2017年06月25日

名字の言〉 2017年6月25日

埼玉の会合でのこと。7年前に引っ越してきた婦人が「さんふらわあ7」号で神奈川文化会館へ行った思い出を話し始めた。1980年、池田先生のいる神奈川を目指した、四国の友の“求道の航海”である。“海なし県”のわが地区に、そんな人がいたとは――皆が驚きの表情に▼婦人は、義兄に「代わりに行ってほしい」と頼まれ、歴史的な航海に加わったのだという。覚えているのは、船中、悪天候でカレーライスの皿が右に左に滑ったこと。横浜港で池田先生の姿が見えると皆が一斉に走りだし、船がひっくり返るのではと心配したこと――▼「今、元気で娘と一緒に暮らすことができ、これ以上の功徳はありません。あの時、断らずに、素直に参加したことが良かったのだと思います」。85歳を迎える婦人は、しみじみと語っていた▼御書に「道のとをきに心ざしのあらわるるにや」(1223ページ)と。距離をいとわない志とともに、強い求道心をたたえられている▼「いざ鎌倉」という言葉があるが、ここぞという時は、何をおいても焦点の地に駆け付ける。万一、自分が行けずとも、「できることはある」と祈り、素早く手を打つべき時がある。この、時を逃さない真っ直ぐな行動が広布を開き、大功徳を積みゆくことを確信したい。(道)
posted by ハジャケン at 09:46| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

理想像

 人間像、理想像とかいうものは血が通っておらなければならない。
 血が通っているということは、
 自分の生命をぶち込んでいるということです。
 その意味において我われの理想像とか人間像とかいうものは、
 必ず誰かに感激し、私淑(ししゅく)する
 ということにならなければだめだ。
 書物の上ではだめである。
 子供を本当に教育しようと思ったら、
 子供に理想像を持たさなければならない。
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諸法実相抄P1362

まことに宿縁のをふところ予が弟子となり給う―――
諸法実相抄P1362
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女性に贈ることば365日 6月25日

女性に贈ることば365日
 池田大作
6月25日
奥深い人生の山や谷に、
汗を流して分け入っていかなければ、
幸福のダイヤモンドは採掘できない。
賑やかな街で遊び、
楽をしているばかりでは、
決して幸福のダイヤモンドを磨くこともできない。


posted by ハジャケン at 09:42| 山梨 ☁| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

雄飛 九

小説「新・人間革命」〉 雄飛 九

 四月二十五日、山本伸一を団長とする訪中団一行は、北京を発ち、空路、広東省の省都・広州市を経て、桂林市を訪ねた。
 翌日、車で楊堤へ出て、煙雨のなか、徒歩で漓江のほとりの船着き場に向かった。霧雨の竹林を抜けると、河原にいた子どもたちが近寄ってきた。そのなかに天秤棒を担いで、薬を売りにきていた二人の少女がいた。
 彼女たちは、道行く人に、「薬はなんでもそろっていますよ。お好きなものをどうぞ」と呼びかけている。
 質素な服に、飾り気のないお下げ髪である。澄んだ瞳が印象的であった。
 伸一は、微笑みながら、自分の額を指さして、「それでは、すみませんが、頭の良くなる薬はありませんか?」と尋ねた。少女の一人が、まったく動じる様子もなく答えた。
 「あっ、その薬なら、たった今、売り切れてしまいました」
 そして、ニッコリと笑みを浮かべた。
 見事な機転である。どっと笑いが弾けた。
 伸一は、肩をすくめて言った。
 「それは、私たちの頭にとって、大変に残念なことです」
 彼は、妻の峯子と、お土産として、少女たちから塗り薬などの薬を買った。
 少女の機転は、薬を売りながら、やりとりを通して磨かれていったものかもしれない。
 子どもは、社会の大切な宝であり、未来を映す鏡である。伸一は、子どもたちが、大地に根を張るように、強く、たくましく育っている姿に、二十一世紀の希望を見る思いがした。そして、この子らのためにも、教育・文化の交流に、さらに力を注ごうと決意を新たにしたのである。
 一行は、桂林市の副市長らに案内されながら、楊堤から漓江の下流にある陽朔まで約二時間半、船上で対話の花を咲かせた。
 「江は青羅帯を作し、山は碧玉篸の如し」(注)と謳われた桂林の景観である。川の両側には、屛風のように奇岩が連なる。白いベールに包まれた雨の仙境を船は進んだ。
 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 『続国訳漢文大成 文学部第九巻 韓退之詩集 下巻』東洋文化協会=現代表記に改めた。 
posted by ハジャケン at 14:45| 山梨 ☁| 新・人間革命 30-3雄飛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雄飛 九

小説「新・人間革命」〉 雄飛 九

 四月二十五日、山本伸一を団長とする訪中団一行は、北京を発ち、空路、広東省の省都・広州市を経て、桂林市を訪ねた。
 翌日、車で楊堤へ出て、煙雨のなか、徒歩で漓江のほとりの船着き場に向かった。霧雨の竹林を抜けると、河原にいた子どもたちが近寄ってきた。そのなかに天秤棒を担いで、薬を売りにきていた二人の少女がいた。
 彼女たちは、道行く人に、「薬はなんでもそろっていますよ。お好きなものをどうぞ」と呼びかけている。
 質素な服に、飾り気のないお下げ髪である。澄んだ瞳が印象的であった。
 伸一は、微笑みながら、自分の額を指さして、「それでは、すみませんが、頭の良くなる薬はありませんか?」と尋ねた。少女の一人が、まったく動じる様子もなく答えた。
 「あっ、その薬なら、たった今、売り切れてしまいました」
 そして、ニッコリと笑みを浮かべた。
 見事な機転である。どっと笑いが弾けた。
 伸一は、肩をすくめて言った。
 「それは、私たちの頭にとって、大変に残念なことです」
 彼は、妻の峯子と、お土産として、少女たちから塗り薬などの薬を買った。
 少女の機転は、薬を売りながら、やりとりを通して磨かれていったものかもしれない。
 子どもは、社会の大切な宝であり、未来を映す鏡である。伸一は、子どもたちが、大地に根を張るように、強く、たくましく育っている姿に、二十一世紀の希望を見る思いがした。そして、この子らのためにも、教育・文化の交流に、さらに力を注ごうと決意を新たにしたのである。
 一行は、桂林市の副市長らに案内されながら、楊堤から漓江の下流にある陽朔まで約二時間半、船上で対話の花を咲かせた。
 「江は青羅帯を作し、山は碧玉篸の如し」(注)と謳われた桂林の景観である。川の両側には、屛風のように奇岩が連なる。白いベールに包まれた雨の仙境を船は進んだ。
 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 『続国訳漢文大成 文学部第九巻 韓退之詩集 下巻』東洋文化協会=現代表記に改めた。 
posted by ハジャケン at 09:40| 山梨 ☀| 新・人間革命 30-3雄飛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年6月24日

王貞治氏が756号ホームランを放ち、「世界記録」を更新してから今年で40周年を迎える。先日行われた東京ドームでの巨人―ソフトバンク戦では、佳節を記念した企画を開催。あらためて偉業への称賛が送られた▼現役時代の王氏が「真剣」を振り、練習に生かしていたことは有名な話。打撃の際には、バットが球の中心に向かって切り進んでいき、球の向こうまで通り抜けるイメージを持っていたという。この鍛錬が球を捉える精度を上げ、一本足打法に磨きをかけた▼その上で、数々のホームランを振り返り「一本たりとも同じ打ち方をしたことはない」と述べる。打撃とは、対する投手も違えば球種もコースも違う一期一会の世界。「初めて出会う球に、ひと振り、ひと振り、新たな気持ちで立ち向かってきた。残った数字はその結果である」と(『もっと遠くへ』日本経済新聞出版社)▼私たちが地域広布の現場で出会う人々も実に多様だ。置かれた環境も抱えている課題も人それぞれ。納得と共感を広げるのに必要なのは、相手が求めるものに応える“真剣さ”以外にない▼深き祈りで一念を磨き、友の心の“芯”を捉える対話で学会の正義を語り抜きたい。一人、また一人と味方を増やす先に、広布拡大の新記録が生まれよう。(値)
posted by ハジャケン at 09:38| 山梨 ☀| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

敬の対象

 父親というものは子供に対して
 あまり口やかましく言わぬほうがよい。
 それは母親の役目であって、
 それよりもまず父親は子供の敬の対象、
 理想像になってやらなければならない。
 理想像として子供のイメージを壊さぬような、
 また子供が自らにして敬の心を抱くような、
 そういう態度、言葉、振る舞いがより大事であり、
 必要なのであります。
posted by ハジャケン at 09:36| 山梨 ☀| 安岡正篤 一日一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

諸法実相抄P1360

ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給うべし―――
 諸法実相抄P1360
posted by ハジャケン at 09:34| 山梨 ☀| 御書を読もう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性に贈ることば365日 6月24日

女性に贈ることば365日
 池田大作
6月24日
雨の日には雨を楽しみ、
風の日には風の声に耳を傾ける。
困っている人を見たら、
すぐに体が動いていく。
そうした人生の詩を生きるお母さんの姿は、
言葉以上に豊かに子どもたちの心を育むに違いない。


posted by ハジャケン at 09:33| 山梨 ☀| 女性に贈ることば365日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

雄飛 八

小説「新・人間革命」〉 雄飛 八

 山本伸一との語らいで華国鋒主席は、十億を超える中国人民の衣食住の確保、とりわけ食糧問題が深刻な課題であるとし、まず国民経済の基礎になる農業の確立に力を注ぎたいと述べた。農民の生活が向上していけば、市場の購買力は高まり、それが工業発展の力にもなるからだという。
 その言葉から、膨大な数の人民の暮らしを必死に守り、活路を見いだそうとする中国首脳の苦悩を、伸一は、あらためて実感した。
 政治は、現実である。そこには、人びとの生活がかかっている。足元を見すえぬ理想論は空想にすぎない。現実の地道な改善、向上が図られてこそ、人びとの支持もある。
 また、伸一は、革命が成就すると官僚化が定着し、人民との分離が生じてしまうことについて意見を求めた。
 華主席は、官僚主義の改革こそ、「四つの現代化」を進めるうえで重要な課題であるとし、そのために、「役人への教育」「機構改革」「人民による監督」が必要であると語った。
 指導的な立場にある人が、「民衆のため」という目的を忘れ、保身に走るならば、いかなる組織も硬直化した官僚主義に陥っていく。
 ゆえに、リーダーは、常に組織の第一線に立ち、民衆のなかで生き、共に走り、共に汗を流していくことである。また、常に、「なんのため」という原点に立ち返り、自らを見詰め、律していく人間革命が不可欠となる。
 華主席は、五月末に訪日する予定であった。語らいでは、日中友好の“金の橋”を堅固にしていくことの重要性も確認された。
 この北京では、創価大学で学び、今春、帰国した女子留学生とも語り合った。
 「今」という時は二度とかえらない。ゆえに伸一は、一瞬たりとも時を逃すまいと決め、一人でも多くの人と会い、対話し、励まし、友好を結び、深めることに全精魂を注いだ。
 文豪トルストイは記している。
 「重要なことは、何よりもまず、今、自分が置かれた状況にあって、最高の方法で、現在という時を生きることである」(注)
 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 『レフ・トルストイ全集第69巻』テラ出版社(ロシア語)
posted by ハジャケン at 09:23| 山梨 ☁| 新・人間革命 30-3雄飛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名字の言〉 2017年6月23日

強き一念の大切さを伝える、豊臣秀吉の“三日普請”の故事がある。吉川英治が『新書太閤記(二)』(講談社)に描いた▼織田信長の居城・清洲城の壁が、暴風雨で崩れた時のこと。藤吉郎(秀吉)が修復工事を行う普請奉行になった。が、前任の奉行が横やりを入れ、棟梁らは怠けてばかり。工事は遅々として進まない▼そんな中、藤吉郎は職人たちに、国が滅びる惨めさを語り、切々と訴える。「国の興亡は、実はお城にあるわけじゃない(中略)お前らの中にあるのだ」。そして、自ら泥まみれになり、死に物狂いで働いた。彼の熱誠が、皆を総立ちにさせる。その結果、わずか3日で城壁を修復した▼真の団結を生む鍵は何か。池田先生は「自ら『一人立つ』ことである」と明言している。自分が全責任を担い、自分が先頭に立って動き、語り、汗を流す。その真剣さに感化され、人々は続いていく。逆に、心の片隅のどこかで誰かを当てにしていれば、物事は停滞しがち。停滞が始まれば、転落へは一瞬である。わずかな一念の差が、勝敗を大きく決するのだ▼御書に「軍には大将軍を魂とす」(1219ページ)と。いよいよ「師弟の月」7月へ、わが地域に民衆の勝利城を築くのは誰か――。人ではない。自分である。(誠)
posted by ハジャケン at 09:18| 山梨 ☁| 名字の言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする