2017年03月22日

大山67

小説「新・人間革命」〉 大山 六十七

 山本伸一が峯子と共に、車で創価大学を出発したのは午後五時半であった。彼は学会本部へは戻らず、横浜の神奈川文化会館へ向かった。世界につながる横浜の海から、新しい世界広宣流布の戦いを、真の師弟の戦いを起こそうと、心に決めていたのである。
 横浜に到着したのは午後七時であり、既に夜の帳に包まれていた。神奈川文化会館の一室から海を眺めた。眼下に、係留・保存されている貨客船の氷川丸が見えた。竣工は一九三〇年(昭和五年)、学会創立の年である。
 学会は、以来、「七つの鐘」を打ち鳴らし、今また、大航海を開始するのだ。
 伸一は、ようやく一息つけた気がした。
 側近の幹部が、「今朝の新聞に先生のお名前が出ておりました」と教えてくれた。
 それは、「読売新聞」がアメリカのギャラップ世論調査所と提携して実施した日米両国の生活意識調査の結果で、日本国民が選んだ「最も尊敬する有名な日本人」の上位二十人の第六位に、伸一の名が挙がっていた。吉田茂、野口英世、二宮尊徳、福沢諭吉、そして昭和天皇に続いて山本伸一となっている。
 「現存する民間人では第一位ですし、宗教界ではただ一人です」という。伸一は、この劇的な一日を振り返ると、不思議な気がした。さらに同志の大きな期待と懸命な応援のようにも感じた。
 三週間前、故・周恩来の夫人であるケ穎超に、会長辞任の意向を伝えた時、彼女が「人民の支持がある限り、辞めてはいけません」と語っていたことが思い返された。“人びとの期待に報いよ! 信義に報いよ! 戦い続けよ!”との励ましであったにちがいない。
 “いかなる立場になろうが、私は戦い続ける! いよいよわが本門の戦いが始まる!”
 彼は、ここでも筆を執り、「共戦」と認めた。
 そして、“弟子よ。われと共に起て!”と心で叫びながら、脇書に、こう記した。
 「五十四年 五月三日夜 生涯にわたり われ広布を 不動の心にて 決意あり 真実の同志あるを 信じつつ 合掌」
posted by ハジャケン at 08:38| 山梨 ☔| 新・人間革命30-1 大山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年3月22日

街や駅構内など、至る所で見かける“黄色い道しるべ”。この点字ブロック第1号が岡山市に敷設されてから、今月で50周年を迎えた▼考案者は同市の実業家で、発明家としても活動していた三宅精一氏。きっかけは路上で遭遇した、ある出来事だった。道路を横断する一人の視覚障がい者。そのすぐ横を、自動車が勢いよく走り去った。一歩間違えれば大惨事だ。視覚障がい者が街を安全に歩くためにはどうすればいいか――氏は真剣に考え始めた▼ヒントは、目が不自由な友人の“コケと土の境は、靴を通して分かる”との一言だったという。ここから、地面に突起物を配置し、足元から危険を知らせることを発案する。当事者の意見を丹念に聞き、形状・配列・寸法などを工夫。試行錯誤の末、完成にこぎ着けた。その後、全国で需要が拡大。点字ブロックは現在、世界の多くの国々でも活用される▼かつて戸田先生は「その人のためにどうしてあげたらいいか。その慈悲から、一つ一つ具体的な智慧が生まれる」と教えた。人生の万般に通じる視点であろう▼「目の前の一人を救いたい」との深い祈りから、無限の知恵が湧く。人生の岐路で道に迷い、悩む友がいるならば、その足元を励ましの光で照らし、共に一歩を踏み出したい。(値)
posted by ハジャケン at 08:35| 山梨 ☔| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鼠と人間 B

 人間も鼠もこの点全く変ることはない。
 そして高等動物ほど、まして人間は、
 自己保存と進歩向上の必須条件として、
 独り在ることの自由と静寂とを要する。
 現代人は段々「独」を失い、群に混じ、
 その反面、 救いをLSDの様な幻覚剤に求めて、
 それから生ずる恐るべき幻覚を愛して、
 そこから所謂(いわゆる)
 サイケデリック文芸を作ろうとさえしている。
 日本国民よ、世紀末的頽廃(たいはい)より
 まず自己を救え。
posted by ハジャケン at 08:33| 山梨 ☔| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小乗大乗分別抄P525

世間の罪よりも仏法の失に依って無間地獄に堕つる者・数をしらず―――
 小乗大乗分別抄P525 
posted by ハジャケン at 08:32| 山梨 ☔| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 3月22日

女性に贈ることば365日
 池田大作
3月22日
部屋を片付けないと「なんて、だらしのない子!」と言う。
言うたびに、そういう否定的な自画像が子どもに刷りこまれてしまう場合がある。
むしろ、「あなたなら、きれいにできるよ」
と励ましてあげたい。
posted by ハジャケン at 08:31| 山梨 ☔| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする