2017年03月28日

雌伏 四

小説「新・人間革命」〉 雌伏 四

 山本伸一は、平和友好の対話を積極的に推進していった。
 五月二十五日には、ザンビアのM・K・チーフ・マパンザ駐日大使と会談し、二十九日には、中国文芸界の指導者・周揚夫妻と語り合った。六月も、ニュージーランドのR・M・ミラー駐日大使や、ナイジェリアのB・A・T・バレワ駐日大使らと対話を広げている。
 伸一は、特に、アフリカの関係者との語らいに力を注ぐようにしていた。それは、二十一世紀は「アフリカの世紀」になるというのが、彼の信念であったからだ。また、長年、大国の植民地として支配され、貧困や飢餓に苦しんできたアフリカの平和と繁栄が約束されなければ、人類の未来はないと痛感していたからである。
 彼は、海外の要人と会談する一方で、日本の有識者とも対話を重ねていった。
 また、その間隙を縫うようにして、神奈川県横浜市の鶴見区や港北区、東京の板橋区や中央区、豊島区、小金井市、小平市など、行く先々で、共に広宣流布に汗を流してきた同志の家を訪問し、激励に努めた。
 広宣流布の師弟の心が強く結ばれていれば、いかなる嵐にも創価のスクラムは微動だにしない。そのためには胸襟を開いた対話が不可欠であり、その生命の触発が使命の自覚を促すとともに、信頼の絆を育んでいく。
 伸一は、草創の同志と会うと、決まって言うことがあった。それは、「人生は、総仕上げの時が、最も大切である」ということであった。過去にどんなに活躍し、栄光の歴史を残したとしても、晩年になって退転してしまえば、結局は敗北の人生となってしまう。
 日蓮大聖人は、「譬えば鎌倉より京へは十二日の道なり、それを十一日余り歩をはこ(運)びて今一日に成りて歩をさしをきては何として都の月をば詠め候べき」(御書一四四〇ページ)と仰せである。
 「生涯求道」「生涯挑戦」「生涯闘争」の精神を持ち続けていくなかにこそ、三世永遠にわたる燦然たる生命の勝利がある。
posted by ハジャケン at 09:05| 山梨 ☁| 新・人間革命30-2雌伏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年3月28日

地域の俳句会で「春の季語」を学んだことがある。梅や桜は言わずもがなとして、驚いたのは「凧」である▼正月に揚げるイメージから、冬の風物詩とばかり思っていた。そもそもは江戸時代に春の行事として流行したものらしい。凧のほかに風車、風船、石鹼玉も春の季語に入るそうだ。いずれも「風」と遊ぶ玩具である。暖かさを増した風に誘われ、子どもたちが外遊びに興じるのどかな光景に、昔の人々は春の訪れを重ねたのだろう▼季節の移ろう日本では、風の変化を鋭敏に読み取る感性が磨かれるのかもしれない。「風」の語が、自然現象にとどまらず、「世の動き」「形勢」等の意味で使われるのも興味深い▼同じ「風」でも捉え方は人それぞれ。少々の「向かい風」に怯む人もいれば、鳥や飛行機のように飛翔の好機とする人もいる。向かい風であれ、追い風であれ、生かせるかどうかは自分次第。どうせなら風を利用して勢いづけたい。仏典に登場する伝説上の虫「求羅」は大風に吹かれるほど、その身が倍増するという▼ブラジルの作家ベリッシモいわく「変化の突風が吹く時、防壁を立てる人もいれば、風車を創る人もいる」と。“攻め”の姿勢こそ、あらゆる風を楽しむための急所に違いない。信仰者とは「戦う人」の異名である。(之)
posted by ハジャケン at 09:03| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すべては志

 頭が悪いから勉強が出来ぬなどと考えることが間違いで、
 志が一度立てば、
 頭の悪いことぐらい問題ではないのであります。
 昔から立派な仕事を成し遂げた人で
 頭の悪い人が随分おります。
 なまじっか頭が良いと、
 却って安心して怠け者になったり、
 脱線したりする場合が多い。
 頭の悪い者が努力して、勉強して、
 たたき上げたというのは立派なものであります。
 書でも、書才というか器用な人の書は、
 筆先でごまかすために軽薄なものが多い。
 しかし才能のないものが
 一所懸命習いこんだ字というものは、
 何とも言いようのない味を持っております。
posted by ハジャケン at 09:01| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋元御書P1072

世間の学匠は法華経に余行を雑(まじ)えても苦しからずと思へり、日蓮も・さこそ思い候へども経文は爾(しか)らず―――
 秋元御書P1072
posted by ハジャケン at 09:00| 山梨 ☁| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 3月28日

女性に贈ることば365日
 池田大作
3月28日
知恵は慈悲から生まれる。
慈悲は勇気から生まれる。
勇気が慈悲に通じ、
さらに知恵に通ずるのだ。
posted by ハジャケン at 08:59| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする