めて自転車に乗れた時の喜びが、今も心の奥深くで自分を支えてくれている気がする▼大阪教育大学教授の園田雅春氏は、野菜や果物を食べてビタミンを摂取するように、子どもの自尊感情は、周囲から掛けられる“プラスの言葉”で育つと説く。このプラスの言葉を、氏は自尊感情の頭文字をとって「ビタミンJ」と呼ぶ(朝日新聞デジタル)▼子どもは、初めから自分に自信を持っているわけではない。「ビタミンJ」は、自分を認め、信じ、励まし続けてくれる他者との関わりによって、時間をかけて育まれるものなのだ▼池田先生は「一人ももれなくダイヤモンドの生命である」と未来部員に呼び掛ける。夏休みも終盤。この師の心を胸に、未来部員の夏の挑戦を全力で励まし、共に成長していきたい。(華)
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八紘為宇

 八紘為宇とは何ぞや、と言われれば、
 私は寧ろ世界中の民族が日本に慕い寄って
 来ることであると答うべきであると思います。
 八紘を掩うて一宇と為すのでありますから、
 世界中の者が自分の家に帰って来るようにするということです。
 慕い寄って来ることでなければならない、
 敬すればこそ慕うのであります。
 敬慕せられる民族になる、
 我々は一足国家を外に出れば各人が国家を代表するのでありますから、
 日本人たる各人は他民族から敬慕せられるような人物になる
 ということが日本の国家の運命を決する鍵じゃないか、
 と思うのであります。
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撰時抄P258

次の五百年には我法の中に於て闘諍(とうじょう)言訟して白法(びゃくほう)隠没(おんもつ)せん―――
  撰時抄P258
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女性に贈ることば365日 8月17日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月17日
世間体など、気にする必要はない。
どこまでも自分自身が、
最高の宝をもっているのだ。
自らの命に生きよ!


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2017年08月16日

雄飛 五十三

小説「新・人間革命」〉 雄飛 五十三

 日本では、一月二十四日、あの山脇友政が、学会への恐喝及び同未遂の容疑で逮捕された。警視庁は、前年十月に告訴を正式受理し、以来、事情聴取を重ね、慎重に捜査を続けてきた。そして、遂に容疑が固まり、逮捕に踏み切ったのである。
 山脇は、自らを擁護するために一部週刊誌などを使って、さまざまな反学会キャンペーンを展開してきたが、その後の裁判の過程などで、彼がいかに虚偽に満ちた、信憑性のない、悪質な言動を繰り返してきたかが、白日のもとにさらされていくのである。
 山脇が逮捕されると、東京地検から伸一に、事情聴取の要請があった。学会としても、真相を究明し、断じて正邪を明らかにしてほしかった。彼は、この要請に応じるために、急遽、アメリカ指導を中断し、いったん帰国することになった。
 伸一は、アメリカのメンバーに告げた。
 「どうしても帰らなければならなくなってしまいました。また戻ってきます。アメリカは世界広布の要です。しっかり団結して、世界模範の人間共和の組織をつくってください」
 彼は、二十八日に帰国すると、四度にわたって事情聴取に応じた。また、県長会議メンバーとの懇談会等に臨み、二月十五日、再びアメリカへ戻った。
 伸一は、サンタモニカ市の世界文化センターやマリブ研修所で指導、激励を重ね、マイアミ市に移り、十九日にはパナマへ飛んだ。
 パナマは七年ぶりの訪問であり、多くのメンバーが誕生していた。中米七カ国の代表らとの懇談、パナマ国立劇場での日パ親善文化祭への出席、大統領やパナマ市長らとの会談、日本人学校への図書贈呈、パナマ大学の訪問など、彼は、新世紀への布石を打つために、精力的に動きに動いた。
 「時間はだれをも待ってはくれない、ということである。もしそれを建設的に使わないならば、たちまち過ぎ去ってしまうのだ」(注)とは、アメリカ公民権運動の指導者キング博士の言葉である。

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 マーチン・ルーサー・キング著『黒人の進む道』猿谷要訳、サイマル出版会
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名字の言〉 2017年8月16日

少年は、指で種子に触れると、たちどころに花を咲かせてしまうという不思議な力を持っていた。「花って、さいなんがおこるのをふせぐんだよ」と少年は言うが、父は兵器工場を営んでいた▼そこで少年は、完成した武器に種を忍ばせ、つるを絡み付かせて使い物にならないようにした。少年は花で戦争を止めた。その時、父は気付いた。“わが子を愛しつつ、孤児を生み出す大砲を作るのは矛盾している”と。父は花を育てる事業に転換し、街を潤した(モーリス・ドリュオン著、安東次男訳『みどりのゆび』岩波少年文庫)▼愛する家族を大切にするという気持ちと、他人の犠牲や不幸の上に自分の幸福を築かないという信念が融合するとき、平和の礎は強固となる。童話は優しい言葉遣いだが、深い哲学を訴えている▼物語のテーマは“創価家族”の生き方にも重なる。他者を“これまで愛し、育んでくれた親”“慕う兄や姉”“かわいい弟や妹”のように思えば、そこに温かな心の交流が生まれ、人生も豊かになる。その一念の転換を大事にしているのだ▼パッと花を咲かせる魔法の指は、あくまで創作上の話。私たちは同苦の精神を持ち、自他共の幸福を築くため、友の心に平和の種を蒔き、幸せに導く対話の花を咲かせ続けていく。(城)
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國という字

 國という字は元来「或」(在る・存在する)という字を書きまして、
 或の下の一【、】は大地、口【、】は占拠・領域、
 戈【、】は武力を表している。
 即ち一定の土地を占拠して、
 それを武力で守っておるのが或であります。
 国・領土というものは武力を以て防衛して、
 初めて存在することが出来るということです。
 だから或をある【、、】と読んで、存在する意味に使う。
 ところがその存在は、外から武力の強い者が侵略して来ると、
 どうなるかわからない。
 それであるいは【、、、、】と疑問に読む。
 又そういう或(くに)があちらにもこちらにも出来ますから、
 自然に外ワクの口がついて、
 國という字が出来たわけであります。
 今日も武力のない国というものの存在は甚だ疑問である、
 ということに少しも変化はありません。
posted by ハジャケン at 09:30| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

撰時抄P256

彼の時(ほと)鳥(とぎす)は春ををくり鶏(にわ)鳥(とり)は暁(あかつき)をまつ畜生すらなをかくのごとし何(いか)に況(いわん)や仏法を修行せんに時を糾(たださ)ざるべしや―――
 撰時抄P256
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女性に贈ることば365日 8月16日

女性に贈ることば365日
 池田大作
8月16日
夢と現実を結ぶ橋は努力である。
努力する人には希望がわいてくる。
希望とは、努力から生まれる。


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2017年08月15日

雄飛 五十二

小説「新・人間革命」〉 雄飛 五十二

 ハワイで山本伸一は、太平洋戦争開戦の舞台となったパール・ハーバー(真珠湾)の戦艦アリゾナ記念館を訪れて献花し、平和への深い祈りを捧げた。また、世界十五カ国・地域の代表も参加して、ワイキキシェル野外公会堂で盛大に開かれた第一回日米親善友好大文化祭にも臨んだ。
 さらに彼は、ハワイ方面の各地から集ったリーダーの御書学習会を担当し、「開目抄」を拝して、末法の広宣流布に生きる同志の、尊き使命に言及していった。
 「東西の対立の壁は、世界を分断し、混迷の度は深まっています。私どもは、日蓮大聖人の門下として、全人類の救済をめざして、南無妙法蓮華経という最高の大法を流布しながら、今、再び、人間の生命の奥深く覚醒の光を当て、幸福と平和の暁鐘を打ち鳴らしていこうではありませんか!
 人びとの心の闇を破らずして世界の平和はありません。生命の尊厳といっても、己心の『仏』を顕在化させ、一人ひとりの人間を輝かせることから始まります。仏法をもって人びとを蘇生させながら、文化をもって人間と人間を結び、永遠なる人類平和の橋を架けることこそが、私たちの社会的使命です」
 ハワイでの八日間にわたる記念行事を終えた伸一は、一月二十日午後二時前(現地時間)、空路、ロサンゼルスへ向かった。
 そして、サンタモニカ市の世界文化センターで平和勤行会や、各国・地域の機関紙誌を発行する世界編集長会議、ロサンゼルス市制二百年を記念してシュライン公会堂で開催された日米親善大文化祭などに出席した。
 一万五千人が集って行われた、この大文化祭は、世界平和を願う日米の友の友情共演や、開拓者魂を歌い上げたミュージカルなどがあり、大喝采を浴びた。来賓として観賞した著名な女優は、頰を紅潮させて語った。
 「何か、熱い人間の魂の輝きを見た思いです。この団体のめざす理想、精神に触れ、そのすばらしさに感動しました」
 文化は心の共鳴をもたらし、人間を結ぶ。
posted by ハジャケン at 09:47| 山梨 ☁| 新・人間革命 30-3雄飛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする