2017年04月21日

雌伏 二十四

小説「新・人間革命」〉 雌伏 二十四

 山本伸一の功労者宅を中心とした家庭訪問は続いた。「敬老の日」である九月十五日には、東京・狛江の草創の同志の家を訪ね、家族と和やかに懇談し、皆で記念のカメラに納まった。五月以来、既に三十軒目の家庭訪問となっていた。さらに、狛江文化会館を訪れ、居合わせた同志を激励した。
 狛江市では、五年前の九月、台風十六号によって多摩川の堤防が決壊し、民家十九棟が流されるという事故が起こった。伸一は、そのニュースが流れるや東京の幹部らと連絡を取るとともに、犠牲者がないよう懸命に祈りを捧げたことが忘れられなかった。
 狛江市も、隣接する調布市も、住宅地として開発が進み、人口は増加の一途をたどっているという。
 田園と新しい住宅が広がる風景を見ながら、伸一は、同行していたメンバーに語った。
 「第二東京は広宣流布の新舞台だ。ここも未来が楽しみだ。皆で力を合わせて、新しい歴史を創ってほしいね」
 広宣流布は前代未聞の大業であり、道なき道を開き進む労作業である。その道を切り開くには、人を頼むのではなく、皆が自発・能動の信心で、一人立つことである。自らが目標を定め、主体者となって取り組む活動には歓喜がある。
 また、日々、勇気を奮い起こして自分の殻を破り、新しい挑戦を重ねていくことだ。挑戦こそが、前進と成長の原動力となる。
 武蔵野を愛し、調布で晩年を過ごした文豪・武者小路実篤は、次の言葉を残している。
 「いかなる時でも自分は思ふ、
 もう一歩
 今が実に大事な時だ。
 もう一歩」(注)
 もう一歩――その粘り強い歩みの積み重ねが、自分を変え、地域を変え、社会を変える。
 伸一は、念願であった個人指導に、多くの時間を割き、同志と語り合えることが何よりも嬉しかった。その堅実な行動のなかにこそ、学会活動の最大の醍醐味があるからだ。

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「もう一歩」(『武者小路實篤全集11』所収)小学館
posted by ハジャケン at 09:49| 山梨 | 新・人間革命30-2雌伏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年4月21日

インターネットが出現した当初のシステムは、1台のホストコンピューターと多くの端末をつなぐ「集中型」だった▼だが、それではホストが停止したらネットワーク全体が断絶してしまう。その対策として、個々のコンピューター同士を結ぶ技術が生まれた。これにより回線がどこかで切れても、他の回線を使ってネットワークが存続できるように。現在は、こうした「分散型」がシステムの主流になっている▼実は雑草も、これに似た仕組みによって力強く生きている。一つの株元から茎を這わせて節をたくさんつくり、節ごとに根をおろす。そこからさらに上や横へ茎を張り巡らせ、大地に“ネットワーク”を形成する。抜いても抜いても生えてくるのはこのためで、親株がなくなっても生き残る戦略である(稲垣栄洋著『雑草は踏まれても諦めない』中公新書ラクレ)▼青年部の活躍が目覚ましい愛知の地区。長年、地区部長を務める壮年にその要因を伺った。「一人一人が地区の主役なんです。老若男女の垣根を越えて互いにつながり、“皆が皆を励ます連帯”があるからこそ、後継の人材が陸続と躍り出ています」▼タテ、ヨコ、ナナメに結ばれる“多対多の創価家族のネットワーク”。これが何ものにも崩されない、人間の城の強さである。(靖)
posted by ハジャケン at 09:48| 山梨 | 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愚忠愚孝を尽くす

「我々に今大切なことは、
 何と言われようが愚忠愚孝(ぐちゅうぐこう)
 を尽くすことだ。
 道を学んだ者として甘んじて愚にならねばならぬ。
 おそらく世間には新たな局面に、
 巧みに投じて時を得顔に跳(は)ね廻(まわ)る
 奸人(かんじん)詐人
 いわゆる利口者が輩出するであろう」
posted by ハジャケン at 09:45| 山梨 | 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

曾谷殿御返事P1055

法華経の大海の智慧の水を受けたる根源の師を忘れて余(よそ)へ心をうつさば必ず輪廻生死のわざはいなるべし―――
 曾谷殿御返事P1055
posted by ハジャケン at 09:44| 山梨 | 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈る言葉365日 4月21日

女性に贈る言葉365日
 池田大作
4月21日
何があろうとも絶対に卑屈になってはならない。
うつむいてはならない。誇りと自信をもって、
輝く瞳をあげ、堂々と生き抜く人が幸福者である。


posted by ハジャケン at 09:43| 山梨 | 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする