2017年05月10日

名字の言〉 2017年5月10日

明治の作家、樋口一葉。満足に学校教育を受けられなかった彼女にとって心強い味方が「図書館」だった。「よむとよむ程に、長き日もはや夕暮に成ぬるべし」(『一葉語録』岩波現代文庫)。時を忘れ、読書に没頭した様子がつづられている▼当時、日本に図書館は数えるほどしかなかった。閲覧室は男女別とはいえ、利用者のほとんどが男性で、女性にとっては居心地のよい空間とはいえなかったろう。そうした中で、一葉は読書に励み、文学者としての素養を培っていった▼文部科学省の調査によれば、全国の公立図書館の数は過去最高を記録(平成27年度)。別の調査では、500近い自治体が、図書館で地域活性化への事業に取り組んでいることが分かった。内容も、子ども向けの読み聞かせから高齢者を対象にした健康講座までと実に幅広い▼地域に開かれ、人々の交流の場としての役割も担う現代の図書館。その需要は、いや増して高まっているといえよう。池田先生は「『文化の力』は偉大である。人間の心を潤し、心を広々と開いていく」と述べている▼5月は「図書館振興の月」。良書や向学の人との出合いは、見識と人間性を深める好機となる。図書館という“精神遺産の宝庫”“地域の学びの場”を大事にしたい。(値)
posted by ハジャケン at 09:22| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雌伏 三十九

小説「新・人間革命」〉 雌伏 三十九

 それは、太陽のような輝きに満ちていた。
 さわやかな希望の笑顔があった。清らかな生命の光彩があった。誇らかな青春の躍動があった。
 鼓笛隊総会は、メンバーの練習の成果をいかんなく発揮する華麗なる祭典となった。
 プロローグでは、山本伸一が作詞した鼓笛隊愛唱歌「平和の天使」の軽快な調べに合わせ、ブルー、ピンクの旗を使ったフラッグ隊の巧みな演技が喝采を浴びた。
 第一部「世界の広場」では、フランスのロワールの古城やシャンゼリゼ通り、中国の天安門広場、アメリカ・ニューヨークの摩天楼、パリの凱旋門と、次々と背景が変わる舞台で、ドラムマーチやドリル演奏が、華やかに、力強く繰り広げられていく。愛らしいポンポン隊の演技には、微笑みが広がった。
 第二部「希望の行進」では、「『軽騎兵』序曲」「さえずる小鳥」の演奏のあと、交響詩「民衆」となった。
   
 〽水平線の彼方
  大いなる海原のうねりにも似た民衆……
   
 友情出演した壮年部「地涌合唱団」、婦人部「白ゆり合唱団」、男子部「しなの合唱団」、女子部「富士合唱団」が、荘重な調べに合わせて、見事に歌い上げていく。
 詩「民衆」は、一九七一年(昭和四十六年)九月、東京・墨田区の日大講堂で行われた女子部幹部会を祝して山本伸一が贈った詩である。彼はこの詩で、本来、最も尊ぶべき民衆の歴史は、常に権力者によって蹂躙され、受難と窮乏の涙で綴られてきたことを訴え、沈黙と諦観と倦怠に決別し、民衆が主役の歴史を創ることを呼びかけたのだ。
   
 僕は生涯 君のために奔る
 一見 孤立して見えるとしても
 僕はいつも君のために
 ただ君のために挑戦しゆくことを
 唯一の 誇りある使命としたい
posted by ハジャケン at 09:20| 山梨 | 新・人間革命30-2雌伏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

政治の使命

 国家の最も明確な相違は、
 人材(現代用語で言えばエリート the elite)
 の差に外(ほか)ならない。
 人材は徳を体とし、才を用とする。
 才徳双全(そうぜん)は聖人、
 才徳兼亡(けんぼう)は愚人、
 徳・才より勝るゝは君子、才・徳より勝るゝを
 小人(しょうじん)と謂(い)う。
 如何(いか)にして聖人・君子
 即ち人材を養うかが教学であり、
 その人材を知り、之を用い、
 之に任すのが政治である。
 治者に人材無く、
 治者が時代人心の要望に応ずる能力を失い、
 職責を怠(おこた)り、享楽に耽溺(たんでき)し、
 賢者を妬忌(とき)し、
 私党を結んで相争うようになれば、
 必ず国家は衰亡を招く。
 凡(およ)そ生は天地の大徳であり、
 人は其の最も霊なる者であるが、
 衆人は教養を待たねば
 その霊なる所以(ゆえん)を覚らずして堕落する。
 衆人を導いて
 道徳文明に高めてゆくのが政治の使命である。
posted by ハジャケン at 09:12| 山梨 | 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

弥三郎殿御返事P1451

構(かま)へて構へて所領を惜(おし)み妻子を顧(かえ)りみ又人を慿みて・あやぶむ事無かれ但偏に思い切るべし、
今年の世間を鏡(かがみ)とせよ若干(そこばく)の人の死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり、
此れこそ宇治(うじ)川を渡せし所よ・是こそ勢多(せた)を渡せし所よ・名(な)を揚(あぐ)るか名をくだすかなり―――
 弥三郎殿御返事P1451
posted by ハジャケン at 09:11| 山梨 | 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 5月10日

女性に贈ることば365日
 池田大作
5月10日
細やかな情愛がにじみ出ている夫婦や家庭には、
不思議と、ほめ上手の奥さんがいるようだ。
身近な家族同士では、
意外に不平や欠点の指摘に終始していることも多い。
そうしたなかで、
ほんのちょっとした励ましの言葉が、
相手の心をほぐし、
会話を円滑にする。自信をもたせる。


posted by ハジャケン at 09:10| 山梨 | 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする