2017年04月09日

名字の言〉 2017年4月9日

120年ほど前の日本では、まだ女性に開かれていなかった新聞記者の道を、自らの努力で勝ち取った羽仁もと子さん。後年、教育家となり、ユニークな教育方針の一つとして「靴をそろえて脱ぐ自由」を強調した▼「脱いだ靴をそろえなさい」という強制ではなく、“そろえない自由”も選択肢に示し、自由の真意を考えさせたかったのだろう。自由は自分勝手とは違う。自ら考え、選択し、その結果を引き受ける責任が伴う。それゆえ、問答無用でやらされるより、成長のチャンスは大きい▼かつて、信心に消極的だった壮年部員が病を患い、失職した。気ばかり焦るが、もがくほど泥沼にはまり、生きる気力さえ失いかけた。その時、母親が優しく言った。「お題目をあげてみるかい?」▼壮年は述懐する。「いつもなら、『勤行しなさい!』と叱りつける母の言葉に“もう信心しかない”と腹が決まった」。真剣に祈る壮年に、母の涙声の唱題が重なる。その後、体調を取り戻した壮年は、再就職を果たし、今、地区部長として活躍する▼信仰や生き方は本来、本人の自由である。“これしかない”と自ら選択してこそ、真剣に自分と向き合える。強制するのではなく、背中を押してあげる。これが、人を救うということだろう。(城)
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四 恩

 我々はこの天地の中にあって、
 無量の恩恵に生きているのである。
 心地観経によれば、人に四恩が説かれている。
 第一は父母の恩、第二は衆生(しゅじょう)の恩、
 第三は国王の恩、第四は三宝の恩。
 正法念経には一に母、二に父、三に如来、
 四に説法の師の恩を挙げている。
 もとよりそれはいみじきものを挙げたのであって、
 哲学や科学の進歩はますます我々に
 万物の不可思議な因縁と
 恩義とを教えるばかりである。
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一生成仏抄P383

都て一代八万の聖教・三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとは・ゆめゆめ思ふべからず、
然れば仏教を習ふといへども心性を観ぜざれば全く生死を離るる事なきなり、
若し心外に道を求めて万行万善を修せんは譬えば貧窮(びんぐ)の日夜に隣(となり)の財(たから)を計(かぞ)へたれども半銭の得分もなきが如し、
然れば天台の釈の中には若し心を観ぜざれば重罪滅せずとて若(も)し心を観ぜざれば無量の苦行となると判ぜり、
故にかくの如きの人をば仏法を学して外道となると恥(はずか)しめられたり、爰(ここ)を以て止観(しかん)には雖(すい)学(がく)仏教・還(げん)同外見(どうげけん)と釈せり―――
 一生成仏抄P383 
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女性に贈ることば365日 4月9日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月9日
人間にとって、信用ほど大切なものはない。
信用こそが最高の財産である。
信用されない人は、いつしか、
わびしい孤独の敗北者となっていく。
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2017年04月08日

雌伏 十四

小説「新・人間革命」〉 雌伏 十四

 山本伸一は、入会三十二周年となる八月二十四日を、長野研修道場で迎えた。新しい決意で出発を誓い、真剣に勤行した。
 昼過ぎには、青年たちと自転車で周辺を回った。戸田城聖が最後の夏を過ごした地を巡ることで、在りし日の恩師を偲びたかったのである。
 伸一が研修道場に帰って来ると、ちょうど教育部(後の教育本部)の青年教育者の代表が、研修会に参加するため、バスで到着したところであった。
 メンバーは、バスの中で、「山本先生が研修道場に滞在中です」と聞かされ、喜びが弾けた。皆、研修道場の玄関前に並び、満面の笑みで伸一を迎えた。
 「皆さん、ありがとう! お会いできて嬉しい。では、一緒に記念撮影をしましょう!」
 彼は、メンバーと共にカメラに納まった。
 「私はこの通り元気です! 皆さんも創価の誇りを胸に、わが使命の道を、元気に勝ち進んでいってください。ともかく、何があっても、絶対に退転しないことです。この一点を深く心に刻んでください。広布の道を踏み外していく人を見るのが、私はいちばん辛いし、胸が痛むんです」
 この日の夕刻も、伸一は、地元の同志の家を訪問し、集った人たちと懇談した。
 翌二十五日午前、教育部のメンバーと研修道場の庭でテニスをし、激励を重ねた。
 コートは、研修会に来た人たちの思い出になるように、地元メンバーが急ごしらえしたものであった。
 このあと、伸一は、皆と一緒に勤行し、出発するメンバーを拍手で見送った。
 彼は、制約のあるなかで、どうすれば同志を励まし、勇気づけることができるか、祈りに祈り、智慧を絞った。御聖訓には「信心のこころ全ければ平等大慧の智水乾く事なし」(御書一〇七二ページ)と仰せである。
 広宣流布への強き一念と祈りがあるかぎり、いっさいの障壁を打ち砕き、必ず勝利の道を切り開いていくことができるのだ。
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名字の言〉 2017年4月8日

週末に降る雨を喜ぶ人は、そう多くはいないだろう。桜まつりなどイベントが多いこの時期だと、なおさらだ。今日・明日の予報では、全国的に“傘マーク”が目立つ▼春の雨にはいくつも異称がある。その一つが「育花雨」。花の生育を促す“恵みの雨”との意味で、仏教にまつわる故事から生まれた。4月8日に釈尊が誕生した際、仏法を守護する八竜王が喜びのあまり、「甘露の雨」を降らせて祝福したという伝説だ▼「雨は花の父母」とのことわざもある。子どもたちが、“成長”という名の花を命いっぱいに咲かせる入学シーズン。わが子の産声を聞いたその日から、励ましの陽光と慈雨を一心に注ぎ続けてきた家族の感慨は、ひとしおだろう。御書に「一には父母の恩を報ぜよ」(1527ページ)と仰せの通り、報いるべき第一の存在が父母であることを忘れたくないものだ▼未来へ続く道の途上では、花を潤す甘露のような雨もあれば、滝のように激しく若芽をたたく風雨もあるに違いない。だが、池田先生は励ましている。「それに負けずに伸びることによって、青年は使命の大輪を咲かせることができる」と▼降る雨やよし! 若人ならば、そのくらいの気概があっていい。門出の時を迎えた友に心からの声援を送りたい。(之)
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四 患

うき世の人の そらごとを あつめて
 埋(う)めてみるならば 浅くなりなん 天の川
 河東節(かとうぶし)の文句である。
 国家の重患(じゅうかん)の第一は
 偽が行われることだ。
 後漢末の碩学荀悦(じゅんえつ)の指摘する所。
 偽の なき世なりせば いかばかり 
 人の言の葉 嬉しからまし
       (「古今集」読人しらず)
 この頃の世の中も最も悪いことは
 万事偽で固めることではないか。
 その次に私曲(しきょく)と
 放埒(ほうらつ)と奢侈(しゃし)。
 荀悦はこれを国の重患としている。(申鑒)
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一生成仏抄P383

故に妙法と唱へ蓮華と読まん時は我が一念を指して妙法蓮華経と名くるぞと深く信心を発すべきなり―――
 一生成仏抄P383
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女性に贈ることば365日 4月8日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月8日
心の大地に深く根を張った人生か。
それとも人目をたえず気にして生きる人生か――。
人生の基準は、自分自身にある。
自身の胸中にこそある。
 
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2017年04月07日

名字の言〉 2017年4月7日

「KY」といえば“空気読めない”の略として、10年ほど前から若い人を中心に使われている言葉。その場の雰囲気や状況などを察することができないという、日本社会独特の否定的な表現である▼一方で、事故や災害を未然に防ぐための取り組みに「KY活動」「KY訓練」という言葉がある。この場合のKYは「危険予知」を指す。1970年代から使われ始めたというから、言葉の歴史としては、こちらの方が“先輩”だ▼例えば、事故につながりかねない危険な体験を共有する本紙の「ヒヤリハット配達員会」や、婦人部・女子部が午後10時までに帰宅することを促す「10帰運動」なども、広い意味でKY活動の一つといえるだろう▼御書に「敵と申す者はわすれさせてねらふものなり」(1185ページ)と。“これくらいは大丈夫だろう”“いつも通っている道だから”など、わずかな油断や心の隙に乗じてトラブルは忍び寄る▼事故は、日常生活の中に潜んでいるからこそ、交通ルールの順守や普段の心構えが何より大切だ。一日一日を、「必ず、やりきる」と「決意のKY」で出発し、「きょうも良かった」という「喜びのKY」で締めくくれるよう、地域で声を掛け合っていこう。15日まで、春の全国交通安全運動。(道)
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正しい形而上学 A

 そういう意床で、われわれの人生、
 生活、現実というものに真剣に取組むと、
 われわれの思想、感覚が非常に霊的になる。
 普段ぼんやりして気の付かぬことが、
 容易に気が付く。
 超現実的な直覚、これが正しい意味に於(お)ける
 形而上(けいじじょう)学というものであります。
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報恩抄P314

「法華経を讃むると雖も還て法華の心を死(ころ)す」等云云、此等をもつておもうに法華経をよみ賛歎する人人の中に無間地獄は多く有るなり、
嘉祥・慈恩すでに一乗誹謗の人ぞかし―――
 報恩抄P314 
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女性に贈ることば365日 4月7日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月7日
日々新鮮な魂で
喜び舞いゆくあなたよ!
悲しむこともなく
負けることもなく
今日も愉快に勝ち進む
あなたの名は
「幸福博士」だ
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2017年04月06日

雌伏 十二

小説「新・人間革命」〉 雌伏 十二

 田森寅夫は、歯を食いしばりながら信心を続けていくと、学校に給食のパンを卸せるようになり、また、外国人客も増えていった。さらに、大手の洋菓子店へも卸すことになり、彼の店は、軽井沢を代表する老舗のベーカリーとして評判になっていった。
 彼は、商売で実証を示すだけでなく、町の発展にも力を尽くし、地域の人びとのために献身した。そうした姿に、学会への誤解や偏見は氷解し、多くの人たちが理解者となったのである。
 山本伸一は、長野研修道場で田森夫妻と話し合うなかで、翌日、田森の店の二階にある喫茶室で、地域のメンバーの代表を招いて懇談会を開くことにしたのである。
 その席で伸一は、一九五七年(昭和三十二年)の夏、軽井沢に滞在中の戸田城聖のもとへ駆けつけた折に、恩師が語っていた言葉を紹介した。
 「戸田先生は、山紫水明なこの地を愛され、『将来、ここで夏季研修会を開きたいな』としみじみと話しておられた。ここに研修道場ができ、恩師の構想実現へ、また一歩、前進することができました。
 やがて、長野研修道場には、全国、いや全世界の同志の代表が集うようになり、いわば、広宣流布の電源の地となっていくでしょう。それだけに、この長野県に、世界模範の創価学会を創り上げてください。私も、全力で応援します」
 この日の夜、研修道場では、地元の軽井沢・中軽井沢支部合同幹部会が行われていた。
 会合の終了間際、会場に姿を現した伸一は、共に勤行した。そして、ピアノに向かい、「うれしいひなまつり」や「月の沙漠」などを次々に演奏して励ました。皆の喜びは爆発し、会場は沸き返った。
 同志は、伸一の姿を瞼に焼きつけ、“創価の師弟の大道を誇らかに歩もう”と、決意を新たにするのであった。
 いかなる権威、権力をもってしても、師弟の心の絆を断つことなど断じてできない。
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名字の言〉 2017年4月6日 名字の言〉 2017年4月6日

パイロットを夢見る少年部員が空港を訪れた。春休みを利用した“社会科見学”である▼案内役は副操縦士。鉛筆を手にした豆記者から質問が飛ぶ。飛行機の重さは? 燃料はどこに積むの? そして「パイロットになるために大切なことは?」。答えは「勉強も大事。体を鍛えるのも大事。でも一番大事なのは『親孝行』かな」。メモを取る少年の手が止まった▼父や母は最も身近な存在ゆえ、つい感謝を忘れがち。だが「当たり前」を「ありがとう」の言葉に置き換えられる心こそ、パイロットに必須の資質だという。旅客機を飛ばすために、どれほど多くの人が汗を流しているか。クルーや整備士、貨物や清掃のスタッフ、営業や旅客担当者……。「感謝の言葉は心をつなぐ。みんなの心が一つになって初めて最高の仕事もできるんだよ」と副操縦士は言った▼文豪ゲーテの至言に「感謝しなければならぬ人と出あいながら、感謝をわすれていることが、どんなにしばしばだろう」(大山定一訳)と。御書には「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(563ページ)と仰せである▼飛行機が人を運ぶ乗り物なら、言葉や声は「思い」を乗せて運ぶもの。向かう先は相手の「心」だ。感謝の気持ちも目的地に着いてこそ、である。(恭)
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正しい形而上学 @

 問題は結局われわれの直覚力に帰するので、
 やはり人間は精神を集中して
 全心全霊をなにものかに打込まなければ、
 精神も磨かれないし本当の力も発揮出来ない。
 世の中を救おうと思ったら、
 古(いにしえ)の名宰相のように
 寝ても醒めても国家のことを考え、
 民族のことを考えて、
 それに全心全霊を打込まなければ、
 本当の為政者たることは出来ないのであります。
 大衆を相手に駈(か)けずり廻(まわ)って
 演説をやっておるようなことでは、 
 この世界の危機に当って
 本当の立派な政治は出来ない。
 そのためにはどうしても
 哲学や信念を持たなければならないのであります。
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撰時抄P287

王地に生れたれば身をば随えられたてまつるやうなりとも心をば随えられたてまつるべからず―――
 撰時抄P287
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女性に贈ることば365日 4月6日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月6日
子どもが楽しく喜んで学校に通うことができるかどうかは、
最初のスタートにかかっています。
わずかの時間でも、お母さんが笑顔で送り出し、
また子どものほうから何か話しかけてきたときには、
決して面倒がらずに、しっかり耳を傾けてあげること。
それが、どれだけ子どもの心を安定させるか、計り知れません。
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2017年04月05日

雌伏 十一

小説「新・人間革命」〉 雌伏 十一

 二十一日夜の懇談の折、山本伸一は、軽井沢支部の初代支部長・婦人部長を務めた田森寅夫と妻のタミとも語り合った。
 寅夫は、一流ホテルで修業を積んだパン職人で、心臓病で苦しんでいたタミが信心し、元気になっていく姿を目の当たりにして、一九五五年(昭和三十年)に子どもたちと一緒に入会した。念願であった店舗を購入できたことなどから、信心への確信を強くし、歓喜を胸に弘教に励んでいった。
 しかし、周囲には、学会に偏見をいだき、彼が信心することを快く思わぬ人たちが多くいた。客足も遠のいていった。
 頭を抱え込む田森たちに、学会の先輩は、確信をもって訴え、指導した。
 「日蓮大聖人は、『此の法門を申すには必ず魔出来すべし魔競はずは正法と知るべからず』(御書一〇八七ページ)と断言されている。あなたたちが、敢然と広宣流布に立ち上がったから、障魔が競い起こったんです。御書に仰せの通りではないですか。
 したがって、このまま、果敢に信心を貫いていくならば、幸福境涯を築けることは間違いない。だから決して退いてはいけません」
 当時の学会員は、大なり小なり、こうした事態に直面した。そのなかで同志は、ますます学会活動に闘魂を燃やしていった。そして、御書を拝しては、互いに励まし合ってきたのである。田森は思った。
 「大聖人は『大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし』(同一四四八ページ)と言われている。大変な事態になればなるほど、強盛な信心を奮い起こして、ますます喜び勇んで前進していこう。今が正念場だ!」
 学会活動は御書と共にあり、生活のなかに教学があった。そこに学会の崩れぬ強さがある。思えば、それは、第二代会長の戸田城聖が、『日蓮大聖人御書全集』の刊行を成し遂げたからこそ可能となったのである。さらに、これによって、日蓮仏法の正しい法理が、広く人びとの生き方の規範として確立されるという、未曾有の歴史が開かれたのである。
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名字の言〉 2017年4月5日

市販のトマトの糖度は4〜5度程度。だが、農業研究家の永田照喜治氏が栽培したトマトの糖度は、この2〜3倍にもなる。ブドウ並みの19度になったことも▼秘密は「スパルタ農法」にある。水と肥料を極力少なくし、トマトを“甘やかさない”。ぎりぎりの環境に置かれたトマトは、養分や水分を何とかして吸収しようと、茎や葉などあらゆるところに産毛をびっしりと生やす。その結果、吸収の効率が上がり、果実においしさが凝縮する▼過剰な栄養が与えられると、根は十分に働かなくなるという。満たされ過ぎるとうまく育たないのは、植物も人間も同じかもしれない▼作家の吉川英治氏が、ある裕福な青年に語ったことがある。「君は不幸だ。早くから美しいものを見過ぎ、美味しいものを食べ過ぎていると云う事はこんな不幸はない。喜びを喜びとして感じる感受性が薄れて行くと云う事は青年として気の毒な事だ」(『吉川英治とわたし』講談社)。池田先生は、この言葉を紹介しつつ、“恵まれすぎは不幸”“青春時代の労苦こそ宝”と、若き友に語った▼時に思い通りにならないことがあっても、腐ってはならない。努力に努力を重ねる。その中で、何ものにも動じない人格ができる。苦労の時こそ、成長と飛躍の好機である。(靖)
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陰と陽

 世間には陰・陽の作用・はたらきについて
 どちらがいいとか悪いとかいう人がある。
 こういうのは幼稚な人のいうことですね。 
 「男と女とどっちが偉いか」とは
 子供がよく出す質問でありますが、
 これと同じことで、
 どちらか一方がいいとか偉いとかというのは
 問題になりません。
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撰時抄P271

此経を釈して云く浅は易く深は難しとは釈迦の所判なり浅を云て深に就くは丈夫の心なり―――
 撰時抄P271
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女性に贈ることば365日 4月5日

女性に贈ることば365日
 池田大作
4月5日
過去にとらわれるのではなく、
「これから」今から」今日から」――と、
つねに前に進んでいく強き一念を忘れまい。
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2017年04月04日

雌伏 十

小説「新・人間革命」〉 雌伏 十

 残暑の東京を発って二時間半、夜霧に包まれた軽井沢は肌寒かった。
 山本伸一が長野研修道場に到着すると、地元の幹部や役員など、数人が出迎えた。会長を辞任したあと、「聖教新聞」などの機関紙誌で、彼の行動が報じられることは、ほとんどなかったためか、皆、笑顔ではあったが、どことなく不安な表情をしていた。
 伸一は、同志のそんな気持ちを吹き飛ばすように、力強い声で言った。
 「私は元気だよ! さあ、出発だ!」
 師弟の天地に、師子吼が響き渡った。
 彼は、長野県長の斉田高志と握手を交わしながら語っていった。斉田は、三十七歳の青年県長であった。
 「私は、名誉会長になったということで、広布の活動を休むことも、やめてしまうこともできる。そうすれば楽になるだろう。しかし、一歩でも退く心をもつならば、もはや広宣流布に生きる創価の師弟ではない。戸田先生は、激怒されるだろう。
 地涌の菩薩の使命を自覚するならば、どんなに動きを拘束され、封じ込められようが、戦いの道はある。智慧と勇気の闘争だ。大聖人は『いまだこりず候』(御書一〇五六ページ)と言われ、いかなる迫害にも屈せず、戦い抜かれたじゃないか! みんなも、生涯、何があっても、いかなる立場、状況に追い込まれようとも、広宣流布の戦いを、信心の戦いを、決してやめてはいけないよ。私は、会員の皆さんのために戦い続けます」
 伸一の長野訪問は九日間の予定であった。
 到着翌日の二十一日は、朝から役員の青年らを激励し、昼食も草創の同志ら十人ほどと共にしながら語り合い、引き続き、小諸本部の副本部長である木林隆の家を訪問した。十一年前に出会った折に、「ぜひ、わが家へ」と言われ、そこで交わした約束を果たしたのである。
 夜もまた、地元の会員の代表と次々と会っては懇談した。対話を重ねることが、生命の大地を耕し、幸の花園をつくりだしていく。
posted by ハジャケン at 09:26| 山梨 ☁| 新・人間革命30-2雌伏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする