2017年03月23日

大山68 完

小説「新・人間革命」〉 大山 六十八

 漆黒の空が、次第に紫に変わり、うっすらと半島の稜線を浮かび上がらせる。やがて金の光が東の空に走り、海はキラキラと輝き、さわやかな五月の朝が明ける。
 五月五日、山本伸一は、神奈川文化会館から、夜明けの海を見ていた。この日は、「こどもの日」で国民の祝日であり、また、「創価学会後継者の日」である。
 伸一は、神奈川の幹部から、クルーザーを所有する地元の学会員の方が、横浜港周辺を案内したいと言ってくれていると聞き、三十分ほど、乗せてもらうことにした。船の名は「二十一世紀」号である。
 海から見た神奈川文化会館もまた、すばらしかった。この海は太平洋につながっているのだと思うと、二十一世紀の世界広布の大海原が見える気がした。彼の胸は躍った。
 伸一は、前日の四日には、神奈川県の功労者の代表と懇談し、この五日も、草創の向島支部、城東支部の代表からなる向島会、城東会のメンバーと語り合い、敢闘の労をねぎらった。功労者を中心とした伸一の激励の車輪は、既に勢いよく回転を開始していたのだ。
 彼は、できることなら、二十一世紀を担う後継の青年部、未来部の集いにも出席し、全精魂を注いで励ましたかった。また、神奈川文化会館の前にある山下公園には、連日、多くの学会員が集って来た。そうした同志と会合をもち、力の限り、讃えたかった。しかし、今、それは許されなかった。
 “ならば、未来、永遠にわたる創価の魂を、後継の弟子たちに形として残そう!”
 この日、彼は、広宣流布の師匠・戸田城聖の真正の弟子として、わが誓いを筆に託して、一気呵成に認めた。
 「正義」――その右下には、「われ一人正義の旗持つ也」と記した。
 “いよいよ本当の勝負だ! いかなる立場になろうが、私は断じて戦う。たった一人になっても。師弟不二の心で断固として勝利してみせる。正義とは、どこまでも広宣流布の大道を進み抜くことだ!” (この章終わり)
posted by ハジャケン at 09:12| 山梨 ☁| 新・人間革命30-1 大山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年3月23日

全国のトップを切って、東京でサクラの開花が発表された(21日)。標本木の花が5、6輪以上咲いた時に宣言される。3月中の寒の戻りなどによって花芽の生育が多少遅れることもあるが、これから順次、“桜前線”が列島を駆け抜ける▼前年の夏に形成されるサクラの花芽。それ以降は新たに形成されることはなく、季節が移り変わる中で、休眠→休眠打破→生成と進む。これは四季の豊かな日本などで進化した種ならではのもの。江戸時代の『農業全書』にも「本朝の名木なれば、子を取り置きて必ずうゆべし」と特筆される▼日蓮大聖人は「さくらはをもしろき物・木の中よりさきいづ」(御書1492ページ)と。ゴツゴツとした木から、美しい花が咲き出ずる桜をたとえに、凡夫の心からも、最極の仏の生命を涌現できると仰せだ▼池田先生の桜への思いも深い。会長辞任直後の5月3日の模様が、小説『新・人間革命』につづられている。山本伸一は、万感の思いを込めて「大桜」と揮毫を。脇書には「わが友の功徳満開たれと祈りつつ」としたためた▼爛漫の桜は、広布と人生の勝利の象徴にふさわしい。東京の開花が全国で最も早かったのは2008年以来、9年ぶり。広布の本陣・東京から“友情の対話前線”を大きく広げよう。(由)
posted by ハジャケン at 09:09| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

道を学ぶ

 やはり人間に大事なことは、
 真人間になるということです。
 真人間になるためには学ばなければいけない。
 人間の人間たる値打は、古今の歴史を通じて、
 幾多の聖賢が伝えてくれておる道を学ぶところにある、
 教を聞くところにある。
 これを措(お)いて頼り得るものはない。
 イデオロギーも法律も、科学も技術も、
 長い目で見ると、何が何だかわかるものではない。
posted by ハジャケン at 09:07| 山梨 ☁| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

総勘文抄P570

此くの如く自在なる自行の行を捨て跡形も有らざる無明(むみょう)妄想(もうそう)なる僻(ひが)思(おもい)の心に住して三世の諸仏の教訓に背(そむ)き奉れば
冥(くら)きより冥きに入り永く仏法に背くこと悲しむ可く悲しむ可し―――
 総勘文抄P570 
posted by ハジャケン at 09:06| 山梨 ☁| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 3月23日

女性に贈ることば365日
 池田大作
3月23日
意欲的に社会生活に参加している人は、
年齢よりはるかに若々しい。また、
ささいなことにも感謝の心をもてる人、
人のために尽くそうとする人は、
すがすがしく若々しい。
posted by ハジャケン at 09:05| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする