2017年03月16日

大山62

小説「新・人間革命」〉 大山 六十二

 この日の総会には、いつもの学会の会合に見られる、あの弾けるような生命の躍動も歓喜もなかった。広がる青空とは裏腹に、暗鬱な雲が皆の心を覆っていた。
 運営にあたる幹部らは、僧たちを刺激するまいと、腫れ物に触るように、彼らの顔色に一喜一憂していた。
 開会前には、青年部の幹部から、山本伸一の入場や登壇の折に、声をかけたり、歓声をあげて拍手をしたりすることのないように徹底された。それを聞いた伸一は、修羅に怯えるかのような、その心根が悲しかった。
 伸一が、会場である体育館の壇上に姿を見せた。皆、大拍手で迎えたい気持ちを抑え、黙って熱い視線を彼に注いだ。
 「開会の辞」で幕を開けた総会は、「“七つの鐘”の総仕上げと未来への展望」、青年部と教学部の「代表抱負」と進んだ。
 どの登壇者も、伸一の第三代会長としての奮闘や事績に触れることを、あえて避けていた。後に、ある婦人は、この総会を振り返って、こう怒りをあらわにして語っていた。
 「山本先生は、十九年間、私たちのために走り抜いてこられた。どうして誰も、『今日の広宣流布の大発展は、山本先生のおかげです』と言えないんですか!」
 次いで「名誉会長あいさつ」となり、伸一が登壇した。ためらうような、まばらな拍手が起こった。参加者から見て壇上右側の大半を僧たちが占めている。“衣の権威”の監視下に置かれたような、重苦しい雰囲気が支配していた。しかし、伸一を見詰める参加者の目は真剣そのものであった。声に出して叫びたい思いを抑えに抑えている健気な同志の心が、彼には、びんびんと伝わってくる。
 “大丈夫だ! いよいよこれからだよ”と心で語りかけながら場内を見渡し、にっこりと微笑み、一礼した。そこには、いつもと変わらぬ伸一がいた。「師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書一一九〇ページ)である。伸一は、今こそ、一人ひとりが師子のごとく、強くなってもらいたかった。
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名字の言〉 2017年3月16日

「あの人、どうしてあんなに元気なんだろう」。近所で話題の壮年部員は102歳。秘訣を伺うと「毎日、人に会うこと」と教えてくれた▼道端で、公園で、スーパーで。出会った人と気さくに話すと、実年齢との差に驚かれることがちょっとうれしい、と笑顔皺が▼先日、名古屋市内で行われた聖教文化講演会。日本認知症学会の認定専門医・指導医である脳神経外科医の奥村歩氏は「“リアルの質感”が大切」と語った。ITが発達した現代では、家から出なくても、大半のことはパソコンやスマートフォンで済んでしまう。しかし、それでは刺激が「視覚」に偏る。そんな生活を続ければ“脳がなまってしまう”と▼脳を健やかに保つには、「五感」をバランスよく刺激すること。例えば、読書で本を持ち、紙に触れる。メモを手書きで取る。でこぼこ道を歩く。森林で草や木の香りを楽しむ。この“実感”が脳の老化を防ぎ、認知症になりにくくするという。とりわけ、外に出て積極的に人に会うことを氏は推奨する▼友のもとへ歩いていく。顔を見ておしゃべりをする。幸福を祈りつつ手紙を書く――人と関わる学会活動もまた、脳を若々しく保つ行動にほかならない。出会いの春。身も心も生き生きと前進したい。(靖)
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治部房御返事P1426

日蓮が法華経を弘通し候を上一人より下万民に至るまで御あだみ候故に、一切の神を敬ひ一切の仏を御供養候へども其の功徳還って大悪となり、
やいとの還って悪癒となるが如く薬の還って毒となるが如し―――
 治部房御返事P1426
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女性に贈ることば365日 3月16日

女性に贈ることば
  365日
 池田大作
3月16日
師弟というのは、師匠に弟子が仕えきっていくことだ。
弟子が力をつけ、立派になり、偉くなって、
師匠にお応えするのだ。
そして師匠に勝利を報告するのだ。
posted by ハジャケン at 08:52| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする