2017年03月20日

大山65

小説「新・人間革命」〉 大山 六十五

 山本伸一のあいさつに与えられた時間は、十分にも満たなかった。
 これまで本部総会では、伸一から広宣流布の遠大な未来構想や希望の指針が示され、また、社会、世界の直面するテーマに対して解決の方途を示す提言が発表されることも少なくなかった。さらに、参加者と一対一で対話するような、ユーモアを交えた心和む話に、皆は時に安堵し、時に大笑いしながら、新しい前進への決意を固め合ってきた。しかし、そんな心の触れ合いもない、あまりにも形式的な総会になっていた。
 伸一のあいさつに続いて、法主・日達の特別講演があり、新理事長の森川一正、新会長の十条潔のあいさつと進んだ。
 十条は、これまで三代の会長が築いてきた盤石な基盤のうえに、安定と継続、そして着実な発展を図っていきたいと抱負を語った。
 総会は型通りに終わった。
 この時、狂ったように学会を誹謗し、信徒支配を狙っていた宗門の悪僧や、背後で暗躍した邪智のペテン師らは、“計画通りだ。これでよし!”と、ほくそ笑んでいたにちがいない。伸一には、妬みと欲望の虜となった、その滅びゆく実像がよく見えていた。
 彼が体育館を出て渡り廊下を歩いていると、幼子を背負った婦人など、広場にいた数人の人たちが伸一の姿に気づき、「先生! 先生!」と叫び、広場の手すりまで駆け寄って来た。本部総会の参加者ではない。一目でも会いたいと、外でずっと待っていたのであろう。その目には涙が光っていた。
 伸一は大きく手を振った。
 「ありがとう! お元気で!」
 一瞬の出会いであった。しかし、そこには何があっても変わらぬ、深い魂の結合があった。創価学会の真実の絆があった。
 “これから、こういう尊い方々を、本当に善良な仏子を、誰が守っていくのか! 誰が幸福にしていくのか! 私は、必ず守り抜いてみせる!”
 伸一は、会員厳護の決意を新たにした。
posted by ハジャケン at 08:40| 山梨 ☀| 最近の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年3月20日

取材の帰り道、激しい雨に降られた。次の予定が気になりつつも雨宿り。雨脚が弱まり、ふと空を見上げると、空には見事な虹が。慌ただしい日常にあって胸のすく思いがした▼虹は、太陽の光が雨粒の中で反射・屈折することでできる。雨が降っても、空が雲におおわれていれば、虹は出ない。虹が現れるには、太陽の光が差し込んでくることが必要なのだ▼進学・就職の季節。なかには志望とは異なる道に進む人がいるかもしれない。だが雨の中でも、ひとたび光が差し込めば、虹は生まれる。その光こそ、腐らず、焦らず、前進し続ける「負けじ魂」ではないだろうか▼壮年の夢は「世界に羽ばたくこと」だった。4畳半一間で家族6人が暮らす貧乏のどん底。家計を支えるため、大学も中退した。それでも夢を諦めなかった。発電設備関連の仕事に携わる中で、工夫を重ね、数々の特許を取得。その実績が高く評価され、昨年、ネパール工科大学の客員教授に迎えられた▼日蓮大聖人は、たび重なる困難を乗り越えた門下の四条金吾を「極めて負けじ魂の人」(御書986ページ、通解)とたたえた。自らが目指す山々への途上には、厳しい嵐の日もあろうが、やまない雨はない。「負けじ魂」を燃やして前進する人生に、燦然たる勝利の虹は輝く。(芯)
posted by ハジャケン at 08:38| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鼠と人間 @

 現代は恐るべき巨大都市・過密市民と
 群衆妄動(もうどう)の時代になって来た。
 人間は群衆の中に居るというだけで、
 一種不可抗的なものを感ずるようになり、
 独りの時なら決してそんなには考えも行いもせぬことを、
 群衆に混ずると、突風に捲(ま)かれた木の葉の様に、
 忽(たちま)ち野蛮人の群と化してしまう。
 一時の現象・一片のスローガンに昂奮(こうふん)して、
 何をしでかすか分からぬことは
 社会学者の説明する通りである。
posted by ハジャケン at 08:36| 山梨 ☀| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

法華取要抄P335

諸病の中には法華経を謗ずるが第一の重病なり、諸楽の中には南無妙法蓮華経は第一の良薬なり―――
 法華取要抄P335
posted by ハジャケン at 08:35| 山梨 ☀| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 3月20日

女性に贈ることば365日
 池田大作
3月20日
家庭がつねに明るく健康であるためには、
たゆまざる価値創造が必要だと思う。
一曲の音楽が、家庭を楽しい音楽会場にもするし、
子どもの描いた一枚の絵が、
家庭を美しい展覧会場にもする。
posted by ハジャケン at 08:33| 山梨 ☀| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする