2017年04月17日

雌伏 二十

小説「新・人間革命」〉 雌伏 二十

 三台の撮影台を使って写真撮影が行われたが、長野研修道場は長蛇の列が途切れることはなかった。飯山、長野、上田から、穂高、松本から、塩尻、諏訪から、飯田、伊那から、続々と同志は集って来た。
 山本伸一は、記念撮影が終わるたび、皆に声をかけ、語り合い、何十人、何百人もの人と握手を交わした。
 記念撮影も終盤に入った時、日焼けした精悍な顔の青年が、感極まった声で語った。
 「先生! ありがとうございます! 私たち男子部は、断じて戦い、勝って、先生にお応えしていきます」
 伸一は、にっこり微笑むと、力を込めて語り始めた。
 「そうだ。師匠が表に出て動けないならば、師に代わって立ち上がるのが弟子です。私と会えなければ元気が出ない、勇気も湧かないというのであれば、真の師弟ではない。師をしのぐ果敢な実践をもって、広宣流布の未曾有の上げ潮をつくっていくんです。
 私が君たちを指導・激励し、全力を注いで育成してきたのは、こうした時のためです。
 今こそ、『私たちに任せてください! 弟子の戦いを見てください!』と胸を張り、私に代わって同志を励まし、元気づけていくのが師弟だ! 君たち一人ひとりが山本伸一なんだよ! 私は、肝心な時に力を発揮できないような弱虫を育ててきた覚えはありません。今こそ君たちが、学会を、それぞれの地域を担っていくんだ。その重要な時に感傷的になって、力を出せないことほど、情けない話はありません。
 それが、今の私の思いだ。魂の叫びです。頼んだよ!」
 そこにいた青年たちの瞳が、決意に燃え輝いた。唇を嚙み締める人もいた。拳を握り締める人もいた。
 戸田城聖は、一九五四年(昭和二十九年)十月、彼のもとに集った一万人の青年に訴えた。
 「吾人は、前途多難に対して奮起を望むものである」(注)と。

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「青年諸君に告ぐ」(『戸田城聖全集4』所収)聖教新聞社 
posted by ハジャケン at 08:50| 山梨 ☁| 新・人間革命30-2雌伏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年4月17日

今年は「宗教改革から500年」とされる。大学教授だったマルティン・ルターが1517年、“買えば罪が許される”とする免罪符を批判し、95カ条の意見書を発表。教会の腐敗を指摘し、宗教改革の口火を切った▼意見書は難解なラテン語で書かれた。それが、庶民にも分かるドイツ語に訳され、流布した。文字の読めない人には、読める人が語って聞かせた。聖書をドイツ語に訳したのもルター。信仰の情熱こもる言論と、万人に理解される根本の聖典の存在が、時代を動かす原動力となった▼学会には、万人救済の経典である日蓮大聖人の「御書」がある。仏法の甚深の法門や、門下への温かい励ましなどがしたためられたこの書を、学会員は日々学び、実践する。10言語以上に翻訳・出版され、世界中に広がっている▼今月28日で、学会による御書発刊から65周年。第2代会長の戸田先生は「発刊の辞」に記した。「この貴重なる大経典が全東洋へ、全世界へ、と流布して行く事をひたすら祈念して止まぬものである」。今、その言葉通りの時代が到来した▼国を超え、この一書に、どれほどの人々が希望を見いだしてきたか。人生を変えることができたか。学会はどこまでも御書根本に「人間のための宗教」の道を進みゆく。(鉄)
posted by ハジャケン at 08:49| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

陸賈の諫言

 私の愛読書の一に
 『陸賈(りくか)新語』がある。
 陸賈という人物がそもそも快男児である。
 野人的英雄・漢の高祖(こうそ)が
 天下平定の大業に成功して大得意の時、
 彼は進んで書を講じようとした。
 高祖は馬鹿にして、
 乃公(おれ)は馬上・天下を得た。
 本など知ったことか!
 すごすご引退るかと思いの外、
 彼は毅然(きぜん)として反論した。
 馬上・天下を得るも、
 馬上・天下を治めることはできません。
 湯王・武王は逆取して順守したものです。
 文武両用することが長久の術です。
 もし秦が先聖に法(のっと)り、
 仁義の政を行ったならば、
 どうして天下が陛下のものになったでしょうか!
 これには流石の高祖もぎゃふんと参った。
 それでは試みにどうして秦が天下を失い、
 俺が天下を得たかの理由を
 明らかにしてくれと望まれて、
 彼の著したものが
 『陸賈新語』十二篇であるといわれる。
posted by ハジャケン at 08:45| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

佐渡御書P956

仏説て云く「七宝を以て三千大千世界に布き満(みつ)るとも手の小指を以て仏経に供養せんには如(し)かず」取意、
雪山童子の身をなげし楽法梵(ぎょうぼんぼん)志(じ)が身の皮をはぎし身命に過(すぎ)たる惜き者のなければ是を布施(ふせ)として仏法を習へば必(かならず)仏となる身命を捨る人・他の宝を仏法に惜べしや、
又財宝を仏法におしまん物まさる身命を捨べきや―――
 佐渡御書P956 
posted by ハジャケン at 08:43| 山梨 ☁| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 4月17日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月17日
教育も子育ても、時間のかかる作業です。
一生懸命に取り組んでも、
その結果がすぐに表われないかもしれない。
でも、子どもたちに幸福の種を植え、
その心を豊かに耕した事実は残ります。
あなたの労苦は、
すべて子どもたちの宝として実っていくのです。

posted by ハジャケン at 08:42| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする