2017年04月05日

雌伏 十一

小説「新・人間革命」〉 雌伏 十一

 二十一日夜の懇談の折、山本伸一は、軽井沢支部の初代支部長・婦人部長を務めた田森寅夫と妻のタミとも語り合った。
 寅夫は、一流ホテルで修業を積んだパン職人で、心臓病で苦しんでいたタミが信心し、元気になっていく姿を目の当たりにして、一九五五年(昭和三十年)に子どもたちと一緒に入会した。念願であった店舗を購入できたことなどから、信心への確信を強くし、歓喜を胸に弘教に励んでいった。
 しかし、周囲には、学会に偏見をいだき、彼が信心することを快く思わぬ人たちが多くいた。客足も遠のいていった。
 頭を抱え込む田森たちに、学会の先輩は、確信をもって訴え、指導した。
 「日蓮大聖人は、『此の法門を申すには必ず魔出来すべし魔競はずは正法と知るべからず』(御書一〇八七ページ)と断言されている。あなたたちが、敢然と広宣流布に立ち上がったから、障魔が競い起こったんです。御書に仰せの通りではないですか。
 したがって、このまま、果敢に信心を貫いていくならば、幸福境涯を築けることは間違いない。だから決して退いてはいけません」
 当時の学会員は、大なり小なり、こうした事態に直面した。そのなかで同志は、ますます学会活動に闘魂を燃やしていった。そして、御書を拝しては、互いに励まし合ってきたのである。田森は思った。
 「大聖人は『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(同一四四八ページ)と言われている。大変な事態になればなるほど、強盛な信心を奮い起こして、ますます喜び勇んで前進していこう。今が正念場だ!」
 学会活動は御書と共にあり、生活のなかに教学があった。そこに学会の崩れぬ強さがある。思えば、それは、第二代会長の戸田城聖が、『日蓮大聖人御書全集』の刊行を成し遂げたからこそ可能となったのである。さらに、これによって、日蓮仏法の正しい法理が、広く人びとの生き方の規範として確立されるという、未曾有の歴史が開かれたのである。
posted by ハジャケン at 08:41| 山梨 ☀| 新・人間革命30-2雌伏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年4月5日

市販のトマトの糖度は4〜5度程度。だが、農業研究家の永田照喜治氏が栽培したトマトの糖度は、この2〜3倍にもなる。ブドウ並みの19度になったことも▼秘密は「スパルタ農法」にある。水と肥料を極力少なくし、トマトを“甘やかさない”。ぎりぎりの環境に置かれたトマトは、養分や水分を何とかして吸収しようと、茎や葉などあらゆるところに産毛をびっしりと生やす。その結果、吸収の効率が上がり、果実においしさが凝縮する▼過剰な栄養が与えられると、根は十分に働かなくなるという。満たされ過ぎるとうまく育たないのは、植物も人間も同じかもしれない▼作家の吉川英治氏が、ある裕福な青年に語ったことがある。「君は不幸だ。早くから美しいものを見過ぎ、美味しいものを食べ過ぎていると云う事はこんな不幸はない。喜びを喜びとして感じる感受性が薄れて行くと云う事は青年として気の毒な事だ」(『吉川英治とわたし』講談社)。池田先生は、この言葉を紹介しつつ、“恵まれすぎは不幸”“青春時代の労苦こそ宝”と、若き友に語った▼時に思い通りにならないことがあっても、腐ってはならない。努力に努力を重ねる。その中で、何ものにも動じない人格ができる。苦労の時こそ、成長と飛躍の好機である。(靖)
posted by ハジャケン at 08:39| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

陰と陽

 世間には陰・陽の作用・はたらきについて
 どちらがいいとか悪いとかいう人がある。
 こういうのは幼稚な人のいうことですね。 
 「男と女とどっちが偉いか」とは
 子供がよく出す質問でありますが、
 これと同じことで、
 どちらか一方がいいとか偉いとかというのは
 問題になりません。
posted by ハジャケン at 08:37| 山梨 ☀| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

撰時抄P271

此経を釈して云く浅は易く深は難しとは釈迦の所判なり浅を云て深に就くは丈夫の心なり―――
 撰時抄P271
posted by ハジャケン at 08:35| 山梨 ☀| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 4月5日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月5日
過去にとらわれるのではなく、
「これから」今から」今日から」――と、
つねに前に進んでいく強き一念を忘れまい。
posted by ハジャケン at 08:34| 山梨 ☀| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする